「高級車レクサスに乗りたいけれど、新車は高くて手が出ない…」と感じている方は少なくないでしょう。中古車市場に目を向けると、驚くほど手頃な価格のレクサ-ス車が見つかります。しかし、その安さには必ず理由が存在します。この記事では、レクサスの中古が安い理由を徹底的に掘り下げます。
具体的には、フラッグシップモデルであるレクサスlsやgsの中古が安い理由から、人気のレクサス中古で安いsuvの探し方、さらにはレクサスを安い順に見た時のモデルごとの特徴まで詳しく解説します。また、「レクサスは10年落ちでも大丈夫?」「そもそもレクサスは年収いくらで買える?」といった具体的な疑問にもお答えします。
一方で、「レクサスで不人気な車種はどれ?」「レクサスの中古はやめたほうがいいって本当?」「中古だとレクサスは恥ずかしいのでは?」といったネガティブな声や不安にも真正面から向き合い、購入後に後悔しないためのレクサス中古の狙い目まで、プロの視点で分かりやすくご紹介します。
この記事でわかること
- レクサス中古車が市場価格より安い根本的な理由
- モデル別の価格傾向と賢い狙い目の見つけ方
- 購入後に後悔しないための注意点とチェック項目
- 維持費や年収の目安など購入に関する具体的な情報
主要なレクサス中古が安い理由と市場背景

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- レクサスの中古車が安い理由とは?
- レクサスは年収いくらで買えるかの目安
- 新車価格が要因?レクサスls中古が安い理由
- レクサスgs中古が安い理由も同様の傾向か
- 需要で変わる?レクサスで不人気な車種とは
- レクサスの中古で安いsuvモデルはあるのか
- モデル別!レクサスを安い順に紹介
レクサスの中古車が安い理由とは?

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レクサスの中古車が安い理由は主に以下の点にあります。
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需要が低いこと:レクサスなどの高級車の購入層は高所得者が多く、中古車ではなく新車を好む傾向が強いため、中古市場での需要が低く価格が下がりやすいです。
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新車価格が高額で急激な価値減少が起きること:レクサスLSなど高級モデルは新車価格が1,000万円を超えることも多く、そのため中古になると価格が大幅に下落し、新車の半値以下になることも珍しくありません。
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維持費が高くなること:高級車はメンテナンスや消耗品費用、燃費面でもコストがかかるため、購入後の負担が大きいことが中古車価格の低下要因です。
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保証期間終了の影響:新車時の保証が終わると修理費用のリスクが高まるため、保証切れを機に売却されるケースが多く、これにより中古価格が安くなる傾向があります。
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モデルチェンジや新型発売の影響:新モデルの登場で旧型の価値が下がり、中古価格を押し下げます。
これらの理由により、レクサスの中古車は一般層向けに販売されるために価格が下がりやすく、比較的「安く」購入できるチャンスがあるのです。ただし、維持費や修理費用は高めになることは注意点です。
レクサスは年収いくらで買えるかの目安

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結論から言うと、レクサスの中古車は、年収400万円程度からでも十分に購入を検討できます。新車では手が届きにくい高級車ですが、中古になることで価格が大きく下がり、幅広い年収層にとって現実的な選択肢となるのです。
