こんにちは。車の広場 運営者のヨコアキです。
みなさん、ついにこの時が来ましたね。2025年は、私たちジムニーファンにとって激動の1年と言っても過言ではありません。長年噂されていた5ドアモデルであるジムニーノマドの日本発売、そして既存モデルの5型マイナーチェンジと、ビッグニュースが続いています。
正直なところ、情報が多すぎて「結局、自分はどれを買えばいいの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。特に気になるのは、やはり納期や実燃費、そして価格といったリアルな部分ですよね。私も一人の車好きとして、この状況にはワクワクしつつも、複雑な情報に頭を悩ませていました。
そこで今回は、スズキの新型ジムニーに関する最新情報を、私の視点で徹底的に整理してみました。カタログスペックだけでは見えてこない、実際の使い勝手やオーナーさんの声も交えながら、詳しくお話ししていきたいと思います。これから購入を検討している方の参考になれば嬉しいです。
この記事でわかること
- 5ドアモデル「ノマド」のスペック詳細と価格設定の真実
- 5型マイナーチェンジで劇的に進化した安全装備と快適機能
- 納期傾向の目安と、今あえて狙い目となるモデルの選び方
- 噂のランドクルーザーFJ(2026年予想)との比較ポイントやリセール
スズキの新型ジムニー徹底解説!5ドアと5型の全貌

まずは、一番の注目株である5ドアモデル「ノマド」と、驚くほど進化した「5型」の改良内容について、詳しく見ていきましょう。「ただ長くなっただけ」「ただの改良」と思ったら大間違いですよ。
ノマド発売日と価格。受注停止の背景(報道ベース)
2025年4月3日、ついに日本市場で「ジムニーノマド(Jimny Nomad)」が発売されました。海外ではシンプルに「5ドア」と呼ばれていますが、日本では「ノマド(遊牧民)」というサブネームがついたのが印象的ですね。この名前には、都会と自然を自由に行き来するライフスタイルを楽しんでほしいという想いが込められているようです。
さて、気になる価格ですが、メーカー希望小売価格は265万1000円から(5MT車)という設定になっています。3ドアのシエラと比較すると価格は上がっていますが、その利便性を考えれば納得の範囲内…と言いたいところですが、ここで大きな問題が発生しました。
【注意】現在は受注停止中の可能性が高いです 一部メディアの報道によると、発売直後に注文が殺到し、わずか4日間で約5万台ものオーダーが入ったと言われています(※あくまで報道ベースの数字であり、公式発表ではありません)。これは当初の想定を遥かに超える反響で、いわゆる「ノマドショック」と呼ばれる事態になりました。
そのため、これから新車を定価で手に入れるのは非常にハードルが高いのが現状です。中古車市場ではプレミア価格がついており、新車価格を大きく上回る相場で取引されているケースも見受けられます。「どうしてもすぐに欲しい!」という場合を除いては、冷静な判断が必要かもしれませんね。
3ドアと5ドアのサイズや燃費を比較
では、具体的に3ドア(シエラ)と5ドア(ノマド)で何が違うのか、数字で見てみましょう。私が特に注目したのは、やはりボディサイズと重量のバランスです。
| 項目 | ジムニーノマド (5ドア) | ジムニーシエラ (3ドア) | 違いのポイント |
|---|---|---|---|
| 全長 | 3,890 mm | 3,550 mm | +340mm延長。後席と荷室が広くなりました。 |
| 全幅 | 1,645 mm | 1,645 mm | 変更なし。狭い道での使いやすさは健在! |
| ホイールベース | 2,590 mm | 2,250 mm | +340mm。直進安定性が向上しています。 |
| 車両重量(AT) | 1,190 kg | 1,090 kg | +100kg。ここが走りと燃費に影響します。 |
サイズを見て「おっ!」と思うのは、全幅が変わっていないことです。日本の狭い林道や路地裏での取り回しを重視するジムニーらしさが守られているのは嬉しいポイントですよね。
