レクサスハイエースの正体は？カスタムの値段から本家LMまで解説

街中でエンブレムが違うハイエースを見かけて、「レクサスにハイエースはありますか？」と疑問に思った経験はないでしょうか。結論から言うと、レクサスのハイエースは公式には存在しません。では、その正体は何なのでしょうか。

この記事では、巷で噂のレクサスハイエースのカスタム実態や、気になる値段、そして一部でささやかれる「ダサい」という評価の理由までを深掘りします。また、ハイエースレクサスワイパーやハイエースレクサスホーンといった手軽なカスタムから、公式のレクサスバンやレクサスワゴンに相当する車種は存在するのか、という疑問にもお答えします。

さらに、本家レクサスが誇る高級ミニバン、レクサス LMの詳細や、レクサスLMは日本で買えるの？という問い、さらにはレクサスが買える人の年収の目安、そしてレクサスで最上級の車は何か、といった情報まで網羅的に解説していきます。

この記事でわかること

巷で噂のレクサスハイエースの正体がわかる
カスタムにかかる値段や注意点がわかる
本家レクサスの高級ミニバン「LM」についてわかる
レクサスオーナーに求められる年収の目安がわかる

街で見かけるレクサスハイエースの正体
レクサスのハイエースと公式高級車の違い

街で見かけるレクサスハイエースの正体

車の広場：イメージ

そもそもレクサスにハイエースはありますか？
巷で噂されるレクサスのハイエースの実態
レクサスハイエースはダサいという評価
カスタムに必要なレクサスハイエースの値段
人気のハイエース用レクサスホーンとワイパー

そもそもレクサスにハイエースはありますか？

結論として、レクサスブランドから「ハイエース」という名称の、あるいはハイエースをベースとした車両が公式に販売されたことは一度もありません。

街中やインターネット上で見かける「レクサスハイエース」と呼ばれる車両は、すべてトヨタハイエースのオーナーが独自にカスタムを施したものです。トヨタの高級車ブランドであるレクサスが、商用バンとして広く知られるハイエースを製造・販売しているという事実は存在しないのです。

ではなぜ、このようなカスタムが存在するのでしょうか。それは、オーナーの「こだわり」や「遊び心」の表れと言えます。次項で、その詳しい実態について見ていきましょう。

「レクサスにハイエースってあったっけ？」と疑問に思うのは当然のことです。公式ラインナップには存在しないため、見かけた車両はオーナーの個性的なカスタムカーということになります。

巷で噂されるレクサスのハイエースの実態

「レクサスのハイエース」の実態は、オーナーが高級感や個性を追求するために行うカスタムの一つのスタイルです。

その主な目的は、商用車のイメージが強いハイエースに、レクサスの持つ高級感やステータス性を付与し、他の車両との差別化を図ることにあります。具体的には、以下のようなカスタムが行われています。

エンブレムの交換

最も手軽で代表的なカスタムが、トヨタのエンブレムをレクサスの「Lマーク」エンブレムに交換する手法です。フロントグリルやリアゲート、さらにはステアリングホイールのエンブレムまで変更するケースが見られます。

フロントフェイスの変更

より本格的なカスタムとして、レクサスの象徴である「スピンドルグリル」を模したフロントバンパーやグリルキットに交換する「フェイススワップ」も人気です。これにより、一見するとレクサス車と見間違えるほどの迫力ある外観に仕上げることが可能になります。

補足：これらのカスタムパーツは、カー用品店やオンラインショップで数多く販売されており、需要の高さがうかがえます。オーナーは、自分だけのオリジナルな一台を創り上げることを楽しんでいるのです。

レクサスハイエースはダサいという評価

オリジナリティを追求するカスタムがある一方で、「レクサスハイエースはダサい」という否定的な評価が存在するのも事実です。

このような意見が出る主な理由は、ブランドイメージの不一致や、本質を伴わない見た目だけのカスタムと見なされる点にあります。レクサスは、卓越した静粛性や上質な乗り心地、そしてきめ細やかなサービスを含めてブランド価値を構築しています。

しかし、ハイエースはあくまで実用性を重視した商用車がベースであり、その乗り味や内外装の質感がレクサスのそれとは大きく異なります。このギャップを知っている人から見ると、エンブレムだけを付け替えた状態に違和感を覚え、「見栄を張っている」「本質を理解していない」といった印象を抱かせてしまうことがあるのです。

注意点：カスタムは自己満足の世界ですが、周囲からの見え方が分かれる可能性があることは理解しておく必要があります。特に、他ブランドのエンブレムを付ける行為に対しては、車好きの間でも賛否両論あるのが現状です。

