「レクサスって外車なの?」このような疑問を持つ方は少なくありません。街で見かける洗練されたデザインや高級感から、海外ブランドだと考えている方も多いでしょう。この記事では、レクサスが外車なのか、それとも国産車なのか、という基本的な問いに答えていきます。
さらに、レクサスは何車なのか、そしてトヨタの子会社なのかというブランドの立ち位置から、レクサスは何がいいのかという具体的な魅力まで掘り下げます。購入を検討する上で気になる、レクサスと外車どっちを選ぶべきかという比較や、具体的なレクサスとベンツはどっちが高いのかという価格差、さらにはレクサスと外車の維持費の違いについても詳しく解説します。
また、レクサス値段一覧やグレード順といったモデル情報から、レクサス逆輸入車という特殊な選択肢、その新車の入手方法や知っておくべきレクサス逆輸入のデメリットまで、あらゆる角度から情報を網羅しています。あなたの疑問を解消し、最適な一台を見つけるための手助けとなるはずです。
この記事で分かること
- レクサスが外車か国産車かの明確な答え
- 外車と比較した際の維持費や価格の違い
- 逆輸入車という特殊な選択肢と注意点
- レクサスの魅力とモデル別の特徴
レクサスは外車?国産車としての基本情報を解説

イメージ画像
- そもそもレクサスは何車?
- レクサスはトヨタの子会社?ブランドの関係性
- 国産車としてのレクサスは何がいいの?
- レクサスのグレード順と主要モデル
- モデル別にみるレクサス値段一覧
そもそもレクサスは何車?
結論から言うと、レクサスは日本のトヨタ自動車が展開する高級車ブランドであり、基本的には「国産車」として扱われます。
レクサスブランドは1989年に北米の高級車市場向けに誕生しました。その生産の多くは日本の工場(トヨタ自動車九州など)で行われていますが、日本国内で販売されるモデルのすべてが日本製というわけではありません。例えば、人気SUVのNXやRXといった車種の一部は、カナダなどの海外工場で生産された車両も含まれています。
しかし、どの工場で生産されたかにかかわらず、日本国内の正規ディーラーで販売される車両は「レクサス(トヨタ)」という日本のブランドの車として扱われます。そのため、外車のような風格を持ちながら、日本の品質基準とサービス網のもとで提供される国産車ブランド、と理解するのが最も正確です。
レクサスはトヨタの子会社?ブランドの関係性
レクサスはトヨタの「子会社」ではありません。正しくは、トヨタ自動車株式会社の一部門である「社内カンパニー」という位置づけです。法人として独立しているわけではなく、あくまでトヨタという一つの会社の中にあるプレミアムブランドとなります。
この体制には、トヨタグループ全体の技術力や生産基盤を最大限に活用できるという大きなメリットがあります。例えば、車の心臓部であるエンジンや、近年注目されるハイブリッドシステムなどの先進技術はトヨタと共有しつつ、デザインや乗り心地、内外装の素材選びといった部分でレクサス独自の価値を追求しています。
トヨタとレクサスの関係性まとめ
- 子会社ではない:レクサスは独立した会社ではなく、トヨタ自動車のブランドの一つ。
- 戦略的な棲み分け:トヨタブランドは大衆車から高級車まで幅広く展開し、レクサスはプレミアムセグメントに特化。
- 技術の共有:トヨタの持つ高い品質管理基準や先進技術をベースに、レクサス独自の付加価値をプラスしている。
販売チャネルも完全に分けられており、レクサス車は全国のレクサス正規ディーラーでのみ購入可能です。これにより、ブランドイメージの維持と、質の高いおもてなしの提供を実現しています。
国産車としてのレクサスは何がいいの?
