待望のトヨタ ランドクルーザー300(ランクル300)の再販を心待ちにしている方が非常に多いのではないでしょうか。ランクル300の受注再開に関する最新情報をはじめ、「ランクル300の再販は受注再開しないのではないか」という噂や、受注停止がいつまで続くのか、そして正式な受注再開はいつになるのか、多くの情報が錯綜しています。
また、新型のマイナーチェンジの予約は可能なのか、新車価格やランドクルーザー300の乗り出し価格はいくらですか?という具体的な費用、さらには結局ランクル300は何年待ちになるのか、中古市場の動向まで、購入を検討する上で知りたいことは尽きません。
特に、ランクル300はディーゼルとガソリンどっちが良いのかという選択は、多くの方が悩むポイントです。この記事では、それらの疑問に一つひとつ丁寧にお答えし、2025年最新の情報を網羅的に解説します。
この記事で分かること
- ランクル300の最新の受注再開状況と今後の見通し
- グレード別の詳細な新車価格と乗り出し価格の目安
- ディーゼルとガソリンモデルのメリット・デメリットと比較
- 最新の納期情報と中古車市場の価格動向
ランクル300の再販の最新情報と今後の見通し

車の広場:イメージ
- ランクル300の受注再開に関する最新情報
- ランクル300 再販は受注再開しないという噂
- ランクル300 再販の受注再開はいつから?
- ランクル300の受注停止はいつまで続くのか
- 結局、ランクル300は何年待ちになるのか
ランクル300の受注再開に関する最新情報

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結論として、長らく停止していたランドクルーザー300の新規受注は、2025年6月下旬からディーゼルモデルに限り、一部の正規販売店で限定的に再開されています。
トヨタの公式サイトでは「ガソリン車は受注停止継続」と明記しつつ、広報がメディアに対して「ディーゼルは注文可能」と回答したことで明らかになりました。ただし、これは全国一斉の公式リリースではなく、各ディーラーに少数の枠が割り当てられる形での、いわば「静かな再開」です。
現在の主な特徴は以下の通りです。
受注再開の現状
受注可能なのはディーゼルのZXおよびGR SPORTが中心です。ガソリンモデルは見積もりシミュレーションも停止したままで、受注再開の目処は立っていません。供給台数は依然として非常に限られており、販売店側で抽選を行ったり、既存顧客を優先したりするケースが確認されています。
また、転売対策も継続して強化されており、購入時に一定期間の転売を禁止する誓約書への署名などが求められます。このように、受注は一部再開されたものの、誰でも簡単に購入できる状況にはほど遠いと言えるでしょう。
ランクル300の再販は受注再開しないという噂
「ランクル300の再販はもう受注再開しないのではないか」という噂が流れることがありますが、これはガソリンモデルの状況を指していると考えられます。正しくは、「ディーゼルは限定的に再開したが、ガソリンを含めた全面的な受注再開は当面の間ない」と捉えるべきです。
このような噂が立つ理由は、主に2つ考えられます。
- 膨大なバックオーダー:2022年7月1日の受注停止前に受けた注文がまだ大量に残っており、トヨタとしてはまず、これらの納車を最優先する方針です。新規受注を大々的に再開すると、納期がさらに長期化するため慎重な姿勢を崩していません。
- 限定的すぎる供給:前述の通り、現在の受注再開はごく一部のディーゼルモデルに限られています。多くの人が希望するガソリンモデルや、潤沢な台数の供給がないため、「受注再開していない」と感じる人が多いのが実情です。
実際にはディーゼルモデルの受注は静かに始まっているものの、その情報が一般の顧客まで届きにくい状況が「再販しない」という噂につながっていると考えられます。継続的にディーラーと良好な関係を築き、情報を得ることが重要になります。
ランクル300再販の受注再開はいつから?

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ランクル300の再販(新規受注)は、ディーゼルモデルに限り、2025年6月下旬から始まっています。
これは、トヨタ公式サイトでディーゼルモデルのみ見積もりシミュレーションが可能になったことや、メディアへの回答から判明したものです。公式なプレスリリースを伴う大々的な発表ではないため、情報感度の高いユーザーや販売店と密に連絡を取っている人でなければ気付きにくい状況でした。
公式発表は今後も未定
2025年9月現在、トヨタ自動車からの全国一斉の正式な受注再開アナウンスは一切行われていません。今後の生産状況やバックオーダーの解消具合を見ながら、改めて案内される見込みですが、具体的な時期は公表されていません。公式サイトなどを定期的にチェックする必要があるでしょう。
購入を真剣に検討している場合は、近隣のトヨタ販売店にディーゼルモデルの抽選販売等について直接問い合わせるのが最も確実な方法です。
ランクル300の受注停止はいつまで続くのか
ガソリンモデルを含めた「全面的な受注再開」の時期は、依然として未定です。2022年7月1日に公式に受注が停止されてから3年以上が経過し、ようやくディーゼルモデルが動き出した、というのが現状です。
受注が制限される主な要因は、これまでと変わっていません。
受注が制限される主な要因
- 解消しきれていないバックオーダー:受注停止前の注文が今なお数万人規模で残っているとされています。
- 世界的な需要の高さ:特に中東やオーストラリアなどでの需要が根強く、国内への割り当てが限られます。
- 生産能力の限界:他の人気車種の生産もあり、ランクル300だけに生産ラインを集中させることは困難です。
これらの理由から、トヨタが「いつでも誰でも注文できる」状態での受注を再開するのは、まだ先のことになると予測されます。少なくとも2025年内は、現在の限定的な状況が続くと考えておくのが現実的でしょう。
結局、ランクル300は何年待ちになるのか

