こんにちは。
愛車のオイル交換の時期が近づいてきて、同時にエレメントも交換するべきなのか、いろいろと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
お店に頼むとフィルターとの違いがよく分からなかったり、毎回替える必要があるのか、またその適切な頻度や値段の相場が気になったりしますよね。
オートバックスやイエローハットといったお店での工賃がどのくらいかかるのか、あるいは自分でDIYするやり方は難しいのかなど、初めて考えるときは分からないことだらけだと思います。
この記事では、そんなオイル交換とエレメントに関する皆さんの疑問や不安に寄り添い、少しでも分かりやすくお話ししていこうと思います。この記事を読むことで、ご自身のカーライフに合った最適なメンテナンス方法が見つかるかもしれません。
- エレメントの基本的な役割とフィルターとの構造的な違い
- シビアコンディションに応じた適切な交換頻度と走行距離の目安
- お店に依頼する場合の費用相場や各量販店のサービス詳細
- 自分でDIY交換する際の手順と安全な廃油処理の方法
オイル交換時にエレメントを交換する理由
エンジンオイルを新しくする際、なぜ別の部品であるエレメントまで一緒に替える必要があるのか、不思議に思う方もいるかもしれませんね。
ここでは、エンジン内部でエレメントが果たしている根本的な役割や、もし交換を怠った場合に大切な愛車にどんな影響が出るのかについて、詳しく掘り下げていこうと思います。
フィルターとの違いとは?名称の解説
「オイルエレメント」と「オイルフィルター」、この二つの言葉って車好きの間でもよく混同されがちなんですよね。ネットで検索して調べようとしても、お店のメニューや整備工場の料金表を見ても、両方がごちゃ混ぜに使われていることが多いかなと思います。私自身も車に乗り始めた頃は「エレメントを替えておきますね」と言われて、「えっ、フィルターとは違う部品なの?」と戸惑った経験があります。結論から言ってしまうと、現在ではお店やお客さんの間では、どちらも「同じ部品」を指す言葉として日常的に使われているのが実情です。
ただ、自動車の設計や部品の構造という専門的な視点から見ると、実は少しだけ意味合いが違うんです。まず「フィルター」というのは、オイルの汚れをろ過するための部品「全体(アセンブリ)」を指す言葉なんですね。外側の金属ケースも含めた丸ごとの状態です。一方で「エレメント」というのは、そのフィルターの内部に収められている、汚れを直接キャッチするための蛇腹状に折り畳まれた「ろ紙(ろ材)」そのものを指す専門用語になります。
昔の車や、今の欧州車の一部では、外側のケースを再利用して中身の「エレメント(ろ紙)」だけを交換するリプレイスメントタイプ(中身交換型)が採用されています。しかし、現在日本で走っている多くの国産乗用車は、金属製のカートリッジケースの中に最初からエレメントが組み込まれた「スピンオンタイプ」という一体型が主流です。
オイル交換のときに作業をする際は、ケースごと丸ごと取り外して捨てるため、わざわざ「フィルター」と「エレメント」を区別して呼ぶ必要がなくなり、同じ意味として扱われるようになったという背景があるんですね。どちらの言葉を使ってもお店のメカニックにはしっかり伝わるので、あまり神経質にならなくても大丈夫ですよ。ただ、自分で部品を買う時は必ず愛車の説明書を見て、愛車がカートリッジごと交換するタイプなのか中身だけ替えるタイプなのか、事前にしっかり確認しておいてくださいね。
エレメント交換は毎回必要なのか
オイルを新しくするタイミングで、「毎回エレメントもセットで替えないとダメなのかな?」と悩むことってありますよね。とくにお店で「一緒に交換しておきましょうか?」と聞かれると、断りづらくて毎回替えている方もいるかもしれません。これについての私の結論ですが、毎回必ず交換しなければならないというわけではありません。