カスタムに必要なレクサス風ハイエースの値段

レクサス風ハイエースのカスタム費用は、数千円の手軽なものから、数百万円規模の本格的なものまで非常に幅が広いです。

カスタムの内容によって値段は大きく変動します。どこまで「レクサスらしさ」を追求するか、オーナーのこだわりと予算次第と言えるでしょう。以下に、代表的なカスタムパーツとその費用目安をまとめました。

カスタム内容	費用目安	概要
エンブレム交換	約5,000円～20,000円	前後セットのレプリカ品や純正品。手軽に始められる。
レクサスホーン	約5,000円～15,000円	レクサス純正の電子ホーン。特徴的な音色で人気。
ホイール交換	約10万円～50万円以上	レクサス純正または社外品のレクサス風デザインホイール。
フェイスキット	約20万円～80万円	スピンドルグリル風のフロントバンパー、グリル等のセット。塗装・取付工賃が別途必要。
全塗装	約50万円～100万円以上	レクサス純正のボディカラー（例：ソニッククォーツ、グラファイトブラックガラスフレーク）に塗装。

このように、エンブレム交換のようなワンポイントのカスタムであれば比較的安価ですが、外装全体に手を入れると新車が購入できるほどの金額になることもあります。計画的な予算管理が重要ですね。

レクサスのハイエースと公式高級車の違い

車の広場：イメージ

レクサスにバンやワゴンタイプの車種はあるか
レクサスの高級ミニバンLMは日本で買えるの？
ではレクサスで最上級の車とはどれか
レクサスが買える人の年収はどのくらいか
レクサスのハイエース総括

レクサスにバンやワゴンタイプの車種はあるか

結論から言うと、2025年現在、レクサスの公式ラインナップに、ハイエースのような商用バンや、ステーションワゴンタイプの車種は存在しません。

レクサスブランドは、主に以下のカテゴリーでラグジュアリーカーを展開しています。

セダン (LS, ESなど)
クーペ (LC, RC)
SUV (LX, RX, NX, UXなど)
ラグジュアリーミニバン (LM)

過去のラインナップを遡っても、荷室の広さを特徴とする伝統的なステーションワゴンは販売されていません。そのため、「レクサスバン」や「レクサスワゴン」というキーワードで車を探している場合、それに直接合致するモデルは見つからないのが現状です。ただし、唯一の例外として、後述する「LM」がバンやワゴンに最も近い形態のモデルと言えます。

レクサスの高級ミニバンLMは日本で買えるの？

はい、レクサスの高級ミニバン「LM」は、日本国内の正規ディーラーで購入することが可能です。

LMは、2020年に中国をはじめとするアジア市場でデビューし、大きな話題を呼びましたが、日本では2023年10月に2代目モデルが正式に導入されました。トヨタアルファード／ヴェルファイアをベースとしながらも、内外装のデザインから乗り心地、静粛性に至るまで、すべてがレクサス基準で作り込まれた最高級ミニバンです。

日本市場では、以下のグレードが展開されています。

レクサス LM 日本仕様モデル

LM500h “EXECUTIVE”：4人乗り仕様。後席を重視した究極のショーファードリブンカー。価格は約2,000万円。
LM500h “version L”：6人乗り仕様。上質な移動空間を提供するファミリーユースにも対応したモデル。価格は約1,500万円。

まさに「走る執務室」や「最高級のプライベートジェット」と表現されるにふさわしい、別格のラグジュアリー空間を提供しています。

ではレクサスで最上級の車とはどれか

「レクサスで最上級の車」は、どのカテゴリーに注目するかによって答えが異なります。セダン、SUV、そしてミニバン、それぞれにブランドの威信をかけたフラッグシップモデルが存在します。

現在のラインナップにおける各カテゴリーの最上級モデルは以下の通りです。

カテゴリー	モデル名	特徴	新車価格帯（目安）
セダン	LS (エルエス)	ブランドの原点であり、静粛性、乗り心地、先進技術のすべてを極めたフラッグシップセダン。	約1,100万円～1,800万円
SUV	LX (エルエックス)	悪路走破性と究極のラグジュアリーを両立。圧倒的な存在感を放つフラッグシップSUV。	約1,250万円～1,800万円
ミニバン	LM (エルエム)	後席の快適性を徹底的に追求したショーファードリブンミニバン。価格面ではレクサスの頂点に立つ。	約1,500万円～2,000万円