人気の高級クロスオーバーSUV、レクサスNXのモデルチェンジについて詳しく知りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。次回のフルモデルチェンジがいつになるのか、これまでのモデルチェンジの歴史や周期、そして注目される2025年や2026年の改良内容に関心があることでしょう。また、「NXの2025年次改良はいつですか?」といった具体的な疑問から、人気グレードであるレクサスNX350とNX350hの違い、所有欲をくすぐる人気内装色の情報も気になるところです。さらに、将来的にレクサスNXは廃止されるのかという噂の真相、新型の価格や気になる5年落ちの残価率、そして最終的にレクサスNXはいつ買うのがお得ですか?という購入計画まで、この記事ではあらゆる角度から徹底的に解説していきます。
この記事でわかること
- 次期フルモデルチェンジの時期と周期
- 2025年以降のマイナーチェンジの具体的な内容
- グレード選びや購入に役立つ詳細な比較情報
- 残価率やお得な購入タイミング
レクサスnxのモデルチェンジの歴史と今後の予測

車の広場:イメージ
- レクサスnxモデルチェンジの歴史を解説
- 約7年とされる周期
- 次期レクサスnxのモデルチェンジはいつになる?
- 2025年の改良点
- 2026年の変更内容
レクサスnxモデルチェンジの歴史を解説

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レクサスNXの歴史は、レクサスブランドにおける挑戦の歴史でもあります。ここでは、初代から現行モデルまでの変遷を振り返ります。
初代NX(AZ10型):2014年~2021年
記念すべき初代レクサスNXは、2014年7月に発売されました。レクサス初のコンパクトクロスオーバーSUVとして市場に投入され、ブランドの新たな顧客層を獲得する戦略的モデルでした。
デザインは、レクサスの象徴であるスピンドルグリルを大胆に採用し、エッジの効いたシャープなスタイリングが特徴です。パワートレインには、新開発の2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載した「NX200t」と、2.5Lハイブリッドシステムの「NX300h」を設定。都市での走行性能とラグジュアリーな内装が高い評価を受け、瞬く間に人気モデルとなりました。
2017年9月にはマイナーチェンジを実施し、内外装デザインをリフレッシュ。特にフロントバンパーやグリルの意匠変更で、より洗練された印象を与えました。この時、先進の予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を全車に標準装備し、安全性能を大幅に向上させたことも大きなトピックです。また、ターボモデルの名称が「NX200t」から「NX300」へと変更されました。
2代目NX(AZ20型):2021年~現在
待望のフルモデルチェンジを経て、2代目となる現行NXは2021年10月に登場しました。プラットフォームにTNGA「GA-Kプラットフォーム」を採用し、走行性能の基本となるボディ剛性や静粛性を格段に進化させています。
エクステリアはスピンドルグリルを継承しつつ、リアデザインには横一文字のテールランプと新しい「LEXUS」ロゴを配し、次世代レクサスデザインの方向性を示しました。
パワートレインの電動化を大きく推し進めたのが2代目の特徴で、従来のハイブリッドモデルに加え、レクサス初となるプラグインハイブリッドモデル「NX450h+」を設定。多彩なラインナップで幅広いニーズに応えています。
約7年とされる周期
レクサスNXのフルモデルチェンジ周期は、これまでの実績から見ると約7年が目安と考えられています。これは、自動車業界における一般的な開発サイクルや、技術の陳腐化を防ぐための適切な期間です。
実際に、初代NXが2014年7月に発売され、2代目の現行モデルが2021年10月に登場していることから、この7年周期が裏付けられています。このサイクルはNXに限った話ではなく、レクサスの基幹モデルである「RX」や「ES」なども同様の周期でフルモデルチェンジを行っている傾向にあります。
モデルチェンジ周期のポイント
自動車メーカーは、巨額の投資が必要なフルモデルチェンジを計画的に行う必要があります。技術革新のスピード、市場のトレンド、そして競合他社の動向などを総合的に判断した結果、多くのモデルで6〜8年周期が採用されており、レクサスNXもそのセオリーに沿っていると言えるでしょう。
また、フルモデルチェンジの中間地点にあたる3〜4年目には、大規模なマイナーチェンジが実施されるのが通例です。これにより、内外装のリフレッシュや装備のアップデートが行われ、商品力を維持し続けます。現行NXも、この周期に従って改良が予定されています。
次期レクサスnxモデルチェンジはいつになる?