そもそもエンジンオイルというのは、エンジン内部の金属パーツが高速で動く際の摩擦を減らしたり、燃焼の熱を冷ましたり、内部を密閉したりと、本当にたくさんの役割を担っています。その過酷な仕事の中で、金属が擦れて出る微細な金属粉や、ガソリンが不完全燃焼した際に出る煤(すす)、さらにはオイル自体が熱で劣化してできる「スラッジ」と呼ばれるドロドロの汚れがどうしても発生してしまいます。このオイルの中に浮遊している有害な異物を、網の目のように物理的にキャッチして取り除いてくれるのがエレメントの役割なんですね。
ただ、この中に入っている「ろ紙」には、汚れをため込んでおける限界の容量(キャパシティ)というものが物理的に決まっています。コーヒーのフィルターを想像してもらうと分かりやすいですが、何度も使っていると目が詰まってお湯が落ちなくなりますよね。あれと全く同じ現象がエンジン内部でも起こります。
とはいえ、オイル交換1回分の走行距離(だいたい5,000km程度)で、すぐに限界を迎えて完全に目詰まりしてしまうほどヤワな作りにはなっていません。そのため、毎回替える必要はないものの、適度なサイクルで新品にリフレッシュしてあげるのが、費用と安全性のバランスが取れた賢いメンテナンスのやり方かなと思います。毎回替えても車に悪影響は全くありませんが、お財布との相談になりますね。
適切な交換頻度と走行距離の目安
では、具体的にどれくらいの頻度でエレメントを新しくすればいいのか、という疑問についてお話ししますね。一般的な国産の乗用車にお乗りの場合、基本となる目安は「エンジンオイル交換の2回につき1回」のペースです。距離で言うと、だいたい10,000km前後走ったタイミングでエレメントも一緒に交換する、というのが整備業界でのひとつのスタンダードになっています。
ただし、ここで絶対に気をつけていただきたい注意点があります。この「10,000km」という数字は、適度なスピードで渋滞もなく、エンジンがしっかり温まった状態でスムーズに走れるという、車にとってかなり理想的な環境を前提とした数字なんです。私たちの普段の生活を振り返ってみると、近所のスーパーへの短い買い物(いわゆるチョイ乗り)ばかりだったり、通勤ラッシュのひどい渋滞に巻き込まれたりすることが多いですよね。実はこういった乗り方は、車にとって「シビアコンディション(過酷な使用状況)」と呼ばれる、非常に負担の大きい環境になります。
例えば、トヨタ自動車の公式サイトでも、悪路走行が多い場合や走行距離が多い場合などを「シビアコンディション」と定義しており、標準の半分の期間や距離での交換を強く推奨しています(出典:トヨタ自動車WEBサイト『エンジンオイル・オイルフィルター交換時期の目安』)。
チョイ乗りが多いと、エンジンが完全に温まる前に止まってしまうため、内部で結露した水分が抜けきらずにオイルに混ざり、劣化とスラッジの発生を猛烈に早めてしまいます。
ですから、日常的に街乗りや買い物、短い送迎がメインという方は、車の健康を第一に考えて、シビアコンディションに該当するものとして5,000km程度での早めの交換を心がけるのが一番安心できる選択肢だと思います。また、あまり距離を走らない方でも内部のゴム部品などは経年劣化していくので、半年から1年を一つの区切りとして交換を検討してみてください。
交換不要と放置した場合の深刻なリスク

「まだ普通に走れているし、交換しなくても大丈夫だろう」と、長期間エレメントを交換せずに放置してしまうのは、実はとても怖いことなんです。目に見えないエンジン内部で起きていることなので実感が湧きにくいかもしれませんが、これを甘く見ていると、後でとんでもない修理費用がかかる致命的なトラブルに発展する可能性があります。
エレメントの中にあるろ紙が限界を超えて汚れをため込み、完全に目詰まりを起こしてしまったと想像してみてください。オイルがそこを通過できなくなると、エンジン各部へ潤滑油が届かなくなり、金属同士が直接こすれ合って一瞬で壊れてしまいます。そうした最悪の事態(エンジンの焼き付き)を防ぐために、エレメントには「リリーフバルブ(バイパスバルブ)」という緊急回避用の安全装置が備わっています。ろ紙が詰まって圧力が異常に高まると、このバルブがバネの力で自動的に開き、ろ過されていないオイルをそのままエンジンへとバイパスさせる仕組みになっているんです。