一般的に、無理なく自動車ローンを組むための車両価格の目安は「年収の半分まで」と言われています。このため、例えば200万円の中古レクサスであれば、年収400万円が一つの基準となります。もちろん、これはあくまで目安であり、貯蓄額や生活スタイルによって大きく変動します。
以下の表は、年収と購入可能な中古レクサスの価格帯、そしてその価格帯で見つかりやすいモデルの例をまとめたものです。
年収の目安 | 購入可能な車両価格帯 | 狙える中古モデルの例 |
---|---|---|
400万円~600万円 | 200万円~300万円 | IS(2代目後期)、HS250h、CT200h(初期~中期) |
600万円~800万円 | 300万円~400万円 | NX(初期)、IS(3代目初期)、RX(3代目後期)、GS(4代目初期) |
800万円以上 | 400万円以上 | LS(4代目後期)、RX(4代目初期)、NX(中期以降)、RC |
維持費を忘れずに
車両価格だけでなく、購入後の維持費も考慮することが重要です。レクサスは高級車であるため、税金、保険料、メンテナンス費用などが国産大衆車に比べて高額になる傾向があります。車両購入予算とは別に、年間の維持費として40万円~70万円程度を見込んでおくと安心でしょう。
このように、中古車であれば、かつては高嶺の花であったレクサスも決して夢ではありません。自分の年収とライフプランに合った一台を見つけることが、満足のいくカーライフへの第一歩です。
新車価格が要因?レクサスls中古が安い理由
レクサスのフラッグシップセダンであるLSの中古車が、驚くほど安い価格で販売されているのには明確な理由があります。最大の要因は、新車価格が非常に高額であることによる急激な価値の下落です。
一般的に、自動車は新車登録された瞬間から価値が下がり始めますが、特に1,000万円を超えるような高級車はその下落率が非常に大きくなります。これは「リセールバリュー」の問題であり、新車時のブランド価値や最新装備といった付加価値が、年数の経過とともに薄れていくために起こる現象です。
例えば、新車価格が1,200万円のLSが、5年後には半値以下の500万円台で取引されることも珍しくありません。購入者層が富裕層に限定される新車時とは異なり、中古車市場ではより広い層に購入してもらう必要があるため、価格を大幅に下げざるを得ないのです。
高額な維持費も価格下落の一因
前述の通り、LSは維持費も高額です。大排気量エンジンによる自動車税の高さ、専用サイズのタイヤ費用、故障時の修理代など、あらゆる面でコストがかかります。この「購入後の負担の大きさ」を懸念する買い手が多いことも、中古車価格を押し下げる一因となっています。
言ってしまえば、LSの中古車が安いのは、高級車としての宿命とも言える価値下落の大きさが主な理由です。しかし、裏を返せば、かつての最高級車が持つ圧倒的な静粛性や豪華な内装、そして重厚な乗り心地を、新車では考えられないコストパフォーマンスで手に入れる絶好の機会でもあるのです。
レクサスgs中古が安い理由も同様の傾向か
結論として、レクサスGSの中古車が安い理由も、基本的にはLSと同様の傾向にあります。新車価格の高さと、それに伴う中古市場での価値下落が大きな要因です。
GSは、LSに次ぐ上級セダンとしてスポーティーな走りを魅力としていましたが、新車価格は600万円~800万円台と、決して安価ではありませんでした。この価格帯のセダンは、中古車市場になると価値の下落率が高くなる傾向があり、GSもその例に漏れません。
セダン市場全体の需要低下が追い打ち
GSの価格下落には、もう一つ重要な要因があります。それは、世界的なSUV人気の高まりによるセダン市場の縮小です。近年、消費者の嗜好は実用性の高いSUVへとシフトしており、伝統的なセダンの需要は減少傾向にあります。この需要と供給のバランスの崩れが、GSの中古車価格をさらに押し下げているのです。
実際、レクサスGSは2020年に生産を終了しており、後継モデルも存在しません。この事実も、中古車市場での価格に影響を与えています。しかし、これは決してGSの魅力がないということではありません。
むしろ、FR(後輪駆動)ならではの優れたハンドリング性能や、高い静粛性、そして上質な内外装は、今なお多くのドライバーを魅了します。生産終了した今だからこそ、熟成された最終モデルなどが手頃な価格で狙えるという見方もできるでしょう。LSと同様に、賢く選べば非常に満足度の高い選択肢となり得る一台です。
