待望のランクル300マイナーチェンジが実施されましたが、その最新情報について詳しく知りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。今回の改良でランクル300新型モデルはいつから購入可能になるのか、価格はどの程度変動したのか、そして気になる予約の状況はどうなっているのか、多くの疑問が浮かびます。また、ランクル300マイナーチェンジによる外装や内装、安全性能の進化点など、具体的な変更内容を正確に把握したいという声も少なくありません。世界中から絶大な人気を誇るモデルだけに、その動向に注目が集まっています。
この記事では、2025年に行われたランドクルーザー300の一部改良に関するあらゆる情報を網羅的に解説します。購入を検討している方はもちろん、純粋に最新のランクル情報を知りたい方も、ぜひ最後までご覧ください。
この記事で分かること
- マイナーチェンジの具体的な変更点
- 改良後の最新価格とグレード別一覧
- 現在の予約状況と今後の購入見通し
- 大幅に進化した安全性能の詳細
ランクル300マイナーチェンジの概要と変更点

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- ランクル300マイナーチェンジはいつ実施された?
- ランクル300マイナーチェンジの最新情報まとめ
- 新型ランクル300の内装と注目の新機能
- ランクル300マイナーチェンジで外装はどう変わった?
- 最新の安全装備とToyota Safety Sense
- マイナーチェンジで最も進化したポイント
ランクル300マイナーチェンジはいつ実施された?

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結論から言うと、ランクル300のマイナーチェンジ(一部改良)は、2025年3月24日に実施されました。この改良は、フルモデルチェンジから約3年半を経て行われたもので、主に快適装備の拡充と安全性能の向上が図られています。
今回の改良は、ランクルが持つ伝統的な悪路走破性や信頼性はそのままに、現代の自動車に求められる先進性や利便性を高めることが目的です。言ってしまえば、最強のオフローダーが、最先端のテクノロジーを手に入れた形と言えるでしょう。このため、既存のオーナーはもちろん、新たな顧客層からも大きな注目を集めています。
一部改良とは?
自動車における「一部改良」や「マイナーチェンジ」は、内外装のデザインや装備、性能などを部分的に変更することを指します。車の骨格から刷新する「フルモデルチェンジ」とは異なり、基本的な設計は維持しつつ、商品の魅力を高めるために行われます。
ランクル300マイナーチェンジの最新情報
今回のランクル300マイナーチェンジにおける変更点は多岐にわたりますが、特に重要なポイントは「内装のデジタル化」と「安全装備の強化」の2点に集約されます。これまでのランクルが持つタフなイメージに加え、先進的で快適なSUVへと進化を遂げました。
具体的には、上級グレードへのフル液晶デジタルメーターの採用や、コネクテッドナビの最新版へのアップデートが快適性を大きく向上させています。また、安全面ではトヨタ初となる盗難防止機能「マイカー始動ロック」の搭載や、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」の機能拡充が図られ、安心感が格段に高まりました。ここでは、主な変更点を一覧で確認しましょう。
2025年マイナーチェンジの主要な変更点
- メーターの進化:上級グレードに12.3インチフル液晶メーターを新採用。他グレードも7インチに拡大。
- ナビの刷新:全車に最新の「コネクティッドナビ」対応ディスプレイオーディオを標準装備。
- 盗難対策の強化:トヨタ初の「マイカー始動ロック」機能を導入。
- 安全性能の向上:最新の「Toyota Safety Sense」を搭載し、衝突被害軽減ブレーキなどを強化。
- 運転支援の充実:パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)やトヨタチームメイト アドバンストドライブ(渋滞時支援)を追加。
このように、今回の改良は見た目の変化以上に、ドライバーと同乗者の利便性や安全性を重視した内容となっています。
新型ランクル300の内装と注目の新機能