一見するとオイルの供給が途絶えないので安全に思えるかもしれませんが、これはあくまで「即死を避けるための応急処置」に過ぎません。バルブが開いた状態が続けば、金属粉やドロドロのスラッジがたっぷり混ざった汚いオイルが、精密なエンジン内部をぐるぐると回り続けることになります。これがヤスリのように金属パーツをどんどん削ってしまい、エンジンの異音やパワーダウン、燃費の極端な悪化を引き起こします。たった数千円のエレメント交換をケチったばかりに、何十万円もするエンジンの載せ替えが必要になってしまう……なんてことにならないよう、定期的な交換だけは絶対に怠らないでくださいね。
オイル交換とエレメント交換の費用と手順
いざ交換しようと思ったとき、一番気になるのは「どこに頼むか」そして「全部でいくらかかるのか」ですよね。
お店に任せるべきか、それとも自分でチャレンジしてみるべきか、それぞれの費用相場や具体的な流れについて比較しながら見ていきましょう。工賃をお得にする裏技的な方法も合わせてご紹介します。
お店に依頼する際の費用と値段の相場

お店にオイルとエレメントの作業をお願いする場合、最終的に支払う総費用は「部品代(エレメント本体の価格)」+「作業工賃(メカニックの技術料)」の合計で決まります(もちろん、これに新しいエンジンオイルの代金もプラスされます)。
依頼する場所によって、この費用構造はかなり違ってきます。例えば、車を買った新車ディーラーにお願いする場合、部品は間違いなく自動車メーカーロゴの入った「純正部品」が使われますし、自社の最新モデルを知り尽くしたプロの整備士が作業してくれるという絶対的な安心感と品質保証があります。ただ、その分だけ部品代は1,000円〜1,500円程度とやや高めで、さらに時間当たりの作業工賃(レバレート)も高く設定されているため、トータルの値段は量販店などを上回る傾向があります。
一方で、カー用品の量販店や街の整備工場などにお願いする場合、純正品と同じ厳しい基準で作られている高品質な「社外品(OEMパーツなど)」を選ぶことができるケースが多いです。これなら部品代を数百円〜1,000円台に抑えることができます。
| 依頼先 | 部品代の目安 | 作業工賃の目安 | 特徴・メリット |
|---|---|---|---|
| 新車ディーラー | 約1,000円〜1,500円 | やや割高(店舗による) | 純正部品の絶対的な安心感、リコール等の最新情報確認 |
| カー用品量販店 | 約数百円〜1,500円 | 約500円〜1,000円 | 社外品が選べて安い、オイルの種類が圧倒的に豊富 |
| ガソリンスタンド | 約1,000円〜2,000円 | 約500円〜1,500円 | 給油や洗車のついでに気軽に頼める手軽さ |
※上記の表に記載している数値データや金額はあくまで一般的な相場としての目安です。車種や店舗、選ぶブランドによって実際の価格は変動するため、最終的な値段は必ず事前にお店へご確認くださいね。
ネット通販で安い部品を買って持ち込むことも可能ですが、お店によっては「持ち込み工賃」として割高に設定されることもあるので、トータルコストをしっかり計算することをおすすめします。
オートバックスにおける工賃と特典

私たちにとって一番身近なカー用品店といえば、やはり業界最大手の「オートバックス」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。広い店内には数え切れないほどのオイルがズラリと並んでいて、エレメントの在庫も車種ごとに豊富に揃っています。自分の車の乗り方や予算に合わせて、スタッフさんと相談しながら自由にオイルのグレードや部品を選べるのが、量販店ならではの大きな魅力ですよね。
そして、オートバックスを利用する上で絶対に知っておきたいのが、彼らが展開している強力な「会員制度」の存在です。最近の制度改定によって会員ランクがいくつか分かれるようになったのですが、一定の条件を満たしてランクを上げたり、メンテナンスのための手続きを行うことで、なんとオイル交換やエレメント交換にかかる基本工賃が1年間無料になるという、ものすごくお得な特典が付与されるんです。
