こんにちは。車の広場 運営者のヨコアキです。
街中で見かける洗練されたデザインのアウディに、思わず目を奪われたことはないでしょうか。ドイツの御三家と呼ばれる高級車ブランドの中でも、アウディはとりわけクールで知的な印象がありますよね。でも、実際に購入を検討しようとすると、高級車としてのアウディの値段や種類がどのようになっているのか、詳しくは知らないという方も多いはずです。
ベンツやBMWと比較してどうなのか、維持費はどれくらいかかるのか、故障しやすいという噂は本当なのか。決して安くない買い物だけに、高級車アウディに関する不安や疑問は尽きないことでしょう。この記事では、そんな皆さんが抱える比較や検討の悩みを解消し、憧れのアウディ選びの第一歩を踏み出すためのお手伝いをします。
この記事のポイント
- アウディの新車価格帯やモデルごとの特徴がわかる
- ベンツやBMWとの違いやアウディ独自の魅力が理解できる
- 購入後の維持費や故障リスクについての目安がわかる
- 新車や中古車など自分に合った賢い買い方が見つかる
高級車アウディの魅力と人気のおすすめ車種

アウディといえば、フォーリングスのエンブレムが輝くフロントグリルが印象的ですよね。ここでは、なぜこれほどまでにアウディが支持されているのか、その具体的なラインナップや価格、そしてライバル車との違いについて深掘りしていきます。
アウディの値段と新車価格のラインナップ

アウディを検討する上で一番気になるのは、やはりそのお値段ですよね。「高級車」と言っても、実は手が届きやすいモデルから、家が買えそうな超高級モデルまで、価格帯はかなり幅広いんです。
ざっくり言うと、アウディのラインナップは数字が大きくなるほど車体も大きく、価格も高くなると考えて間違いありません。あくまで目安となりますが、一般的な相場感をまとめました。
| クラス | 代表車種 | 新車価格の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| エントリー | A1 / Q2 | 300万円台後半〜 | コンパクトで街乗りに最適。「小さな高級車」として人気。 |
| ベーシック | A3 / Q3 | 400万〜600万円台 | 国産車からの乗り換えもしやすいサイズ感。日本の道路事情にマッチ。 |
| ミドル | A4 / A5 / Q5 | 600万〜900万円台 | アウディの主力ゾーン。高級感と実用性のバランスが絶妙。 |
| アッパーミドル | A6 / A7 / Q7 | 800万〜1,200万円台 | 本格的なラグジュアリーカー。法人需要や富裕層向け。 |
| フラッグシップ | A8 / Q8 / R8 | 1,200万円〜3,000万円超 | ブランドの頂点。最新技術と最高の快適性が詰め込まれている。 |
こうして見ると、エントリーモデルのA1やQ2なら、国産の上級ミニバンやSUVと変わらない予算で比較検討できることがわかりますね。一方で、A6以上のクラスになると明確に1,000万円が見えてくるので、いわゆる「成功者の証」といった風格が出てきます。
ちなみに、スポーツモデルの「S」や「RS」がついたグレードは、見た目は通常モデルと似ていても中身は別物。価格もグンと跳ね上がるので注意が必要です。
セダンやSUVなどアウディの種類と特徴