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新型ランクル300の内装は、今回のマイナーチェンジで最も進化した部分と言っても過言ではありません。特に注目すべきは、上級グレード(VX、ZX、GR SPORT)に新採用された12.3インチのフル液晶デジタルメーターです。
このメーターは、速度やエンジン回転数といった基本的な情報だけでなく、ナビゲーション情報や運転支援システムの作動状況などを大きく、そして鮮明に表示できます。表示モードも「カジュアル」「スマート」「タフ」「スポーティ」の4種類から選択可能で、ドライバーの好みや走行シーンに合わせて切り替えられる点が大きな魅力です。また、上級グレード以外もメーターディスプレイが従来の4.2インチから7インチへと拡大され、全モデルで視認性が向上しています。
さらに、ディスプレイオーディオも最新の「コネクティッドナビ」対応モデルへと刷新されました。これにより、リアルタイムの交通情報を活用したルート案内や、スマートフォンの専用アプリと連携した各種サービスが利用可能になり、ドライブの快適性が飛躍的に高まっています。
フル液晶メーターは本当に見やすいですよ!ナビの地図をメーター内に表示できるので、視線移動が少なくて済み、安全運転にも繋がります。まさに最先端のコックピットという印象ですね。
ランクル300マイナーチェンジで外装はどう変わった?
今回のマイナーチェンジでは、内装や機能面の進化が中心であり、エクステリア(外装)デザインに大きな変更はありません。ランクル300が持つ、力強さと洗練性を両立した完成度の高いデザインは、そのまま継承されています。
一部情報ではフロントグリルやライトデザインの変更が噂されていましたが、公式発表によると、今回の改良ではデザインの変更は行われていません。これは、登場から約3年半が経過した現在でも、ランクル300のデザインが市場で非常に高い評価を得ていることの裏返しとも言えるでしょう。
一般的にマイナーチェンジでは、ヘッドライトやバンパー、グリルのデザインを変更して新鮮味を出すことが多いです。しかし、ランクル300ではあえてデザインを変えず、中身の熟成に注力した形となります。これは、トヨタがこの車のデザインに絶対的な自信を持っていることの表れかもしれません。
したがって、改良前後のモデルを外観だけで見分けるのは非常に困難です。変更点はあくまで内部の装備や機能が中心であると理解しておくのが良いでしょう。
最新の安全装備とToyota Safety Sense

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安全性能の向上は、今回のマイナーチェンジにおける最大のハイライトの一つです。最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が搭載され、事故を未然に防ぐ能力が大幅に強化されました。
具体的には、衝突被害軽減ブレーキである「プリクラッシュセーフティ」の検知範囲が拡大し、従来の車両や歩行者、自転車運転者に加え、新たに自動二輪車(昼間)も検知できるようになりました。交差点での出会い頭の事故リスクを低減する機能も強化されており、より多くの交通場面でドライバーをサポートします。
さらに、注目すべき新機能として以下の2つが挙げられます。
トヨタ初の盗難防止機能「マイカー始動ロック」
これは、オーナーのスマートフォンを車両のキーとして認証し、事前に登録されたスマートフォンがなければエンジンの始動ができないという画期的な盗難防止システムです。近年深刻化しているCANインベーダーなどによる車両盗難に対し、非常に有効な対策となります。
運転負荷を軽減する「トヨタチームメイト アドバンストドライブ」
高速道路の渋滞時など、一定の条件下でシステムがステアリング、アクセル、ブレーキ操作を支援する機能です。特に時速0~40kmの渋滞走行時には、ドライバーはハンドルから手を放すことが可能となり(ハンズオフ)、運転疲労を大幅に軽減します。
安全・運転支援機能の注意点
これらの先進機能は、あくまで運転を支援するものであり、自動運転システムではありません。機能には作動条件があり、天候や道路状況によっては正常に作動しない場合があります。常に周囲の状況を確認し、安全運転を心がけることが重要です。
マイナーチェンジで最も進化したポイント
結論として、今回のマイナーチェンジで最も進化したポイントは、「伝統のオフロード性能と、最先端の快適性・安全性の融合」です。
世界中の過酷な環境で鍛え上げられてきたランクル伝統の悪路走破性や信頼性という「不変の価値」はそのままに、フル液晶メーターやコネクテッドナビといった「先進的な快適装備」、そして最新のToyota Safety Senseやマイカー始動ロックといった「盤石の安全性能」が加わりました。
言ってしまえば、これまでのランクルが「最強の道具」であったとすれば、今回の改良で「最強で最も快適・安全なパートナー」へと進化したと言えるでしょう。見た目の変化は最小限ですが、その中身はユーザーの満足度を格段に高める、非常に価値のある進化を遂げています。
「見た目は変わらないけど、乗れば違いは歴然」というのが、今回のマイナーチェンジを一言で表す言葉ですね。特に日常的に運転する方ほど、メーターの見やすさや運転支援機能の充実は大きなメリットに感じるはずです。
ランクル300マイナーチェンジ後の購入ガイド

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- ランクル300マイナーチェンジ後の価格一覧
- 価格が上昇した背景と複合的な要因
- ランクル300マイナーチェンジモデルの予約状況
- 受注停止の理由と再開後の抽選販売
- まとめ:ランクル300マイナーチェンジの重要点
ランクル300マイナーチェンジ後の価格一覧

