新型ランドクルーザー250が発表され、特に力強いランクル 250 ディーゼルモデルに注目が集まっています。
しかし、ランクル250はディーゼルかガソリンかどちらがいいですか?という比較や、ランクル250を買うならどのグレードがおすすめ?といった疑問を持つ方も多いでしょう。
さらに、ランクル250の価格、特にディーゼルモデルの具体的な値段や、気になるランクル250 ディーゼル 燃費についても知りたいところです。一方で、人気ゆえにランクル250は買えないという声や、ランクル250の受注再開を待つ状況、そしてランドクルーザー 250の抽選販売に関する情報も錯綜しています。中古市場に目を向ければ、ランクル250 中古車、特にランクル250 ディーゼル 中古車の相場も気になります。
この記事では、パワフルなランクル250 ディーゼル 馬力を誇るランクル250 ディーゼルターボの魅力から、購入に関するリアルな情報まで、あなたの疑問を徹底的に解説します。
この記事で分かること
- ランクル250ディーゼルの基本性能とグレード差
- ディーゼルとガソリンの具体的な違いと比較
- 新車・中古車の価格相場と購入時の注意点
- 現在の納期や受注再開に関する最新情報
ランクル250ディーゼルの魅力と性能を解説

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- ランドクルーザー250新型の特徴
- ランクル250ディーゼルターボの馬力
- 気になるランクル250ディーゼルの燃費
- ランクル250はディーゼルかガソリンか
- ランクル250を買うならどのグレードがおすすめ?
ランドクルーザー250新型の特徴

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2024年に待望のデビューを果たした新型ランドクルーザー250は、「原点回帰」をテーマに開発されました。これは、多くの人々の生活と実用を支えるというランドクルーザー本来の役割を見つめ直し、質実剛健さを追求したモデルであることを意味します。
伝統と革新を融合したプラットフォーム
プラットフォームには、上級モデルである300シリーズと同じ新世代のGA-Fプラットフォームを採用しています。高剛性なラダーフレーム構造は維持しつつ、最新の溶接技術などを取り入れることで、従来型(プラド)と比較してフレーム剛性を50%向上させました。これにより、オフロードでの走破性とオンロードでの乗り心地や静粛性を高次元で両立させることに成功しています。
力強さと機能美を追求したデザイン
エクステリアデザインは、伝統的な箱型のシルエットを継承しながらも、モダンで洗練された印象を与えます。特に、ヘッドライトの形状が異なる2つのモデル(丸目と角目)が用意され、ユーザーの好みに合わせた選択が可能です。オフロードでの機能性を重視し、傷がつきやすい部分は交換しやすいパーツ構成にするなど、実用性への配慮も行き届いています。
パワフルなパワートレイン
国内モデルでは、主に2.8Lクリーンディーゼルターボエンジンと、2.7Lガソリン自然吸気エンジンの2種類がラインアップされています。特にディーゼルモデルは、その力強いトルクと燃費性能から高い人気を集めています。
補足:新型ランドクルーザー250は、これまで「プラド」として展開されてきた系統の後継モデルにあたりますが、コンセプトを一新し、より本格的なオフローダーとしての性格を強めています。詳しくは公式サイトでも確認できます。
(参照:トヨタ ランドクルーザー“250”公式サイト)
ランクル250ディーゼルターボの馬力
ランドクルーザー250のディーゼルモデルに搭載されるエンジンは、1GD-FTV型 2.8L 直列4気筒直噴ターボディーゼルです。このエンジンは、最高出力204PS(150kW)、最大トルク500Nmという非常に力強いスペックを誇ります。
特筆すべきは、最大トルクを1600rpmという低い回転数から発生させる点です。これにより、アクセルを踏み込んだ瞬間から力強い加速感が得られ、街中での発進や合流、さらには急な登坂路や悪路走行で絶大な安心感をもたらします。トランスミッションには8速AT(Direct Shift-8AT)が組み合わされ、滑らかでダイレクトな走り味を実現しています。
500Nmというトルクは、同クラスのガソリンエンジンの約2倍に相当する数値です。この圧倒的なトルクこそが、ディーゼルエンジンならではの大きな魅力と言えるでしょう。
ガソリンエンジンとのスペック比較
参考として、ガソリンエンジンモデルのスペックと比較してみましょう。
項目 | 2.8L ディーゼルターボ | 2.7L ガソリン |
---|---|---|
エンジン型式 | 1GD-FTV | 2TR-FE |
最高出力 | 204PS / 3000-3400rpm | 163PS / 5200rpm |
最大トルク | 500Nm / 1600-2800rpm | 246Nm / 3900rpm |
トランスミッション | 8速AT | 6速AT |
表からも分かる通り、馬力以上にトルクの差が圧倒的です。重量のある車体を軽々と動かし、あらゆる場面で余裕のある走りを提供するのが、ディーゼルターボモデルの強みです。
気になるランクル250ディーゼルの燃費