需要で変わる?レクサスで不人気な車種とは

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「不人気」という言葉は少しネガティブに聞こえますが、中古車市場においては「価格が手頃で狙い目」というポジティブな意味合いで捉えることもできます。レクサスにおいて、一般的に市場での人気が他のモデルに比べて落ち着いており、その結果として中古価格が安くなっている代表的な車種が「HS250h」です。
レクサス初のハイブリッド専用セダン「HS250h」
HS250hがなぜ「不人気」と言われがちか、その理由はいくつか考えられます。
- ポジショニングの曖昧さ:トヨタブランドの「SAI(サイ)」と基本設計を共有する兄弟車であり、「レクサスならではの特別感」が薄いと感じるユーザーがいました。
- FF(前輪駆動)であること:レクサスのセダンはFR(後輪駆動)が主流である中で、HSはFFレイアウトを採用していました。走行性能にこだわる層からは、物足りなさを指摘されることがありました。
- 価格設定:新車価格が400万円台からと、CT200hより高く、ISよりは安いという絶妙な価格帯でした。このため、どちらかのモデルを選ぶユーザーが多く、結果的に需要が分散しにくかった側面があります。
これらの理由から、HS250hの中古車は同年式の他のレクサス車と比較して、かなり安価な価格帯で流通しています。中には総額100万円以下で見つかる個体も珍しくありません。
しかし、見方を変えればHS250hは非常に魅力的な選択肢です。レクサスブランドならではの高い静粛性や上質な内装を持ちながら、ハイブリッドによる優れた燃費性能を両立しています。街乗り中心で、快適かつ経済的なレクサスを求めている方にとっては、まさに「隠れた名車」と言えるかもしれません。
レクサスの中古で安いsuvモデルはあるのか
はい、レクサスの中古SUVにも、手頃な価格で狙えるモデルは存在します。SUVは現在の自動車市場で最も人気のあるカテゴリーですが、レクサスにおいても例外ではありません。しかし、モデルチェンジや年式の経過によって、価格がこなれてきた狙い目の車両が出てきています。
中古で安いSUVを探す際に、特に注目したいのは以下の2モデルです。
1. 初代レクサスNX(2014年~2021年)
初代NXは、レクサス初のコンパクトクロスオーバーSUVとして大ヒットしました。都会的でスタイリッシュなデザインと、取り回しの良いサイズ感が人気の理由です。2021年に2代目へとフルモデルチェンジしたことで、初代モデルの中古車相場が大きく値下がりしています。
特に狙い目なのは、2017年のマイナーチェンジ以前の前期型モデルです。走行距離や年式によっては、総額200万円台前半から探すことも可能になっており、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。先進安全装備「Lexus Safety System +」が標準装備された後期型も、300万円前後から射程圏内に入ってきます。
2. 3代目レクサスRX(2009年~2015年)
ミドルサイズSUVのRXは、レクサスSUVの中心的モデルです。現行は5代目ですが、2世代前となる3代目まで遡ると、かなり手頃な価格で見つかります。3代目は、流麗なデザインと豪華な内装で、今見ても古さを感じさせません。
年式は古くなりますが、その分価格は魅力的で、状態の良い車両でも150万円~250万円程度が相場となっています。レクサスならではの高い品質と耐久性を考えれば、10年落ち近いモデルでも十分に選択肢となり得ます。ただし、購入の際はハイブリッドバッテリーの状態など、専門的なチェックが欠かせません。
SUVはリセールバリューが高いと言われていますが、モデルチェンジのタイミングを狙えば、レクサスの上質なSUVであっても驚くほど安く手に入れることが可能です。セダン同様、賢いモデル選びが重要になります。
モデル別!レクサスを安い順に紹介