レクサスが多くの人々から選ばれる理由、つまり「レクサスは何がいいの?」という問いへの答えは、「外車のような所有満足感」と「国産車ならではの安心感」を両立している点にあります。
具体的なメリットは以下の通りです。
圧倒的な信頼性と故障の少なさ
最大の魅力は、やはり日本車ならではの品質の高さです。トヨタの厳格な品質管理基準のもとで生産されているため、故障が少なく、長く安心して乗り続けることができます。これは、輸入車と比較した場合の大きなアドバンテージと言えるでしょう。
静粛性と快適な乗り心地
レクサスは静粛性の追求に並々ならぬこだわりを持っています。エンジン音やロードノイズを徹底的に抑え込み、静かで快適な移動空間を提供します。この上質な乗り心地は、一度体験すると他の車には戻れないと感じる人も少なくありません。
充実したアフターサービス
「レクサス・オーナーズデスク」をはじめとする手厚いサポート体制も魅力です。全国どこにでもあるディーラー網によるメンテナンスの受けやすさや、質の高い接客は、所有する満足度をさらに高めてくれます。
やはり、万が一のトラブルの際にすぐ相談できるディーラーが全国にあるのは心強いですよね。部品の供給もスムーズなので、修理で長期間待たされる心配が少ないのも国産ブランドならではのメリットです。
レクサスのグレード順と主要モデル
レクサスはセダン、クーペ、SUV、ハッチバックまで、多彩なラインナップを展開しています。モデル名のアルファベットは車両のクラスやコンセプトを示しており、数字は主にエンジン排気量やモーター出力を表す指標として使われます。
モデルごとに属するクラスが異なるため、「IS300」と「ES300h」のように数字が同じでも、直接的な上下関係を示すものではありません。あくまで、LSがセダンの頂点、LXがSUVの頂点、というように各カテゴリでの位置づけを理解することが重要です。
ここでは、現在の主要なラインナップをカテゴリ別に紹介します。
セダン
- LS: ブランドの頂点に立つフラッグシップセダン。
- ES: 上質な乗り心地が魅力のミドルサイズセダン。
- IS: スポーティーな走りが楽しめるコンパクトセダン。
SUV
- LX: 圧倒的な悪路走破性と豪華さを両立したフラッグシップSUV。
- RX: 高級クロスオーバーSUVの先駆け的存在で、世界的な人気モデル。
- NX: スタイリッシュなデザインが特徴のコンパクトクロスオーバーSUV。
- UX: 都市での取り回しやすさを重視したコンパクトクロスオーバー。
- LBX: サイズのヒエラルキーを超えた「本物を知る人が素の自分に戻れるクルマ」をコンセプトに開発されたモデル。
クーペ・その他
- LC: 優雅なデザインが目を引くフラッグシップクーペ。
- RC: ISをベースとしたスポーティーなクーペ。
- LM: 豪華な内装を持つ最高級ミニバン(MPV)。
モデル別にみるレクサス値段一覧
レクサス各モデルの新車価格帯は、幅広いニーズに応えられるよう設定されています。以下に主要モデルのおおよその価格帯をまとめました。
モデル名 | カテゴリ | 新車価格帯(税込) |
---|---|---|
LBX | SUV | 約460万円~ |
UX | SUV | 約455万円~ |
NX | SUV | 約485万円~ |
RX | SUV | 約666万円~ |
LX | SUV | 約1,250万円~ |
IS | セダン | 約501万円~ |
ES | セダン | 約669万円~ |
LS | セダン | 約1,094万円~ |
RC | クーペ | 約581万円~ |
LC | クーペ | 約1,400万円~ |
LM | ミニバン | 約2,000万円~ |
本記事の価格は2025年9月時点のものであり、マイナーチェンジや為替レートの変動、原材料価格の高騰などにより、実際の価格とは異なる場合があります。最新かつ正確な情報については、必ず公式サイトをご確認ください。(参照:レクサス公式サイト)
レクサスと外車を比較!購入で迷う点を解消

イメージ画像
- レクサスと外車どっちを選ぶべきか
- レクサスとベンツはどっちが高いか比較
- 気になるレクサスと外車の維持費の違い
- 例外的に外車となるレクサス逆輸入車
- レクサス逆輸入の新車は購入できる?
- 知っておきたいレクサス逆輸入のデメリット
- まとめ:レクサスか外車かで迷う人への結論
レクサスと外車どっちを選ぶべきか
レクサスと外車(特にドイツ車など)のどちらを選ぶべきかは、車に何を求めるかによって答えが変わります。それぞれの長所と短所を理解し、ご自身の価値観と照らし合わせることが重要です。
比較項目 | レクサス | 外車(ドイツ車など) |
---|---|---|
信頼性・品質 | ◎ 非常に高い。故障が少ない | △ モデルによるが、国産車よりは故障リスクが高い傾向 |
乗り心地 | ◎ 静粛性が高く、快適性を重視 | ○~◎ 高速安定性が高く、スポーティーな乗り味のモデルが多い |
維持費 | ○ 比較的安価。部品代も抑えめ | △~× 部品代や工賃が高額になる傾向 |
ブランドイメージ | ○ 高級感と信頼性 | ◎ 歴史とステータス性、独自の世界観 |
リセールバリュー | ◎ 高い傾向にある | △ モデルによるが、価格下落が大きい場合も |
こんな人におすすめ
- レクサスがおすすめな人:故障の心配をせず、日々の快適な移動と手厚いサポートを重視する人。