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ランクル250のディーゼルモデルは、そのパワフルさにもかかわらず、燃費性能も実用的なレベルにあります。メーカーが公表しているカタログ燃費(WLTCモード)は11.0km/Lです。
WLTCモードは「市街地」「郊外」「高速道路」の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な燃費測定方法であり、より実態に近い数値とされています。
実燃費はどのくらい?
実際の燃費は運転スタイルや走行環境によって変動しますが、オーナーからの報告を総合すると、平均的な実燃費はおおむね9.0km/L〜10.5km/Lの範囲に収まることが多いようです。
- 市街地(渋滞多め):約7.5〜9.5km/L
- 郊外(スムーズな流れ):約10.0〜12.0km/L
- 高速道路:約12.0〜14.0km/L
特に高速道路での巡航では、カタログ燃費に近いか、それを上回る数値を記録することもあります。2トンを超える車重と常時4WDであることを考慮すれば、ディーゼルモデルの燃費は健闘していると言えるでしょう。
注意点:ディーゼルエンジンには、排出ガスをクリーンにするための「DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)」が装着されています。短距離走行ばかりを繰り返すと、DPFに溜まったススを燃焼させる「DPF再生」が頻繁に起こり、一時的に燃費が悪化することがあります。
ランクル250はディーゼルかガソリンか
これは、ランドクルーザー250の購入を検討する際に最も悩ましいポイントの一つです。結論から言うと、どちらが良いかは、あなたの使い方や何を重視するかによって異なります。
両者のメリット・デメリットを比較し、自分に合ったパワートレインを選びましょう。
ディーゼルモデルのメリット・デメリット | ガソリンモデルのメリット・デメリット | |
---|---|---|
メリット | ・圧倒的なトルクによる力強い走り ・燃費性能が高い ・軽油のため燃料費が安い ・リセールバリューが高い傾向 |
・エンジン音が静かで振動が少ない ・車両本体価格が安い ・エンジンの回転が滑らか |
デメリット | ・特有の振動やエンジン音がある ・車両本体価格が高い ・DPFなど特有のメンテナンス要素がある ・アドブルー(尿素水)の補充が必要 |
・ディーゼルに比べトルクが小さい ・燃費性能で劣る ・燃料(レギュラーガソリン)単価が高い |
こんな人におすすめ
以上の比較から、それぞれ以下のような方におすすめできます。
【ディーゼルがおすすめな人】
- 高速道路や坂道をよく利用する
- キャンプやトレーラー牽引など、パワフルさが必要な使い方をする
- 長距離を走ることが多く、燃料コストを抑えたい
- 将来的なリセールバリューを重視する
【ガソリンがおすすめな人】
- 主に街乗りで使用し、静かで快適な乗り心地を最優先したい
- 初期費用を少しでも抑えたい
- 年間の走行距離がそれほど多くない
力強い走りと経済性を両立したいならディーゼル、静粛性と初期費用の安さを取るならガソリン、という視点で検討すると分かりやすいかもしれません。
ランクル250を買うならどのグレードがおすすめ?