レクサスの中古車を価格の安い順に並べると、どのモデルが手頃なのかが一目瞭然になります。ここでは、一般的な中古車市場において、総額150万円以下でも探すことが可能なモデルから順にご紹介します。ご自身の予算と照らし合わせながら、狙い目のモデルを探してみてください。
順位 | モデル名 | 中古車相場(目安) | 特徴 |
---|---|---|---|
1位 | レクサス CT200h | 80万円~250万円 | レクサス唯一のハッチバック。プリウスベースのハイブリッドで燃費性能が抜群に良い。最も手頃な価格でレクサスオーナーになれる入門モデル。 |
2位 | レクサス HS250h | 90万円~180万円 | 前述の通り、不人気ゆえの安さが魅力。静粛性と快適な乗り心地を両立したハイブリッド専用セダン。コストパフォーマンスは非常に高い。 |
3位 | レクサス IS(2代目) | 100万円~250万円 | FRレイアウトのスポーティセダン。走りの楽しさを重視するならこのモデル。特に後期型は熟成度が高く、デザインも古さを感じさせない。 |
4位 | レクサス GS(3代目) | 120万円~280万円 | ISよりもワンランク上の上級セダン。パワフルなエンジンと豪華な内装が魅力。年式は古くなるが、レクサスらしい重厚感を安価に味わえる。 |
5位 | レクサス RX(3代目) | 150万円~300万円 | SUV人気を牽引した中心的モデル。2世代前になることで価格が大幅に下落。広々とした室内空間と快適な乗り心地でファミリーユースにも最適。 |
上記の価格はあくまで目安です。車両の状態、走行距離、グレード、修復歴の有無によって価格は大きく変動します。特に100万円以下の車両は、何らかのリスクを抱えている可能性も否定できませんので、購入の際は慎重な確認が必要です。
このように、安い順に見ていくと、セダンやハッチバックの古い年式のモデルが上位に来ることがわかります。ご自身のライフスタイルや求めるものに合わせて、最適な一台を選ぶことが大切です。
購入前に知るべきレクサス中古が安い理由と注意点

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- なぜレクサス中古はやめたほうがいいと言われる?
- レクサス中古は恥ずかしいという考えについて
- 耐久性は?レクサスは10年落ちでも大丈夫?
- 今がチャンス!レクサス中古の狙い目とは
- 総括:レクサス中古が安い理由を理解し賢く選ぼう
なぜレクサス中古はやめたほうがいいと言われる?

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インターネットなどで情報を集めていると、「レクサスの中古はやめたほうがいい」という意見を目にすることがあります。このように言われる背景には、主に「維持費」と「故障リスク」という2つの大きな懸念が存在します。
車両本体を安く購入できたとしても、その後の維持費が高額になってしまっては元も子もありません。レクサスが「やめたほうがいい」と言われる具体的な理由を理解し、対策を講じることが重要になります。
理由1:高額になりがちな維持費・修理費
レクサスは高級車ブランドであり、使用されている部品の一つひとつが高品質かつ高価です。このため、メンテナンスや修理にかかる費用が、一般的な国産車よりも高額になる傾向があります。
- 消耗品:タイヤやブレーキパッド、オイルなどの消耗品も専用品や高性能品が指定されていることが多く、交換費用がかさみます。
- 修理費:万が一、エンジンやハイブリッドシステム、エアコンなどの主要部品が故障した場合、修理費用が数十万円から100万円を超えるケースも考えられます。中古車は新車保証が切れていることが多いため、これらの費用は全て自己負担となります。
理由2:年式の古い中古車特有の故障リスク
中古車である以上、経年劣化による故障のリスクは避けられません。特に10年落ちや走行距離10万kmを超えた車両は、様々な部品が寿命を迎える時期に差し掛かっています。
特に注意が必要な高額修理部品
・ハイブリッドバッテリー:寿命は約10年~15年、走行距離15万km~20万kmと言われていますが、交換費用は40万円以上かかることもあります。