アウディの車種名はアルファベットと数字で構成されていて、最初はちょっと分かりにくいかもしれません。でも、法則さえ覚えてしまえば簡単です。
基本的には以下の3つのタイプを押さえておけばOKかなと思います。
- Aシリーズ(セダン・アバント・スポーツバック) 基本となる乗用車タイプです。「アバント」はいわゆるステーションワゴンのことで、荷物がたくさん積めるのにスタイリッシュなので日本でも大人気。「スポーツバック」はクーペのような流れる屋根を持つ4ドアや5ドア車で、「かっこいいアウディ」の代名詞とも言えます。
- Qシリーズ(SUV) 今一番売れているのがこのSUVタイプ。視界が高くて運転しやすく、アウトドアにも街乗りにも映えるデザインが魅力です。Q2、Q3、Q5、Q7、Q8とサイズ展開も豊富ですね。
- TT / R8(スポーツカー) 走る楽しさを追求したクーペモデル。TTはコンパクトでお洒落なスポーツカーとして有名でしたが、残念ながら生産終了が決まっています。
特にアウディが得意とするのが「アバント(ワゴン)」と「スポーツバック」です。実用性がありながら、生活感を感じさせない洗練されたデザインは、アウディならではの強みと言えますね。
ベンツやBMWとの比較で見える違い
「ドイツ御三家」と呼ばれるメルセデス・ベンツ、BMW、そしてアウディ。どれにするか迷う人も多いですよね。私個人の独断と偏見も混じりますが、それぞれのキャラクターを比較するとこんな感じになります。
- メルセデス・ベンツ 「権威」「王道」「ラグジュアリー」。乗り心地が良く、誰が見ても高級車とわかるステータス性が抜群です。内装の豪華さは頭一つ抜けている印象ですね。
- BMW 「駆けぬける歓び」「スポーティ」。運転席に座った瞬間からワクワクするような、ドライバー中心の車作りが特徴。走りを重視する人に愛されています。
- アウディ 「知的」「クール」「先進的」。ベンツほどの威圧感はなく、BMWほど汗臭くない(笑)。スマートで都会的なイメージですね。四輪駆動システム「クワトロ」による安定感も大きな武器です。
アウディを選ぶ人は、「これ見よがしな高級車は苦手だけど、上質で良いものに乗りたい」というバランス感覚を持った人が多いように感じます。
世間が抱くアウディのイメージと評判

実際にアウディに乗っていると、周りからどう見られるのか気になりますよね。ネットやSNS、私の周囲の声を聞いてみると、アウディのイメージはかなりポジティブなものが多いです。
- 「おしゃれな人が乗っていそう」
- 「デザインが洗練されていてかっこいい」
- 「女性が運転しているとかっこいい」
- 「知的なビジネスマンの車」
かつては「地味」と言われた時代もあったようですが、今は昔。特にあの大きな「シングルフレームグリル」や、流れるウインカー(ダイナミックターンインディケーター)などの先進的なLEDライト技術のおかげで、「先進的」というイメージを持つ人が増えているようです。
一方で、「内装がシンプルすぎて、ベンツに比べると高級感が少し物足りない」という意見を聞くこともあります。これは「豪華さ」よりも「機能美」を優先するアウディのデザイン哲学によるものなので、好みが分かれるポイントかもしれません。
高級車アウディの人気ランキングTOP5
「結局、どれが人気なの?」という方のために、街中でよく見かける人気モデルをランキング形式(ヨコアキ調べ)で紹介します。
- A4 / A4アバント 不動のエースです。サイズ、価格、性能のバランスが完璧で、日本の道路でも扱いやすい。「迷ったらこれ」と言える一台。
- Q5 世界的に売れているミドルサイズSUV。家族4人でゆったり乗れて、荷物もたくさん積める。高級SUVのど真ん中です。
- A3 スポーツバック / セダン エントリーモデルながら質感はしっかりアウディ。取り回しが良く、初めての輸入車として選ばれることが多いです。
- Q3 / Q3 スポーツバック Q5より一回り小さいSUV。特にクーペスタイルのスポーツバックはデザイン性が高く、若い世代や女性にも大人気。
- A5 スポーツバック 「世界一美しいクーペ」とも称されたデザインを持つ4ドアクーペ。実用性と美しさを兼ね備え、指名買いが多いモデルです。
高級車アウディの維持費や賢い購入方法