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ランドクルーザー250のディーゼルモデルには、主に3つのグレードが設定されています。どのグレードが最適かは、乗車人数や必要な装備によって変わりますが、最もバランスが取れていておすすめなのは「VX」グレードです。
ここでは、各グレードの特徴と価格、主要装備を比較してみましょう。
主要3グレードの比較
グレード | 価格(税込) | 乗車定員 | 主な特徴・装備 |
---|---|---|---|
GX | 520万円 | 5人 | ・リフレクター式3眼LEDヘッドランプ ・18インチアルミホイール(マットグレー) ・ファブリックシート ・基本装備に絞った実用性重視モデル |
VX | 630万円 | 7人 | ・リフレクター式3眼LEDヘッドランプ ・18インチアルミホイール(ダークグレーメタリック) ・合成皮革シート ・ディスプレイオーディオ ・快適性と機能性のバランスが良い |
ZX | 735万円 | 7人 | ・プロジェクター式3眼LEDヘッドランプ ・20インチアルミホイール(切削光輝+ブラック) ・本革シート ・電動リヤデフロック[標準装備] ・豪華装備を満載した最上級モデル |
各グレードはこんな人におすすめ
GX:5人乗りで十分で、カスタムベースとして考えたり、装備よりも走りの基本性能を重視したりする方におすすめです。価格が最も手頃なのも魅力です。
VX:3列シート7人乗りが必須で、豪華すぎず、しかし必要な快適装備や安全装備は欲しいという方に最適なグレードです。リセールバリューも安定している傾向があります。
ZX:最高の装備と質感を求める方、快適性も悪路走破性も一切妥協したくないという方におすすめの最上級グレードです。内外装の高級感は他のグレードと一線を画します。
ランクル250ディーゼルの価格と現在の入手方法

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- グレード別のランクル250の価格ディーゼル
- なぜランクル250は買えないと言われるのか
- ランクル250の受注再開はいつからか
- ランドクルーザー 250の抽選について
- ランクル250ディーゼルの中古車情報
- まとめ:ランクル250のディーゼルの賢い選び方
グレード別のランクル250の価格ディーゼル

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前述の通り、ランドクルーザー250のディーゼルモデルの新車価格は、グレードによって大きく異なります。改めて、各グレードの車両本体価格(税込)を整理します。
ディーゼルモデルの価格一覧(2024年4月発表時点)
- GX(5人乗り):5,200,000円
- VX(7人乗り):6,300,000円
- ZX(7人乗り):7,350,000円
これらの価格はあくまで車両本体のみの価格です。実際には、ここにメーカーオプションやディーラーオプション、そして税金や登録諸費用などが加わります。そのため、乗り出し価格は、車両本体価格にプラス50万円〜80万円程度を見ておくと良いでしょう。
注意:特に人気のオプション(例:パノラミックビューモニター、ルーフレールなど)を追加していくと、乗り出し価格はさらに上がります。購入前にはディーラーで詳細な見積もりを取ることが不可欠です。
なぜランクル250は買えないと言われるのか
現在、ランドクルーザー250は「欲しくてもすぐに手に入らない」という状況が見られます。その最大の理由は、世界中からの注文がトヨタの生産能力を大幅に上回ってしまっているためです。
具体的には、以下の要因が複合的に絡み合っています。
世界的な需要の爆発
ランドクルーザーは日本国内だけでなく、北米や中東、オーストラリアなど世界中で絶大な人気を誇ります。新型250もその例に漏れず、発売直後から各国のディーラーに注文が殺到しました。
生産上の制約
依然として続く世界的な半導体不足や、その他の部品供給の遅れが生産の足かせとなっています。これにより、計画通りの台数を生産することが困難な状況です。
これらの結果、発売後すぐに多くの販売店で注文が殺到し、受注を一時的に停止したり、納車まで長期間を要したりする状況となっています。
ランクル250の受注再開はいつからか