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結論から言うと、次回のレクサスNXのフルモデルチェンジは2027年後半から2028年頃に行われる可能性が非常に高いです。
その理由は、前述の通り、約7年というモデルチェンジ周期に基づいています。現行の2代目モデルは2021年10月に発売されたため、単純計算で7年後とすると2028年10月頃がターゲットとなります。自動車の開発スケジュールを考慮すると、2027年の後半から具体的な情報が出始め、2028年にかけて発売されるという流れが最も自然な予測です。
次期モデルでは、さらなる電動化が期待されています。現行のプラグインハイブリッドに加え、バッテリーEV(BEV)モデルの追加も十分に考えられます。デザイン面でも、レクサスの新たなデザイン言語が採用され、より先進的な内外装になることは間違いないでしょう。
ただし、これはあくまで過去の周期に基づいた予測です。近年の自動車業界は電動化や自動運転技術の進化が目覚ましく、開発サイクルが変動する可能性もゼロではありません。とはいえ、現時点では2028年前後という見立てが最も有力な情報と言えます。
2025年の改良点
2028年のフルモデルチェンジを待つ前に、直近で注目すべき大きな動きがあります。それが2025年7月に予定されている大幅なマイナーチェンジ(年次改良)です。これは商品力を大幅に向上させる重要なアップデートとなります。
今回の改良における最大の目玉は、12.3インチの大型フル液晶メーターの採用です。これまで上位グレードやオプション設定だったものが、より多くのグレードで標準装備化される可能性があり、視認性と先進性が大きく向上します。
安全装備の面では、予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」がアップデートされます。例えば、交差点での右左折支援や、静止物への衝突被害軽減ブレーキの対応範囲拡大など、より緻密な運転支援が期待できます。
2025年モデルの主な変更点まとめ
項目 | 変更内容 |
---|---|
メーター | 12.3インチ大型フル液晶メーターを新搭載 |
安全装備 | Lexus Safety System +の機能向上 |
外観 | 新デザインのユニファイドスピンドル採用の可能性 |
ヘッドランプ | 三眼フルLEDヘッドランプの全グレード標準装備化 |
特別仕様車 | 「OVERTRAIL」の継続設定や新仕様の追加 |
ラインナップ | ガソリンモデル「NX250」の生産終了 |
デザイン面では、レクサスの新世代デザインである「ユニファイドスピンドル」の採用も噂されており、フロントフェイスがより洗練された印象になるかもしれません。これらの改良により、NXはプレミアムSUVとしての魅力を一層高めることになります。
2026年の変更内容

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2025年の大幅改良に続き、2026年にも年次改良としてのマイナーチェンジが予定されています。2026年のモデルチェンジは、フルモデルチェンジに向けた熟成期間と位置づけられ、主に細部の商品力向上が中心となる見込みです。
現時点で予想されている主な変更点は、ボディカラーの見直しです。一部の既存色が廃止され、新たな流行色や質感を高めた新色が追加される可能性があります。例えば、ソニッククォーツやマダーレッドといったカラーがなくなり、「ラディアントレッドコントラストレイヤリング」のような深みのあるカラーが導入されるとの情報があります。
また、インフォテインメントシステムのソフトウェアアップデートも期待されるポイントです。操作性の改善や新機能の追加により、コネクテッドサービスの利便性がさらに向上するでしょう。PHEVモデル「NX450h+」においては、バッテリー制御の最適化によるEV航続距離の僅かな延長や、充電効率の改善といった、地道ながらもユーザーメリットの大きい改良が行われる可能性も考えられます。
2026年は大きな変更はない見込み
2026年モデルは、パワートレインやプラットフォームといった基本骨格に変更が加わる可能性は低いです。あくまで2025年モデルをベースとした熟成がメインとなり、デザインの大幅な変更や新グレードの追加といったサプライズは期待しにくいでしょう。
まとめると、2026年の改良は現行モデルの完成度をさらに高めるための最終調整という側面が強く、より洗練された一台を求めるユーザーにとっては魅力的な選択肢となり得ます。
購入前に知るべきレクサスnxのモデルチェンジ情報

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- レクサスNXは廃止されるのですか?
- NX350とNX350hの違いは何ですか?
- レクサスNXの人気内装色はどれ?
- レクサスNXの5年落ちの残価率は?
- レクサスNXの新型の価格を大胆予想
- レクサスNXはいつ買うのがお得ですか?
- 総括:レクサスnxのモデルチェンジの最新動向
レクサスNXは廃止されるのですか?