お店側からすると、一時的に工賃を無料にしてでも定期的にお店に足を運んでもらい、車をリフトアップしたついでにタイヤのすり減りやブレーキパッドの残量といった他のメンテナンスも一緒に提案したい(クロスセルと言います)という戦略的な狙いがあるのだと思います。ですが、私たちユーザーから見れば、毎回かかる500円〜1,000円ほどの工賃がタダになるのは純粋に嬉しいですよね。とくにシビアコンディションに合わせて半年に1回などの短いペースでオイルを替える方にとっては、トータルの維持費をグッと抑えることができる強力な味方になってくれます。ただし、週末や休日のピットは大変混雑するため、専用アプリなどで事前にしっかり予約を取ってから行くのがスムーズですよ。
イエローハットでの料金と作業時間
オートバックスと並んで全国にたくさんのお店がある「イエローハット」も、オイル交換を頼む先として非常に人気が高く、利用しやすい料金体系が魅力のお店です。黄色い看板でおなじみなので、家の近くにあってよく利用するという方も多いかもしれませんね。
イエローハットの標準的なオイルフィルター(エレメント)交換の作業工賃は、だいたい770円(税込)くらいから設定されていることが一般的です。もちろん輸入車や一部の特殊な構造の車などによって値段が変わることはありますが、一般的な国産の乗用車や軽自動車であれば、かなりリーズナブルな価格帯でプロの作業をお願いすることができます。また、ピットでの作業スピードが非常に早いのも特徴で、混雑していなければ車を預けてから15分程度であっという間に作業が終わることも珍しくありません。休日のちょっとしたお出かけ前や、買い物の合間にサクッとメンテナンスを済ませられるのは大きなメリットですね。
さらにイエローハットでも、お客様のカーライフをサポートするための魅力的なサービスを展開しています。それが「メンテナンスパック」と呼ばれる定額サービスです。
車1台につき年間550円(税込)を支払ってこのパックを購入すると、その日から向こう1年間にわたって、オイル交換やフィルター交換の工賃が何度でも無料になります。
実質的なサブスクリプション(定額制)のような仕組みですね。年間で2回以上オイルを替える方なら、もうこれだけで完全に元が取れてしまう計算になります。プロの整備士さんに車の下回りを目視点検してもらえる安心感もタダで付いてくると考えれば、自分で専用工具を揃えて作業するよりも圧倒的に費用対効果が高い選択肢だと言えるかもしれません。正確なサービス内容や料金は店舗によって異なる場合があるので、最新情報は公式サイトで確認してみてくださいね。
自分でDIY交換するやり方と専用工具

お店に頼むのが便利でお得だと分かっていても、「やっぱり自分の愛車は自分の手でメンテナンスしたい!」というDIY派の車好きの方もたくさんいらっしゃると思います。休日にガレージで車をいじるのは、機械への理解も深まって最高のリフレッシュになりますからね。ただし、車の心臓部であるエンジンの血液を抜いて新しい部品を取り付けるという作業は、一つ間違えると走行中の大事故やエンジンの全損に直結するため、正しい知識と専用工具が絶対に必要です。
まず、DIYで交換を行うために最低限揃えなければならない工具についてお話しします。
- ジャッキとリジッドラック(ウマ):車体を持ち上げ、安全に固定するために必須です。
- オイルフィルターレンチ:熱でガッチリ固着した古いエレメントを緩める専用工具です。
- トルクレンチ:新しい部品をメーカー指定の力で正確に締め付けるための精密工具です。
- パーツクリーナーとウエス:取り付け面の汚れを完全に綺麗に拭き取るために使います。
作業の流れとしては、まず数分間エンジンをかけてオイルを適度に温め、柔らかくしてからドレンボルトを抜いて古いオイルを排出します。その後、フィルターレンチで古いエレメントを外すのですが、ここでエンジン側の取り付け面をパーツクリーナーとウエスで完全に綺麗に拭き取ることが極めて重要です。古いゴムのカスなどが残っていると、そこから高圧のオイルが噴き出してしまいます。
そして、新しいエレメントを取り付ける前には、ゴム製の「Oリング(パッキン)」の全周に新しいオイルを指で薄く塗ってください。これを忘れると、ねじ込む際にゴムが摩擦でちぎれてオイル漏れの原因になります。最後はトルクレンチを使い、メーカーが指定している規定の力(トルク値)で正確に締め付けて完了です。手先の感覚だけで力任せに締めすぎないようにくれぐれも注意してくださいね。