一方で、重量は100kg重くなっていますが、エンジンは3ドアと同じ1.5L(K15B型)のままです。そのため、パワーウェイトレシオ(重量あたりの馬力)は少し悪化しており、燃費もWLTCモードで13.6km/L(4AT)と、シエラに比べて若干落ちています。「4人乗って荷物満載で峠道」といったシーンでは、少しエンジンの唸り音が気になるかもしれません。
内装の進化と車中泊に適したカスタム

車内の使い勝手、特にインフォテインメントシステムに関しては、2025年の改良で一気に現代的になりました。これまで「ジムニーはナビが古いから…」と敬遠していた方も、これなら満足できるはずです。
注目の内装アップデート
- 9インチディスプレイオーディオの設定: 大画面で見やすく、スマホ連携もスムーズ。
- スズキコネクト対応: SOSボタンやスマホからのエアコン操作が可能に。山奥に行く機会が多いジムニーには心強い機能です。
そして、ジムニーと言えば「車中泊」ですよね。ノマドは全長が伸びた分、フルフラットにした時の広さが格段に向上しています。ただ、純正シートを倒しただけでは完全な平らにはならないので、快適に寝るためには工夫が必要です。
個人的なおすすめは、社外品のベッドキットを活用すること。最近はアルパインなどの大手メーカーからも専用品が出ていますし、ノマド専用設計のものなら、隙間なくピッタリ収まって「動く寝室」を作り出せます。後席を倒せばクーラーボックスもしっかり積めるので、キャンプの自由度は3ドア時代とは比べ物になりません。
5型のマイナーチェンジ変更点を解説
ノマドに注目が集まりがちですが、実は既存の3ドア(JB64/JB74)も2025年11月に「5型」へと進化しました。これがただの年次改良ではなく、かなり気合の入ったアップデートなんです。
最大の変化は、安全装備の刷新です。従来のシステムから「デュアルセンサーブレーキサポートII(DSBS II)」へと進化しました。これにより、検知対象が以下のように拡大されています。
- 車両と歩行者(昼夜)
- 自転車運転者
- 自動二輪車
- 交差点での対向車や横断歩行者
今まで苦手だった「交差点での右左折時」のリスクにも対応してくれるようになったのは、街乗りメインのユーザーにとっても非常に大きな安心材料ですね。
4AT車のACC進化などスペック情報
そして、ツーリング派の方に嬉しいニュースが、アダプティブクルーズコントロール(ACC)の進化です。今回の5型改良で、4AT車のACCが「全車速追従機能付き」にアップグレードされました!
これまでのACCは約40km/h以下になると解除されてしまう仕様でしたが、新型では前車に合わせて完全停止まで追従してくれます(停止保持機能付き)。行楽シーズンの渋滞もこれなら耐えられますね。
MT車のACCについて 一部で「MT車にもACCがついたのでは?」という期待の声もありましたが、残念ながら現時点の公式情報や実車レビューを確認する限り、MT車へのACC搭載は見送られているようです。MT派の方は、引き続き自らの操作でドライブを楽しむスタイルになりそうですね。
スズキの新型ジムニー購入ガイド!納期とライバル比較

魅力たっぷりな新型ジムニーですが、購入を考える際に避けて通れないのが「納期」と「ライバル車」の存在です。ここでは、買う前に絶対に知っておきたい現実的な情報をお伝えします。
2025年末時点の納期傾向と狙い目モデル(ディーラー情報ベース)
2025年12月現在、ジムニーシリーズの納期はモデルによって天と地ほどの差があります。「どれでもいいから早く欲しい」のか「何年待ってもこのモデルがいい」のかで、選ぶべき道が変わってきます。
| モデル | 納期傾向の目安(地域差あり) | 状況 |
|---|---|---|
| ジムニー (軽) | 約12ヶ月前後 | 相変わらず長いですが、安定はしています。 |
| ジムニーシエラ (MT) | 比較的早い傾向(約6ヶ月〜の例も) | 今の狙い目!ATより早く納車されるケースが多いようです。 |
| ジムニーシエラ (AT) | 約10ヶ月〜1年以上 | MTよりは待ちますが、軽ジムニーよりは早い傾向。 |
