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軽自動車770ccへの規格変更は本当?開始時期を解説

軽自動車770ccへの規格変更は本当?開始時期を解説 車関連

最近、軽自動車を買おうとしている方なら、今買うべきなのか、それとも規格変更まで待つべきなのか、気になりますよね。

先に結論を言うと、2026年7月29日時点で、軽自動車を770ccへ変更する制度は正式に決まっていません。施行日も発表されておらず、現在の軽自動車規格は排気量660cc以下のままです。

ただし、770ccという数字が完全に根拠のない作り話として出てきたわけではありません。車体の大型化や安全装備の増加、海外仕様車との関係など、規格変更が話題になりやすい背景があります。

この記事では、軽自動車770cc化の噂は本当なのか、いつから変わる可能性があるのか、仮に変更された場合は税金や車両価格がどうなるのかを、初めて調べる方にも分かるようにお話しします。

  • 軽自動車770cc化の正式な決定状況
  • 770ccという噂が広まった背景
  • 規格変更で考えられる利点と注意点
  • 新車購入を待つべきかの判断方法

この記事の結論

軽自動車の770cc化は正式決定されておらず、開始時期も発表されていません。現在の制度では、排気量660ccを超える車は、原則として軽自動車として扱われません。

軽自動車が770ccになる噂の真相

軽自動車が770ccになる噂の真相

まずは、現在の軽自動車規格と770cc化に関する公式発表の有無を確認しましょう。インターネット上では予想と決定事項が一緒に語られることがありますが、この二つは分けて考える必要があります。

770cc化は正式決定していない

2026年7月29日時点では、国土交通省などの行政機関から、軽自動車の排気量上限を660ccから770ccへ引き上げるという正式な発表は確認できません。

道路運送車両法に基づく現在の区分では、四輪の軽自動車は総排気量660cc以下とされています。全長、全幅、全高にも上限があり、排気量だけでなく車体寸法を含めて軽自動車という区分が成り立っています。

項目 現在の上限
総排気量 660cc以下
全長 3.40m以下
全幅 1.48m以下
全高 2.00m以下

したがって、現在の制度のまま排気量を770ccにすると、排気量の条件を超えてしまいます。その車を軽自動車として販売するには、道路運送車両法施行規則などの改正が必要です。

法令を改正する場合は、ある日突然、店頭の車が770ccへ切り替わるわけではありません。検討会や業界との調整、改正内容の公表、車両開発に必要な準備期間など、いくつもの段階を踏むことになるでしょう。

ところが、現時点では「何年何月から770ccになる」という正式な日程は示されていません。つまり、軽自動車が770ccになることを前提に購入予定を変える段階ではないというのが私の見方です。

◆ワンポイントアドバイス

「2027年から変わる」「次のモデルチェンジで一斉に770ccになる」といった具体的な年を見かけても、出典を確認してください。行政機関や自動車メーカーの正式発表がなければ、予想として受け止めるのが無難ですよ。

軽自動車の現行規格

現在の660cc規格は、1990年1月に排気量の上限が550ccから660ccへ拡大されたことから始まりました。その後、1998年10月に全長が3.40m、全幅が1.48mへ拡大され、現在の寸法になっています。

排気量だけを見ると、660ccという規格は長い期間変わっていません。しかし、エンジンや変速機、安全装備の技術は大きく進歩しました。現在の軽自動車は、限られた排気量と車体寸法の中で、日常生活に必要な走行性能や室内空間を実現しています。

例えば、ターボエンジンを搭載した軽自動車なら、高速道路への合流や坂道でも比較的余裕を感じやすくなります。自然吸気エンジンでも、車体の軽量化や変速機の改良によって、街中では不満の少ない走りが可能です。

一方で、衝突被害軽減ブレーキ、カメラ、レーダー、電動スライドドアなどを搭載する車が増えたため、車両重量は増えやすくなっています。広い室内を持つ軽スーパーハイトワゴンでは、この重量と660ccエンジンの組み合わせを負担に感じる方もいるでしょう。

そうした事情から、「そろそろ排気量を増やしたほうがよいのではないか」という意見が出てきます。ただし、性能面で拡大を望む声があることと、制度変更が正式に決定したことは別の話です。

770ccという数字の出どころ

では、なぜ700ccや800ccではなく、770ccという具体的な数字が語られるのでしょうか。

考えられる背景の一つが、現在の660ccから約15%から17%程度の余裕を持たせるという発想です。660ccを基準に少し排気量を増やせば、車体の基本設計を大幅に変えず、低速域の力を補えるのではないかという予想につながります。