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現在の限定的な受注で注文できた場合、納期は「約1年」と案内される事例が報告されています。
ただし、これはあくまで目安であり、販売店への割り当て台数や選択する仕様によって大きく変動します。条件次第では2年を超える可能性も十分に考えられます。
受注停止直後の2022年頃に話題となった「4年以上待ち」という極端な期間は、生産体制が改善された現在の状況には当てはまりにくいようです。しかし、それでもなお、一般的な車種とは比較にならないほどの長い納期を覚悟する必要があります。
納期に関する注意点
販売店から提示される納期はあくまで「目安」であり、生産状況の変動によって前後する可能性があります。特に、メーカーオプションなどを追加すると納期が延びる傾向があるため注意が必要です。
ランクル300の購入は、長期的な視点で計画を立てることが不可欠と言えます。
ランクル300再販モデルの価格と選び方

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- ランクル300新型の主な変更点
- ランクル300マイナーチェンジの予約状況
- ランクル300はディーゼルとガソリンどっちが良い?
- グレード別のランクル300新車価格
- ランドクルーザー300の乗り出し価格はいくらですか?
- ランクル300中古価格を選ぶか
- ランクル300再販の総括
ランクル300新型の主な変更点

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現在受注が再開されているディーゼルモデルは、2025年3月以降に生産される一部改良モデルです。見た目に大きな変更はありませんが、特に盗難対策が強化され、装備も見直されています。
主な変更点は以下の通りです。
2025年モデルの主な改良点
- 盗難対策の強化:T-Connectの新機能として、スマートフォンアプリでエンジンの始動を許可・禁止できる「マイカー始動ロック」が新たに採用されました。
- 装備のアップデート:法規対応に加え、ディスプレイオーディオやメーターなど、一部装備の見直しが行われています。
- 価格改定:これらの改良に伴い、車両本体価格が全体的に約13万円~15万円引き上げられました。
「Toyota Safety Sense」の機能向上や「デジタルキー」の新規対応といった情報も見られますが、公式発表では盗難対策強化が主なポイントとして挙げられています。これから購入するユーザーにとっては、より安心して所有できる最新モデルを手に入れることができます。
ランクル300マイナーチェンジの予約状況
前述の通り、現在行われている限定的な受注再開は、この2025年一部改良モデルが対象です。
したがって、「マイナーチェンジモデルを予約する」というよりは、「ディーゼルモデルの受注再開のタイミングで注文できれば、自動的に改良後のモデルが納車される」という形になります。
現時点では、特定のモデルチェンジに向けた「事前予約」のような制度は存在しません。購入のチャンスは、各販売店に生産枠が割り当てられた際の抽選販売などに限られます。
将来的に予定されているであろう、さらに大きなマイナーチェンジやフルモデルチェンジの情報はまだありません。まずは現在の最新モデルの生産と、受注停止前のバックオーダー分の納車が最優先されている状況です。
ランクル300はディーゼルとガソリンどっちが良い?