自家整備の注意点と廃油の正しい処理

DIYでの作業手順についてお話ししましたが、実は技術的な難しさよりも、多くの方が頭を抱える一番のハードルが「抜いた後の古いオイル(廃油)をどうやって適法に処理するか」という問題なんです。
エンジンオイルは、単なる油ではありません。エンジンの中を巡る過酷な過程で、酸化して劣化した成分や、未燃焼のガソリン、そして軸受などから削れ落ちた鉄や銅といった重金属の微粒子がたっぷり溶け込んでいます。こういった有害物質を含んだ廃油を、もし家庭の排水溝や下水道に流してしまったり、空き地の土壌に染み込ませて捨てたりすると、水質汚濁や土壌汚染を引き起こす深刻な環境破壊行為となります。これは法律(廃棄物処理法や下水道法など)で厳しく禁止されており、重い罰則の対象となる重大な犯罪行為ですので、絶対にやってはいけません。
個人でDIYをして適法に廃油を処分する場合、一番手軽なのはホームセンターやカー用品店で売っている「廃油処理ボックス(ポイパックなど)」を使う方法です。段ボールの中に綿やおがくずなどの吸収材が入っていて、そこに廃油を流し込んで固形化させます。固めたものは「可燃ごみ」として出せる自治体が多いのですが、近年は環境保護の観点からごみ収集で一切回収してくれない地域も増えています。
ですから、作業を始める前に、必ずご自身が住んでいる自治体のホームページなどでごみの分別ルールを徹底的に確認してください。
もしごみとして出せない場合は、新しいオイルを買ったお店や、近くのガソリンスタンドに持ち込んで引き取り(有料の場合あり)をお願いするなどの交渉が事前に必要になります。こうした環境への配慮と後始末の責任を持てることが、DIYを楽しむための絶対的な条件になります。また、ジャッキアップ時の落下事故などのリスクもあるため、少しでも不安があるなら無理をせず専門業者に委託することを強くお勧めします。
最適なオイル交換とエレメント交換のまとめ
いかがだったでしょうか。ここまで、オイル交換と同時に行うエレメント(フィルター)交換の根本的な役割や、適切な交換タイミング、お店に頼む際の費用相場、そしてDIYで挑戦する際の手順と注意点など、かなり掘り下げて詳しくお話ししてきました。
車にあまり詳しくない方にとっては「オイル交換だけでもお金がかかるのに、また別の部品まで替えないといけないの?」と少し面倒に感じてしまうかもしれません。ですが、今回お話ししたように、エレメントはエンジン内部で発生する金属粉やドロドロのスラッジを最前線で受け止め、きれいな血液(オイル)を送り出し続けるための「車の肝臓」とも言える非常に重要なパーツです。これが目詰まりを起こしてリリーフバルブが開き、汚れたオイルがそのままエンジン内を巡るようになってしまえば、燃費の悪化や異音の発生、最悪の場合はエンジン焼き付きという取り返しのつかない大ダメージに繋がってしまいます。
5,000km〜10,000kmという適切なサイクルで、数千円のコストをかけて新品のエレメントに交換することは、何十万円もするエンジンの寿命を延ばし、愛車の価値を守るための最も効果的な「予防整備」なんです。最近はオートバックスやイエローハットといった量販店が提供している年間パスのような会員制サービスを活用すれば、工賃を実質無料にしてお財布に優しくプロにお任せすることも十分に可能です。
ご自身のライフスタイルや、車の使い方(チョイ乗りなどのシビアコンディションかどうか)を一度見直してみて、お店に任せるか自分でDIYするか、最も無理のない最適なメンテナンス計画を立ててみてくださいね。愛車は、きちんと手をかけてあげればあげるほど、長く元気に走ってあなたに応えてくれますよ。これからのカーライフがより安全で楽しいものになるよう、少しでもこの記事がお役に立てれば嬉しいです。最終的なご自身の車の状態判断は、ぜひ専門家にもご相談してみてくださいね。
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