また、日本の軽自動車を海外へ展開する場合、現地市場に合わせて排気量を拡大したエンジンが使われることがあります。海外向けの小型車や、日本の軽自動車をもとにした車が800cc前後のエンジンを搭載する例もあるため、その情報と国内規格の話が混ざった可能性も考えられます。

さらに、近年は原動機付自転車の区分見直しが行われました。従来の50cc以下に加えて、一定の出力に抑えた125cc以下の二輪車が新たな基準に加わったため、「次は軽自動車の排気量も変わるのでは」と連想された面もあるでしょう。

原付の制度変更と軽自動車は別です

原動機付自転車の区分見直しは、従来型50ccエンジンの生産を取り巻く事情に対応したものです。この変更を根拠に、四輪軽自動車も自動的に770ccになるとは言えません。

動画やSNSでは、分かりやすい数字や意外性のある話ほど広がりやすいものです。「軽自動車が770ccになるかもしれない」という予想が、投稿を重ねるうちに「770cc化が決まった」という表現へ変わることもあります。

あなたもニュースの見出しだけを見て、すでに決まった話だと感じたことはないでしょうか。車の制度に限らず、正式決定、検討中、業界からの要望、個人の予想を区別することが大切です。

いつから変わる可能性があるか

軽自動車の770cc化について、正式な施行日は発表されていません。そのため、「いつからですか」という疑問に対する正確な答えは、現時点では開始時期を示せないとなります。

仮に今後、排気量の上限を変更する方針が示されたとしても、すぐに新規格車へ切り替わるとは考えにくいでしょう。

自動車メーカーは、エンジン本体だけでなく、変速機、冷却装置、排出ガス対策、衝突安全性能、燃費性能などをまとめて設計します。排気量が変われば、型式指定や認証に関わる試験も必要です。

販売店側にも、整備設備、部品供給、商品説明、税金や保険の案内といった準備が求められます。したがって、制度改正が決まった場合でも、公布から施行まで一定の準備期間が設けられる可能性があります。

過去には、軽自動車の排気量が550ccから660ccへ変更されました。その際も、省令改正が行われた後、施行までの期間がありました。将来の変更が過去と同じ進み方になるとは限りませんが、少なくとも事前の正式発表なしに切り替わる可能性は低いかなと思います。

確認するときのポイント

国土交通省、軽自動車検査協会、全国軽自動車協会連合会、自動車メーカーの公式発表を確認しましょう。販売店へ聞く場合も、「メーカーから正式な案内が出ていますか」と具体的に尋ねると話が分かりやすくなります。

軽自動車の770cc化で変わる点

軽自動車の770cc化で変わる点

ここからは、将来もし排気量の上限が770ccへ拡大された場合に、車の走りや価格、税金がどう変わる可能性があるのかを考えます。以下は正式決定された内容ではなく、現在の制度と車の仕組みを踏まえた一般的な見通しです。

走行性能に期待される利点

排気量が660ccから770ccへ増えれば、一般的にはエンジンが一度に取り込める空気と燃料の量を増やしやすくなります。その結果、低い回転数から力を出しやすくなり、発進、坂道、高速道路への合流などで余裕が生まれる可能性があります。

特に恩恵を感じやすいのは、車体が重い軽スーパーハイトワゴンでしょう。N-BOX、スペーシア、タント、ルークスのように背が高く、スライドドアや多くの安全装備を備える車では、大人を複数乗せたときにアクセルを深く踏む場面があります。

770ccになれば、同じ速度を保つためにエンジンを高回転まで回す場面が減るかもしれません。音や振動が抑えられれば、長距離移動の疲れやすさにも違いが出てきます。

また、排気量に余裕があれば、ターボに頼らず必要な力を得られる車種が増える可能性もあります。自然吸気エンジンの構造を活かしながら、街中で扱いやすい力を出せれば、価格や整備性との両立も期待できます。

ただし、排気量を増やせば必ず速くなるわけではありません。メーカーが燃費を優先するのか、力を優先するのかによって設定は変わります。車両重量や変速機の組み合わせも影響するため、数字だけでは走りを判断できません。

◆ワンポイントアドバイス

現在の660cc車でも、街乗り中心なら自然吸気エンジンで十分な方は多いです。高速道路や急な坂道をよく走るなら、排気量変更を待つより、現行のターボ車を試乗して確認するほうが現実的ですよ。

燃費と環境性能への影響

排気量が増えると、「燃費が悪くなるのでは」と心配になりますよね。確かに、同じ仕組みのエンジンを単純に大きくして、多くの燃料を使えば燃費は下がりやすくなります。

しかし、実際の燃費は排気量だけで決まりません。車両重量、空気抵抗、変速機、エンジン制御、タイヤ、運転方法など、多くの条件が関係します。

小さなエンジンで重い車体を動かす場合、坂道や加速時にアクセルを深く踏み続けることがあります。少し大きなエンジンが低回転で走れるようになれば、使い方によっては燃料消費の増加を抑えられるかもしれません。