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これはランクル300を検討する上で最も悩ましい選択肢の一つです。結論から言うと、力強い走りと経済性を重視するならディーゼル、静粛性と初期費用の安さを求めるならガソリンがおすすめです。
ただし、現在の受注再開はディーゼルモデル(ZX/GR SPORT)のみであるため、現実的にはディーゼル一択となります。それぞれの主な特徴を比較してみましょう。
項目 | 3.3L V6ディーゼルターボ | 3.5L V6ガソリンツインターボ |
---|---|---|
最高出力 | 226kW (307PS) | 305kW (415PS) |
最大トルク | 700N・m | 650N・m |
燃費 (WLTC) | 9.7km/L | 7.9〜8.0km/L |
燃料 | 軽油(ガソリンより安い) | ハイオクガソリン |
車両価格 | ガソリンより約30万円高い | ディーゼルより安い |
メリット | ・圧倒的なトルク ・燃費が良く燃料代が安い ・税制面で優遇がある |
・静粛性が高い ・高回転までスムーズに回る ・初期費用が安い |
デメリット | ・車両価格が高い ・特有の振動や音がある ・AdBlueの補充が必要 |
・燃費が悪く燃料代が高い ・自動車税が高い ・現在受注停止中 |
特にオフロード走行や重量物の牽引を考えている場合は、低回転から強大なトルクを発生させるディーゼルエンジンが圧倒的に有利です。街乗り中心で、高級セダンのような静かで滑らかな乗り心地を重視するならガソリンエンジンに軍配が上がります。
グレード別のランクル300新車価格
ランクル300の価格は、エントリーモデルのGXから最上級のGR SPORTまで幅広く設定されています。以下は2025年の一部改良後の主なグレードの車両本体価格(税込)の一覧です。
グレード | エンジン | 駆動方式 | 乗車定員 | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|
GX | ガソリン | 4WD | 5人 | 5,252,500円 |
AX | ガソリン | 4WD | 7人 | 5,630,900円 |
VX | ガソリン | 4WD | 7人 | 6,436,100円 |
ZX | ガソリン | 4WD | 7人 | 7,436,000円 |
ディーゼル | 4WD | 7人 | 7,736,300円 | |
GR SPORT | ガソリン | 4WD | 7人 | 7,836,400円 |
ディーゼル | 4WD | 7人 | 8,136,700円 |
現在、受注の中心となっているのはZXとGR SPORTのディーゼルモデルです。これらの上級グレードは標準装備が充実しているため、価格も700万円台後半から800万円台となっています。
ランドクルーザー300の乗り出し価格はいくらですか?
車両本体価格に加えて、実際に車に乗るためには様々な諸費用が必要です。乗り出し価格の目安は、車両本体価格に50万円~80万円程度上乗せした金額と考えると良いでしょう。
例えば、人気の「ZX ディーゼルモデル(7,736,300円)」の場合、乗り出し価格は約830万円~860万円が目安となります。
乗り出し価格に含まれる主な諸費用
- 税金類:自動車税、環境性能割、重量税
- 保険料:自賠責保険料(強制保険)
- 法定費用:検査登録費用、車庫証明費用など
- その他:販売店の代行手数料、リサイクル料金
これに加えて、フロアマットやドライブレコーダーといったディーラーオプションや、任意保険料が別途必要になります。
特にランクル300は車両保険が高額になる傾向があるため、保険料も含めた総額で資金計画を立てることが重要です。
ランクル300中古価格を選ぶか
最後に、新車の入手が困難な状況で多くの方が検討するのが中古車市場です。ランクル300の中古車は、現在も新車価格を大幅に上回る「プレミア価格」で取引されているのが実情です。
流通価格は700万円台から、オプションや状態によっては1,600万円を超える個体も存在します。これは、長い納期を待たずにすぐ手に入れたいという強い需要があるためです。
まとめ:新車を待つか、中古車を選ぶか
- ランクル 300 再販(新車):ディーゼル限定で入手は非常に困難。しかし、正規価格で購入できる最大のメリットがある。納期は最低でも1年〜。
- 中古車:高額だが、即納車が可能。価格は高いがリセールバリューも非常に高いため、資産価値として考える向きもある。
今回の限定的な再販によって、中古車市場の異常な高騰が少し落ち着く可能性もあります。しかし、供給台数が極めて少ないため、大幅な値崩れは考えにくいでしょう。
新車の抽選に挑戦しつつ、納得できる価格の中古車が見つかればそちらも検討する、という両面でのアプローチが現実的な選択肢となりそうです。
ランクル300再販の総括
- ランクル300の受注は2025年6月下旬からディーゼル限定で再開
- トヨタからの公式な全国一斉の受注再開アナウンスはまだない
- 再開されているのは主にZXやGR SPORTのディーゼルモデル
- ガソリンモデルは引き続き受注停止中で再開は未定
- 供給台数は極めて少なく販売店ごとの抽選や顧客優先が実態
- 2025年3月以降生産分は一部改良で盗難対策のマイカー始動ロック採用
- 改良に伴い車両価格は約13万円から15万円値上げされている
- ディーゼルエンジンの最高出力は226kW(307PS)
- 現在の納期目安は1年からだが条件により2年を超える可能性もある
- 力強さと経済性ならディーゼルだが現状ではディーゼルしか選べない
- ディーゼルモデルはガソリンモデルより約30万円高価
- 乗り出し価格の目安は車両本体価格プラス50万円から80万円
- 中古車市場は現在も新車価格を上回るプレミア価格で推移
- 限定的な再販で中古車価格が大きく値崩れする可能性は低い
- 購入にはディーラーとの継続的な情報交換が不可欠
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