魅力的なアウディですが、輸入車となるとどうしても気になるのがお金の話。「買ってからの維持費が怖い」という理由で二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。ここでは、現実的な維持費やリスク、そして賢く乗るための方法について解説します。
アウディの維持費は国産車より高いのか
結論から言うと、国産車に比べれば維持費は高くなる傾向がありますが、法外に高いわけではありません。
まず、自動車税や重量税、自賠責保険といった「税金関係」は、排気量や車両重量で決まるので、国産車でも輸入車でも同じ金額です。ガソリン代も、最近のアウディは燃費が良いのでそこまで大きな差にはなりません(ただしハイオク指定がほとんどです)。
差が出るのは、主に以下の2点です。
- 部品代・消耗品代:タイヤ、バッテリー、ブレーキパッドなどの単価が国産車より高い。
- 工賃:ディーラーでの整備工賃(レバレート)が、国産ディーラーより高めに設定されていることが多い。
例えば、A3クラスであれば年間維持費の目安は30万円〜40万円程度(保険・税金・メンテ込、駐車場代別)と言われており、これは国産の高級ミニバンやクラウンクラスと「大きくは変わらない」レベルかなと思います。
気になるアウディの故障リスクと車検費用
「外車はすぐ壊れる」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、最近のアウディは昔の欧州車と比べれば致命的な故障は減っている印象です。いきなりエンジンが止まるようなトラブルは、現在では稀と言って良いでしょう。
ただ、国産車と比べると、センサー類やパワーウィンドウなどの電装系、そしてアウディ特有のトランスミッション「Sトロニック」周りのトラブルを聞くことはありますね。
車検費用については、ディーラーにお願いすると、予防整備も含めてしっかりと部品交換を提案されるため、初回車検で15〜20万円、2回目以降で20〜30万円ほど見ておくと安心です。もちろん、民間の整備工場を利用すればもっと安く抑えることも可能です。
アウディの中古車や認定中古車の選び方

新車価格が高騰している今、中古車を狙うのは非常に賢い選択です。特にアウディは、新車登録から数年経つと価格がこなれてくる傾向があるので、中古車市場では「お買い得感」が高いブランドなんです。
私が強くおすすめしたいのは、アウディ正規ディーラーが扱う「認定中古車(Audi Approved Automobile)」です。
- アウディ専門のメカニックによる100項目近い点検・整備
- 手厚い保証(1年〜5年など)が付帯する
- 出先でのトラブルにも対応してくれるロードサービス
街の中古車屋さんより車両価格は少し高めかもしれませんが、「安心を買う」という意味では絶対に認定中古車の方がコスパが良いです。特に輸入車初心者の方は、アフターサポートがしっかりしている正規ディーラー系での購入を強くおすすめします。
アウディの残価設定ローンとリースの活用
「どうしても新車に乗りたいけど、月々の支払いは抑えたい」という場合は、「残価設定型ローン(アウディ・フューチャー・ドライブなど)」を検討してみましょう。
これは、数年後の下取り価格(残価)をあらかじめ据え置いて、残りの金額を分割で支払う仕組みです。これを利用すれば、ワンランク上のモデルにも手が届くかもしれません。
メリット:月々の支払額を大幅に抑えられる。 デメリット:走行距離に制限がある場合が多く、乗り潰すわけではないので傷や凹みに気を使う。
3年や5年で新しい車に乗り換えたい人にはピッタリの仕組みですね。また、最近では定額で乗れるカーリースも人気が出てきているので、自分のお財布事情に合わせてシミュレーションしてみるのが良いでしょう。
自分に最適な高級車アウディを選ぶ結論
ここまでアウディの魅力やお金事情についてお話ししてきましたが、いかがでしたか?
アウディは、ギラギラした自己主張よりも、「知性」や「センス」を大切にしたい人にこそ乗ってほしい車です。「高級車アウディ」という響きには少し敷居の高さを感じるかもしれませんが、A1やA3、Q2のようにフレンドリーなモデルから入るのも素敵ですし、思い切って認定中古車で上位モデルのA4やA6を狙うのも賢い選択です。
最終的にどのモデルを選ぶにしても、アウディのステアリングを握れば、その精密な作り込みや安定した走りにきっと感動するはず。まずはディーラーや中古車販売店で、実車を見て、触れてみることから始めてみてはいかがでしょうか。
※本記事に記載されている価格や維持費は、執筆時点での一般的な目安です。実際の価格や費用は、モデル、年式、走行距離、利用状況によって異なります。正確な情報は必ずアウディ正規ディーラーや公式サイトにてご確認ください。
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