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結論として、レクサスNXシリーズ自体が廃止されるという公式発表は一切ありません。むしろ、レクサスブランドの中核を担う人気モデルとして、今後も進化を続けていくことが確実視されています。
ただし、「レクサスNXが廃止される」という噂が一部で流れる背景には、一つの事実があります。それは、エントリーモデルである2.5Lガソリンエンジン搭載の「NX250」が、2025年6月をもって生産終了となることです。
これは、世界的な環境規制の強化と、レクサスが進める電動化戦略に沿った動きです。純粋なガソリンエンジンモデルを絞り、ハイブリッド(HEV)やプラグインハイブリッド(PHEV)といった電動化モデルに注力していくというブランドの意思表示と言えます。
したがって、「NXの一部グレードが廃止(生産終了)になる」というのが正しい情報であり、NXシリーズそのものがなくなるわけではありません。今後は、ターボガソリンの「NX350」、ハイブリッドの「NX350h」、プラグインハイブリッドの「NX450h+」を中心としたラインナップで展開されていきます。
NX350とNX350hの違いは何ですか?
レクサスNXの購入を検討する上で、多くの方が悩むのが「NX350」と「NX350h」の選択です。この2つの最も大きな違いは、パワートレイン(エンジンとモーターの有無)にあり、それによって走行性能や燃費、価格が大きく異なります。
NX350 vs NX350h スペック比較
NX350 | NX350h | |
---|---|---|
パワートレイン | 2.4L 直列4気筒ターボエンジン | 2.5L 直列4気筒エンジン + モーター |
システム最高出力 | 279ps | 243ps |
特徴 | パワフルでダイレクトな加速感 | スムーズで静粛性が高く、低燃費 |
駆動方式 | AWDのみ | FF / AWD選択可 |
燃費(WLTC) | 約12.2km/L (AWD) | 約22.2km/L (FF) / 約21.6km/L (AWD) |
NX350の魅力
「NX350」は、走りの楽しさを重視する方向けのモデルです。2.4Lターボエンジンは力強く、アクセルを踏み込んだ際のダイレクトな加速フィールが魅力です。高速道路での追い越しや、ワインディングロードを駆け抜けるシーンで、その真価を発揮します。
NX350hの魅力
一方、「NX350h」は、燃費性能と快適性を重視する方に最適です。モーターによる滑らかな発進と、エンジン音が気にならない静粛性の高さは、日常の運転を上質なものにしてくれます。圧倒的な低燃費は、ランニングコストを抑えたい方にとって大きなメリットです。
どちらを選ぶべきかは、ライフスタイルによりますね。毎日の通勤や街乗りがメインなら「NX350h」の静かさと経済性は魅力的です。一方で、週末のドライブをアクティブに楽しみたいなら、「NX350」のパワフルな走りが満足感を与えてくれるでしょう。
レクサスNXの人気内装色はどれ?