- 外車がおすすめな人:ブランドの歴史や世界観、運転する楽しさを最優先し、ある程度の維持費を許容できる人。
レクサスとベンツはどっちが高いか比較
「レクサスとベンツはどっちが高い?」という疑問はよく聞かれます。結論としては、同等のクラスで比較した場合、価格帯は非常に近いか、モデルによってはベンツの方がやや高価な傾向にあります。
例えば、それぞれのブランドを代表するフラッグシップセダンで比較してみましょう。
- レクサス LS:約1,094万円~
- メルセデス・ベンツ Sクラス:約1,525万円~
また、人気のSUVセグメントでは以下のようになります。
- レクサス RX:約666万円~
- メルセデス・ベンツ GLE:約1,401万円~
もちろん、これはあくまでエントリーモデルの価格比較です。ベンツはAMG、レクサスは”F”モデルといった高性能バージョンになると価格は大きく跳ね上がります。重要なのは、同クラスのモデルであれば価格帯は競合するように設定されているという点です。
気になるレクサスと外車の維持費の違い
購入後の費用、つまり維持費については、一般的にレクサスの方が外車よりも抑えられる傾向にあります。その理由は主に以下の3点です。
- 部品代:国産ブランドであるレクサスは、国内で部品を調達しやすいため、輸入に頼る外車に比べて部品代が安価です。
- 整備・修理費用:前述の通り、レクサスは故障が少ないため、突発的な修理費が発生するリスクが低いです。また、定期点検などの基本的な整備費用も、外車専門工場よりディーラーの方がリーズナブルな場合があります。
- 燃費性能:レクサスはハイブリッドモデルを多くラインナップしており、同クラスのガソリン外車と比較して燃料代を抑えやすいというメリットがあります。
ただし、税金(自動車税、重量税)に関しては、排気量や車両重量が同等であれば大きな差は生まれません。維持費の差は、主に故障時の修理代や消耗品の交換費用で現れると考えてよいでしょう。
例外的に外車となるレクサス逆輸入車
これまで解説してきた通り、レクサスは国産車ブランドとして扱われますが、例外的な存在があります。それが「レクサス逆輸入車」です。
これは、北米など海外市場で販売されているレクサス車を、正規ディーラーを通さずに日本に輸入した車両のことです。これらは登録や保険の手続き上、「輸入車(並行輸入車)」として扱われます。
日本国内で正規販売されていないモデル(例:大型SUVのGX)や、左ハンドル仕様にこだわりたい方が、この並行輸入車を選択することがあります。
レクサス逆輸入の新車は購入できる?
レクサス逆輸入車の新車を購入することは可能です。ただし、レクサスの正規ディーラーでは一切取り扱いがありません。
購入する場合は、海外の自動車を輸入・販売している専門の業者(並行輸入業者)に依頼するのが一般的です。これらの業者は、海外のディーラーから新車を買い付け、日本への輸送、通関手続き、国内での登録までを代行してくれます。
ただし、正規ルートではないため、車両価格に加えて輸送費や手数料などが発生し、総額は国内正規モデルよりも割高になるケースが多いです。
知っておきたいレクサス逆輸入のデメリット
日本未発売モデルに乗れるなど魅力のある逆輸入車ですが、購入前に必ず知っておくべきデメリットも存在します。
逆輸入車の主なデメリット
- 正規ディーラーの保証・サポートが受けられない:保証修理やリコール対応、無料のメンテナンスプログラムなどは対象外となります。
- 部品の調達に時間がかかる:国内に在庫がない専用部品が必要な場合、海外からの取り寄せとなり修理期間が長引く可能性があります。
- ナビやオーディオが日本仕様でない:カーナビの地図が日本のものに対応していなかったり、ラジオの周波数が合わなかったりする場合があります。
- 任意保険料が割高になる可能性:車両保険の料率が正規輸入車と異なる場合があり、保険料が高くなることがあります。
これらのデメリットを十分に理解し、メンテナンスなどを任せられる信頼できる専門業者を見つけることが、逆輸入車と上手に付き合っていくための鍵となります。
まとめ:レクサスか外車かで迷う人への結論
この記事では、レクサスが外車なのか、それとも国産車なのかという疑問を軸に、その魅力や外車との違いを多角的に解説しました。最後に、本記事の要点をリスト形式でまとめます。
- レクサスはトヨタが展開する日本の国産高級車ブランド
- ただし国内販売車には海外工場で生産されたモデルも含まれる
- 子会社ではなくトヨタ自動車の社内カンパニーという位置づけ
- 主な魅力は国産車ならではの高い信頼性と静粛性、手厚いサポート
- モデル名の数字はクラスの上下ではなく主にエンジン性能を示す指標
- 価格帯はドイツの高級車ブランドと競合するように設定されている
- 維持費は部品代や故障率の観点から外車より安価な傾向
- 海外仕様車を輸入した逆輸入車は並行輸入車として扱われる
- 逆輸入車は正規ディーラーの保証が受けられないなどのデメリットがある
- 故障リスクを避けたいならレクサス
- ブランドの歴史や個性を重視するなら外車も良い選択肢
- 最終的には自身の価値観やライフスタイルで選ぶことが重要
- レクサスは外車のデザイン性と国産車の安心感を両立している
- 購入前には正規ディーラーでの試乗がおすすめ
- 逆輸入車を検討する際は信頼できる専門業者探しが必須
その他の記事