・エアサスペンション:LSなどの上級モデルに採用されていますが、故障すると1本あたり10万円以上の修理費が必要です。
・ダッシュボードの劣化:特定の年式のモデルでは、ダッシュボードの表皮が熱で溶けてベタついたり、ひび割れたりする持病があります。交換には20万円以上かかる場合があります。
これらのリスクを回避するためには、信頼できる販売店で、整備記録がしっかりと残っている車両を選ぶことが何よりも大切です。価格の安さだけで飛びつかず、購入後のことも見据えた慎重な判断が求められます。
レクサス中古は恥ずかしいという考えについて
「中古のレクサスに乗るのは恥ずかしいのでは?」という考えは、一部で聞かれることがありますが、結論から言えば、全く恥ずかしいことではありません。むしろ、質の良いものを賢く手に入れる、非常に合理的な選択です。
このような考えが生まれる背景には、レクサスが持つ「高級車」「成功者の証」といったブランドイメージが強く影響しています。「レクサス=新車で買うもの」という固定観念から、中古を選ぶことが「見栄を張っている」「無理をしている」と見られるのではないか、という不安につながるのです。
しかし、実際のところ他人はあなたが乗っている車が新車か中古かなんて、ほとんど気にしていませんし、見分けることも困難です。レクサスの車は、年式が古くても色褪せない普遍的なデザインと、高品質な内外装を誇っています。しっかりと手入れされた中古車であれば、新車と見紛うほどの輝きを放っていることも珍しくありません。
むしろ、中古車を選ぶことには多くのメリットがあります。
- 経済的な合理性:新車に比べて圧倒的に安く購入できるため、浮いた予算を他の趣味や投資に回すことができます。
- 選択肢の豊富さ:新車では予算的に厳しかった上位グレードや、今では手に入らない生産終了モデルも選択肢に入ってきます。
- 価値観の成熟:ブランドやステータスだけに固執せず、自分自身の価値観で「良いもの」を選べるというのは、成熟した大人の選択と言えるでしょう。
「恥ずかしい」と感じるのは、自分自身の心の中にある見栄や他人との比較意識が原因かもしれません。自分が本当に乗りたい車に、納得のいく形で乗ることこそが最も大切であり、そこに新車か中古かの区別は本来不要なはずです。
耐久性は?レクサスは10年落ちでも大丈夫?

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「10年落ちの中古車」と聞くと、すぐに壊れてしまうのではないかと不安に感じるかもしれませんが、レクサスに関しては「10年落ちでも十分に大丈夫」と言えます。その最大の理由は、母体であるトヨタ自動車が世界に誇る、圧倒的な品質と耐久性にあります。
レクサス車は、トヨタブランドの車よりもさらに厳しい品質基準のもとで製造されており、使用される部品の精度や組み立て技術は世界トップクラスです。このため、基本的な耐久性が非常に高く、適切なメンテナンスさえ行っていれば、10年や20年、走行距離20万kmや30万kmを超えても問題なく走り続ける個体が数多く存在します。
10年落ちでも安心できる理由
- 世界トップクラスの製造品質と耐久性
- 色褪せにくく、高い質感を保つ塗装
- 経年劣化しにくい高品質な内装材
- 全国のトヨタ・レクサスディーラーで整備可能な安心感
しかし、いくら耐久性が高いとは言え、注意点が全くないわけではありません。10年という歳月は、ゴムや樹脂部品、そして電子部品などを確実に劣化させます。
10年落ちモデルの注意点
前述の通り、ハイブリッドバッテリーやエアサスペンションといった高額な部品は、10年を超えると交換時期を迎える可能性が高まります。また、パワーウィンドウのモーターやセンサー類など、細かい電子部品の故障も増えてくる傾向にあります。
これらの部品は故障すると修理費用が高額になりがちなので、購入前に整備記録簿を徹底的に確認し、過去のメンテナンス履歴を把握することが非常に重要です。可能であれば、購入前にディーラーで詳細な点検を受けることをお勧めします。
結論として、10年落ちのレクサスは、車両の素性の良さと潜在的なリスクの両方を理解した上で選べば、非常に賢い買い物となり得ます。価格の安さと品質の高さを両立した、魅力的な選択肢と言えるでしょう。