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レクサスNXの内装色は、グレードによって選択肢が異なりますが、全体として人気が高いのは落ち着きと高級感を両立したカラーです。ここではグレード別の人気傾向を紹介します。
F SPORTの人気色:「フレアレッド」と「ブラック」
スポーティな内外装が特徴の「F SPORT」では、「フレアレッド」が圧倒的な一番人気です。鮮やかながらも深みのある赤色が、F SPORTのアグレッシブなイメージと見事にマッチします。リセールバリューの面でも有利に働くことが多いカラーです。
次いで人気なのが、定番の「ブラック」です。引き締まったスポーティな空間を演出し、汚れが目立ちにくいという実用的なメリットもあります。
Version Lの人気色:「ヘーゼル」と「ブラック」
ラグジュアリー志向の「Version L」では、温かみのあるブラウン系の「ヘーゼル」が最も支持を集めています。上品で明るい室内空間を演出し、乗り込むたびに満足感を与えてくれるカラーです。
こちらも「ブラック」は根強い人気を誇ります。重厚感と高級感を兼ね備え、誰にでも好まれる普遍的な魅力があります。明るい「リッチクリーム」も選択肢の一つですが、汚れへの配慮が必要なため、選択する人はやや少なめです。
「OVERTRAIL」専用色も
オフロードイメージを高めた特別仕様車「OVERTRAIL」には、専用内装色として「モノリス」が設定されています。ブラックを基調としながら、自然から着想を得たカーキ系のアクセントが特徴的な、特別なカラーリングです。
最終的には個人の好みが最も重要ですが、リセールバリューを少しでも意識するなら、各グレードで人気No.1のカラー(F SPORTならフレアレッド、Version Lならヘーゼル)を選択するのが無難な選択と言えるでしょう。
レクサスNXの5年落ちの残価率は?
レクサスNXは、中古車市場でも非常に人気が高く、その結果として驚異的に高い残価率を維持しています。残価率とは、新車価格に対して数年後にどれくらいの価値が残っているかを示す割合のことです。
結論から言うと、レクサスNXの5年落ちの残価率は、平均して60%前後に達することがあります。これは、一般的な国産車の5年後の残価率が40%〜50%程度であることを考えると、極めて高い水準です。
残価率が高くなる要因
- ブランドイメージ:「レクサス」という高級ブランドへの信頼と憧れ。
- 品質と耐久性:故障が少なく、長く乗れるという安心感。
- 需要の高さ:新車の納期が長いこともあり、状態の良い中古車の需要が常に高い。
- 人気グレード・カラー:特に「F SPORT」や人気色(ホワイト、ブラック、フレアレッドなど)は高残価を維持しやすいです。
例えば、新車価格が600万円だったNXが、5年後に360万円(60%)の査定額が付く可能性があるということです。もちろん、この数値は車両の状態、走行距離、ボディカラー、装備などによって変動しますが、NXが「資産価値の落ちにくい車」であることは間違いありません。
この高い残価率は、将来的に車を乗り換える際の下取り価格に直結するため、トータルコストを考えると非常にお得なモデルと言えます。
レクサスNXの新型の価格を大胆予想
2028年頃に登場が期待される次期フルモデルチェンジ後の新型レクサスNXの価格は、現在のモデルよりも上昇することが確実視されています。
その理由として、近年の世界的なインフレーションや原材料費の高騰、そして何よりも搭載される技術の進化が挙げられます。より高性能なハイブリッドシステムや、先進的な運転支援技術、大型化・高精細化するディスプレイなど、あらゆる面でコストが増加するためです。
具体的な価格を予想すると、現行モデルのエントリーグレードが約500万円台前半からスタートしていることを踏まえ、新型ではエントリーモデルでも約550万円〜600万円程度からのスタートになる可能性があります。
新型NXの予想価格帯
- エントリーグレード(HEVなど):550万円 ~ 650万円
- 上位グレード(PHEVなど):750万円 ~ 850万円
- 将来的なBEVモデル:800万円 ~ 900万円以上
特に、今後追加される可能性が高いプラグインハイブリッド(PHEV)の上位モデルや、完全な電気自動車(BEV)モデルが登場した場合、その価格は800万円を超えるレンジに入ってくることも十分に考えられます。
もちろん、価格上昇に見合うだけの価値、つまりは性能、デザイン、安全性の向上が提供されるはずですが、購入を検討する際には、現在よりも高い予算を想定しておく必要があるでしょう。
レクサスNXはいつ買うのがお得ですか?
レクサスNXをお得に購入するタイミングは、何を重視するかによっていくつかのパターンが考えられます。最新モデルに乗りたいのか、それとも価格を重視するのか、目的別に最適な時期を解説します。
1. 最新の装備を求めるなら「マイナーチェンジ直後」
最新のデザインや安全装備、機能を求めるのであれば、マイナーチェンジや年次改良が実施された直後がベストタイミングです。例えば、2025年7月に実施される改良モデルは、12.3インチ液晶メーターなどが搭載され、商品力が最も高い状態です。値引きは渋くなる傾向にありますが、最も満足度の高いNXを手に入れることができます。
2. 価格を重視するなら「モデルチェンジ直前」
少しでも安く購入したい場合は、フルモデルチェンジやマイナーチェンジの直前が狙い目です。ディーラーは新型への切り替えを前に、現行モデルの在庫を売り切りたいと考えます。そのため、通常期よりも大きな値引きや、お得なオプションサービスが期待できます。ただし、希望のボディカラーやグレードが選べなくなる可能性もあります。
3. 交渉しやすさを狙うなら「決算期(3月・9月)」
ディーラーには、販売台数の目標を達成したい「決算期」があります。毎年3月と9月がその時期にあたり、特に年度末の3月はディーラー側も販売に力を入れるため、通常よりも交渉がしやすくなります。年末商戦期(12月)も同様の傾向があります。
まとめると、最新を求めるなら「今」、価格を求めるなら「モデル末期」や「決算期」がおすすめです。ご自身の予算や欲しいモデルの状況を見ながら、最適なタイミングを見計らってください。
総括:レクサスnxモデルチェンジの最新動向
- 次期フルモデルチェンジは2027年後半から2028年頃と予測
- モデルチェンジ周期は約7年が目安
- 2025年7月に大規模なマイナーチェンジを実施
- 2025年モデルでは12.3インチ液晶メーターが採用される
- 安全装備のLexus Safety System +も機能向上
- 2026年にはボディカラーの見直しなど熟成が中心
- レクサスNXシリーズ自体の廃止予定はない
- ガソリンモデルのNX250は2025年6月で生産終了
- 今後はハイブリッドとプラグインハイブリッドが中心となる
- NX350は走り重視、NX350hは燃費と快適性重視
- F SPORTの人気内装色はフレアレッド
- Version Lの人気内装色はヘーゼル
- 5年落ちの残価率は約60%と非常に高い
- 次期新型の価格は現行より上昇し550万円以上からと予想
- お得な購入時期はモデルチェンジ前や決算期
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