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購入希望者が最も知りたい「受注再開」の時期ですが、トヨタ公式サイトでは車種ごとの受注可否を明示しておらず、「生産状況を鑑み、ご注文を一時停止させていただく場合がございます。詳しくは販売店にお問い合わせください。」という案内に留まっています。
前述の通り、多くの販売店では新規注文の受付が難しい状況が続いているとみられますが、その対応は販売会社や地域によって異なる可能性があります。
確実な情報を得るためには、お近くの正規販売店に直接問い合わせ、現在の受注状況や今後の見通しについて確認することが最も重要です。状況は常に変動するため、粘り強く情報を追い続ける必要があります。
ランドクルーザー250の抽選について
新規の受注が困難な中、限られた生産・配車枠に対して購入希望者が殺到しているため、一部のトヨタ販売店では抽選販売という形式が取られることがあります。
これは、販売店に割り当てられたごく少数の車両に対し、期間を設けて購入希望者を募り、抽選で当選者を決定する方法です。
抽選の傾向と注意点
- 実施は不定期:抽選は常に行われているわけではなく、車両の配車が決まったタイミングで不定期に実施されることが多いようです。
- 販売店ごとの対応:全ての販売店で抽選が行われるわけではありません。実施の有無や条件は、各販売会社によって異なります。
- 申し込み条件:「その販売店で過去に取引がある」「メンテナンスなどで継続的に利用している」といった顧客を優先するなど、申し込みに条件が設けられるケースも少なくありません。
残念ながら、誰でも簡単に申し込めるわけではなく、非常に狭き門であるのが現状です。もし本気で購入を考えているのであれば、複数の販売店に問い合わせ、抽選販売の情報がないかを確認してみるのも一つの手です。
ランクル250ディーゼルの中古車情報
新車が手に入らない状況を受けて、多くの人が目を向けるのが中古車市場です。しかし、ランドクルーザー250、特に人気のディーゼルモデルの中古車は、新車価格を上回るプレミア価格で取引される傾向にあります。
これは、新車の長い納期を待てない「今すぐ乗りたい」という需要が集中しているためです。
中古車相場の目安
市場の状況は常に変動しますが、参考として2025年9月時点での価格帯の目安を以下に示します。
中古車価格の目安
- VXグレード:約850万円〜1,050万円
- ZXグレード:約950万円〜1,300万円
注意:上記はあくまで参考価格です。実際の販売価格は、走行距離、車両の状態、装備されているオプション、そして市場の需要動向によって大きく変動します。
市場に出回っているのは、ほとんどが走行距離の少ない「登録済み未使用車」や「新古車」と呼ばれる車両です。最新の価格や在庫状況については、大手中古車情報サイトなどで直接確認することをおすすめします。
「新車よりも高い中古車」という逆転現象が起きています。これはランドクルーザーシリーズ特有の高いリセールバリューを象徴する出来事ですが、購入する側にとっては厳しい状況ですね。
もし中古車を検討する場合は、価格だけでなく、保証の有無や車両の状態をしっかりと確認できる、信頼のおける販売店を選ぶことが極めて重要です。
まとめ:ランクル250のディーゼルの賢い選び方
最後に、この記事の要点をリスト形式でまとめます。ランドクルーザー250ディーゼルモデルの購入を検討する際の参考にしてください。
- 新型ランクル250は原点回帰をテーマとした本格オフローダー
- ディーゼルエンジンは204馬力・500Nmの圧倒的トルクが魅力
- WLTCモード燃費は11.0km/Lで経済性も両立
- 力強さと燃費を求めるならディーゼルが最適な選択
- 静粛性と初期費用を重視するならガソリンも選択肢になる
- おすすめグレードは価格と装備のバランスが良いVX
- GXは実用性重視、ZXは豪華装備と走破性を求めるユーザー向け
- ディーゼルの新車価格は520万円から735万円
- 世界的な需要過多により多くの販売店で受注が困難な状況
- 最新の受注状況は各販売店への確認が必須
- 一部販売店では不定期に抽選販売を実施
- 中古車市場は新車価格を大幅に超えるプレミア価格で推移
- 中古車相場はあくまで目安とし最新情報の確認が重要
- 購入を急ぐなら中古車、待てるなら販売店とのコンタクト継続が基本方針
- 購入検討時は公式サイトや正規販売店で最新情報を確認することが重要
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