今がチャンス!レクサス中古の狙い目とは
ここまでレクサスの中古車が安い理由や注意点を解説してきましたが、では具体的にどのモデルが「狙い目」なのでしょうか。ここでは、品質、価格、満足度のバランスが取れた、特におすすめの狙い目モデルを2つご紹介します。
プロの視点から見て、現在最もコストパフォーマンスに優れ、購入後の満足度が高いと断言できるのは「後期型のモデル」と「認定中古車CPO」です。これらを軸に選ぶことで、失敗のリスクを大幅に減らすことができます。
狙い目①:初代レクサスNX(後期型:2017年9月~)
最初におすすめするのは、初代NXの後期型です。2017年のマイナーチェンジで内外装のデザインがリフレッシュされただけでなく、走りや乗り心地、静粛性といった基本性能も大きく向上しました。
- 進化した安全装備:このマイナーチェンジで、先進の予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」が全車標準装備された点が最大のポイントです。現代の車として必須の安全性能を備えているため、安心して長く乗ることができます。
- 熟成された完成度:前期型で指摘された細かな不満点が解消され、モデルとしての完成度が頂点に達しています。
- 手頃な価格帯:2代目へのモデルチェンジにより、これだけの性能を持つ後期型が総額300万円前後から狙えるようになっており、まさに今が買い時です。
狙い目②:レクサス認定中古車「CPO」
特定のモデルというよりは、「買い方」としての狙い目がレクサスの認定中古車、通称「CPO(Certified Pre-Owned)」です。
CPOは、レクサスが定めた厳格な基準(12品目100項目以上)をクリアした車両のみが認定される、いわば「メーカーお墨付きの中古車」です。価格は通常の中古車よりも高くなりますが、それを補って余りあるメリットがあります。
CPOを選ぶ最大のメリット
最大の魅力は、2年間・走行距離無制限の保証が付帯することです。この保証期間内であれば、万が一の故障でも無償で修理が受けられます。さらに、全国のレクサスディーラーで新車同様のきめ細やかなサービスを受けられる「レクサスオーナーズデスク」も利用可能です。中古車購入で最も不安な「購入後のトラブル」をほぼ完全に排除できるため、安心感を最優先する方にとっては最高の選択肢と言えます。
予算と求める条件に応じて、熟成された後期型モデルを一般中古車市場で探すか、多少高くても絶対的な安心感のあるCPOを選ぶか。この2つの視点を持つことが、レクサス中古車選びを成功に導く鍵となります。
総括:レクサス中古が安い理由を理解し賢く選ぼう
この記事では、レクサスの中古車が安い理由から、購入時の注意点、そして具体的な狙い目モデルまでを網羅的に解説してきました。最後に、記事の要点をリスト形式でまとめます。
- レクサスの中古車が安い最大の理由は新車価格の高さに伴う価値下落率の大きさ
- 高級車ゆえの高額な維持費や修理費への懸念も中古価格を押し下げる一因
- LSやGSといった高級セダンは特に値下がり率が高くコストパフォーマンスに優れる
- SUV人気によるセダン市場の縮小もGSなどの価格に影響を与えている
- 不人気とされるHS250hは隠れた名車で経済性を重視するなら狙い目
- SUVではモデルチェンジした初代NXや2世代前のRXが手頃な価格帯
- 安い順ではCT200hが最も手に入れやすくレクサス入門に最適
- 中古はやめたほうがいいと言われる背景には維持費と故障リスクへの不安がある
- ハイブリッドバッテリーやエアサスは特に高額な修理費用がかかる可能性がある
- 中古のレクサスは恥ずかしいというのは固定観念であり気にする必要はない
- トヨタ譲りの高い品質でレクサスは10年落ちでも十分に活躍できる耐久性を持つ
- 狙い目は安全装備が充実した初代NXの後期型モデル
- 絶対的な安心感を求めるならレクサス認定中古車CPOが最良の選択肢
- 購入時は整備記録簿の確認が必須で過去のメンテナンス履歴を重視する
- 価格の安さだけで判断せず購入後の総コストを考慮して賢く選ぶことが重要
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