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今回のマイナーチェンジに伴い、全グレードで約13万円から15万円程度の価格改定が行われました。最新の装備が追加されたことを考慮すると、値上げ幅は比較的小さく抑えられている印象です。
ここでは、改良後のグレード別車両本体価格(税込)を一覧表にまとめました。購入を検討する際の参考にしてください。
グレード | エンジン | 乗車定員 | 価格(税込) |
---|---|---|---|
GX | 3.5L ガソリン | 5名 | 約5,250,000円 |
AX | 3.5L ガソリン | 7名 | 約5,630,000円 |
VX | 3.5L ガソリン | 7名 | 約6,430,000円 |
ZX | 3.5L ガソリン | 7名 | 約7,430,000円 |
ZX | 3.3L ディーゼル | 5名 | 約7,730,000円 |
GR SPORT | 3.5L ガソリン | 7名 | 約7,830,000円 |
GR SPORT | 3.3L ディーゼル | 7名 | 約8,130,000円 |
※上記はメーカー希望小売価格であり、実際の購入時には別途税金や諸費用が必要となります。正確な金額については販売店にご確認ください。
価格が上昇した背景と複合的な要因
今回の価格上昇は、単に装備が充実したからというだけではありません。その背景には、世界的な経済状況が複雑に影響しています。
主な要因として、以下の4点が挙げられます。
1. 原材料費の高騰
自動車製造に不可欠な鉄鋼やアルミニウム、そして半導体をはじめとする電子部品などの価格が世界的に高騰しています。これが製造コストを押し上げる直接的な原因となっています。
2. 物流コストの増加
原油価格の上昇に伴う燃料費の高騰や、世界的なコンテナ不足、人手不足などにより、部品や完成車を輸送するための物流コストが増加し続けています。
3. 円安の影響
海外から調達する部品や原材料の価格は、為替レートの影響を大きく受けます。近年の円安進行により、輸入コストが増大し、それが車両価格に転嫁されています。
4. 開発・製造コストの増加
前述の通り、最新の安全技術や環境性能に対応するための研究開発費は年々増加しています。これらの先進技術を車両に搭載するためのコストも、価格に反映されています。
これらの理由から、ランクル300に限らず、多くの自動車で価格上昇が見られるのが現在の状況です。
ランクル300マイナーチェンジモデルの予約状況

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多くの方が最も気にしているであろう予約状況ですが、結論から言うと、2025年7月現在も新規の受注(予約)は全面的に停止されています。これはマイナーチェンジ前から続く状況で、現在も解消されていません。
世界中から殺到する注文に対し、生産が全く追いついていないのが現状です。そのため、トヨタとしてはまず、既に注文を受け付けている顧客への納車を最優先する方針を取っています。
ただし、一部の販売店では「購入意思確認リスト」や「仮予約名簿」といった形で、購入希望者の情報をリストアップしている場合があります。これは正式な予約ではありませんが、受注が再開された際に優先的に案内を受けられる可能性があるため、購入を強く希望する場合は、最寄りの販売店に相談してみるのが良いでしょう。
「仮予約」に関する注意点
販売店でのリスト登録は、あくまで購入の意思を示すものであり、購入を確約するものではありません。受注再開のタイミングや販売方法は、すべてトヨタの公式発表次第となることを理解しておく必要があります。
受注停止の理由と再開後の抽選販売
前述の通り、受注停止の直接的な理由は「凄まじい需要に対し生産能力が追いついていない」ためです。これに加えて、半導体不足をはじめとする部品供給の不安定さも、生産計画に影響を与えています。
気になる受注再開の時期ですが、現時点でトヨタからの公式なアナウンスはありません。市場では「2025年後半から2026年前半にかけて再開されるのではないか」という予測が飛び交っていますが、これもあくまで噂の段階です。
そして、受注が再開された場合、その販売方法は従来の先着順ではなく、抽選販売になる可能性が非常に高いと見られています。これは、公平性を担保するとともに、発売直後の投機的な転売を防ぐ目的があると考えられます。
もし抽選販売になった場合、応募はトヨタの公式ウェブサイトや専用アプリ「My TOYOTA+」から行う形式が予想されます。今のうちからアプリをインストールして、情報を逃さないように準備しておくことをおすすめします!
いずれにしても、ランクル300の購入を検討している方は、トヨタの公式サイトや販売店からの情報をこまめにチェックし、公式発表を待つ必要があります。
まとめ:ランクル300マイナーチェンジの重要点
この記事で解説してきた、ランクル300マイナーチェンジに関する重要なポイントを最後にまとめます。
- 2025年3月24日に一部改良モデルが発売された
- 変更の中心は内装のデジタル化と安全性能の向上
- 外観デザインに大きな変更はない
- 上級グレードに12.3インチのフル液晶メーターを新採用
- メーターディスプレイは全車で7インチ以上に拡大
- 最新のコネクティッドナビを全車に標準装備
- トヨタ初の盗難防止機能「マイカー始動ロック」を搭載
- 最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」に進化
- プリクラッシュセーフティが自動二輪車も検知可能に
- 渋滞時の運転負荷を軽減するアドバンストドライブを追加
- 価格は約13万円から15万円の値上げ
- 価格改定の背景には原材料費や物流コストの高騰がある
- 現在も新規の受注は全面的に停止中
- 受注停止の理由は世界的な需要過多と生産能力の問題
- 受注再開の時期は未定だが2025年後半以降と予測される
- 再開後の販売方法は抽選販売が濃厚
今回のマイナーチェンジにより、ランドクルーザー300はまさに鬼に金棒とも言える進化を遂げました。入手困難な状況は続きますが、その魅力はさらに高まったと言えるでしょう。
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