| ジムニーノマド (5ドア) | 受注停止中 | 再開後の納期は見通しが立っていません(長期化の可能性)。 |
特にノマドに関しては、インド工場での増産が行われているものの、バックオーダーが膨大すぎて、次にいつ注文できるようになるのか、そして注文できたとしていつ届くのかが見通せない状況です(あくまで現在の状況であり、公式情報は販売店へ確認してください)。一方で、シエラのMT車が意外と早いという報告が複数の販売店から上がっています。運転を楽しみたい方にとっては、最高の選択肢になるかもしれません。
噂のランドクルーザーFJ(2026年予想)との比較ポイント
ジムニーの購入を迷わせる大きな要因として、トヨタから2026年頃に登場すると噂されている「ランドクルーザーFJ」の存在があります。「コンパクトクルーザー」とも呼ばれるこのモデル、ジムニーと真っ向勝負になりそうなんですよね。
ランクルFJがジムニーの脅威になる理由(※現時点での予測報道)
- サイズ感: ノマドより少し大きい全長4.5m級と予想され、居住性が高そう。
- ハイブリッド搭載: 実現すれば、燃費面でジムニーを圧倒する可能性があります。
- トヨタの安心感: 「壊れない」という信頼性はやはり強力です。
もし、「本格的なオフロード性能は欲しいけど、燃費も少しは気にしたい」「家族でもっとゆったり乗りたい」と考えているなら、ランクルFJの続報を待ってみるのも一つの手です。ただ、ジムニーには軽自動車規格(JB64)という唯一無二の武器がありますし、維持費の安さではやはりジムニーに軍配が上がるでしょう。
維持費と実燃費の傾向(オーナー報告ベース)
憧れだけで買うと痛い目を見るのが、ジムニーの維持費、特にガソリン代です。オーナーさんの声をリサーチしてみると、やはり燃費に対するシビアな意見が多く見られます。
実燃費の目安としては、多くのオーナー報告を見ると、街乗りで9〜11km/L、高速道路で12〜14km/Lといったところが現実的なラインのようです。最近のハイブリッド車に慣れていると、「ガソリンメーターの減りが早い!」と驚くかもしれません。また、見た目をカッコよくするために「マッドテレーンタイヤ」などに履き替えると、燃費はさらに悪化し、ロードノイズも大きくなります。
知っておきたいデメリット ノマドの最小回転半径は5.7m。これはミニバン並みの数値で、スーパーの駐車場などでの小回りはかなり悪いです。「軽自動車感覚」で乗ると苦労するポイントなので注意してください。
中古相場の傾向とリセールの強さ(2025年末時点)
逆に、ジムニーの圧倒的な強みと言えるのが「リセールバリュー(売却価格)」の高さです。特に現在は新車の供給が追いついていないため、中古車相場がバブル状態になっています。
ノマドに至っては、即納可能な未使用車が新車価格を大きく上回るプレミア価格で取引されている例もあります(2025年末時点)。「高く買っても、売る時も高い」という神話は健在ですが、投機的な動きも絡んでいるため、相場の変動には注意が必要です。ただ、長く乗って楽しんだ後でも、それなりの値段で手放せるという安心感は、他の車にはないジムニーならではの魅力ですね。
スズキの新型ジムニーは待つ価値があるか
ここまで、良い点も悪い点も包み隠さずお話ししてきましたが、結論としてスズキの新型ジムニーは「待つ価値がある車」なのでしょうか?
私は「ライフスタイルを変えたいなら、待つ価値は十分にある」と思います。燃費が悪くても、納期が長くても、ジムニーが納車されたその日から、休日の過ごし方や出かける場所が変わるという体験は、他の車ではなかなか得られません。特に5型で進化した安全性能や、ノマドの実用性は、その魅力をさらに高めています。
ただし、「毎日の通勤で燃費を重視する」「すぐに車が必要」という方には、正直おすすめしにくいのも事実です。ご自身の生活スタイルと照らし合わせて、最高の相棒を選んでくださいね。正確な最新情報や納期については、必ずお近くのスズキ販売店で確認することをお忘れなく!
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