一方、排気量拡大に合わせて車体まで大きく、重くなれば、燃費面で不利になる可能性があります。装備を増やしすぎれば、エンジンの余裕が車重の増加に吸収されることも考えられるでしょう。

現在の量販軽自動車では、WLTCモード燃費が19km/L台から25km/L台の車種が中心です。これはカタログ上の測定値であり、実際の燃費は道路状況、気温、エアコンの使用、乗車人数によって変わります。

仮に770cc規格が作られる場合でも、今後の排出ガス基準や燃費基準を満たす必要があります。そのため、排気量を増やすだけでなく、マイルドハイブリッドや電動化技術と組み合わせる車が登場する可能性もあるでしょう。

車両価格は上がるのか

770cc化が実現した場合、車両価格は上がる可能性があります。新しいエンジンや関連部品の開発、認証試験、生産設備の変更には費用がかかるからです。

ただ、現在の軽自動車価格が上昇している主な理由は、排気量だけではありません。衝突被害軽減ブレーキ、複数のカメラ、運転支援装置、電動スライドドア、快適装備などが増えたことも大きく影響しています。

現在の新車価格は、軽セダンならおおむね110万円から160万円前後、軽ハイトワゴンは145万円から195万円前後、軽スーパーハイトワゴンは160万円から220万円前後が一般的な目安です。装備が充実したクロスオーバー車やターボ車では、200万円を大きく超える場合もあります。

仮に770ccエンジンを搭載しても、装備を簡素にした低価格車が用意されれば、値上がりを抑えられる可能性があります。逆に、排気量拡大と同時に車体、安全装備、快適装備を充実させれば、価格は小型普通車に近づくでしょう。

購入価格だけで判断しないでください

車両価格、税金、保険料、燃料代、整備費、売却価格を合わせて考えることが大切です。掲載している金額は一般的な目安であり、グレードや地域、契約内容によって変わります。

税金とナンバー区分の考え方

軽自動車が770ccになる場合、現在の制度をそのまま当てはめることはできません。今の法律では660ccを超えるため、そのままなら小型自動車など別の区分として扱われます。

つまり、黄色いナンバープレートの軽自動車として770cc車を販売するには、排気量上限の改正だけでなく、税制や車検制度などの扱いも決める必要があります。

現在、自家用の軽四輪乗用車にかかる軽自動車税は、年額10,800円が基本です。初度検査から13年を超えた車は、対象条件により年額12,900円となります。また、自動車重量税は、13年未満の自家用軽自動車なら継続車検2年分で6,600円が基本です。

これらの金額が770cc車にもそのまま適用されるかどうかは、制度が存在しない現時点では分かりません。排気量を広げながら軽自動車税を維持する可能性もあれば、新たな税額や中間的な区分が検討される可能性もあります。

軽自動車は、単に小さい車というだけではありません。税負担、保険、登録や検査の仕組み、保管場所届出の扱いなどが組み合わさった制度です。そのため、排気量だけを770ccへ変更して終わり、とはなりにくいでしょう。

なお、税金や登録制度は改正されることがあります。正確な情報は国土交通省、総務省、地方自治体、軽自動車検査協会などの公式サイトをご確認ください。購入や登録に関する最終的な判断は、販売店や行政書士などの専門家にご相談ください。

現在の車を買うべきか

新車の購入を考えている方が最も知りたいのは、「770ccになるまで待ったほうがよいのか」という点ではないでしょうか。

私の考えでは、現在の車が必要なら、正式決定されていない制度を待つ必要はありません。通勤、送迎、介護、仕事などで車が必要な時期を先延ばしにすると、その間の不便が大きくなるからです。

現行の軽自動車には多くの選択肢があります。価格を抑えたいならアルトやミライースなどの軽セダン、乗り降りのしやすさを求めるならムーヴやワゴンRなどのハイトワゴンが候補になります。

子育てや家族利用なら、N-BOX、スペーシア、タント、ルークスといったスライドドア付きの軽スーパーハイトワゴンが便利です。アウトドア感のあるデザインを重視するなら、ハスラー、タフト、デリカミニ、ジムニーなどもあります。

走行性能が不安な方は、同じ車種の自然吸気車とターボ車を乗り比べてみましょう。カタログの最高出力だけを見るより、普段通る坂道に近い条件や、家族を乗せた状態を想定して試乗するほうが判断しやすくなります。

一方、現在の車に不具合がなく、買い替えを急いでいないなら、今後のメーカー発表を確認しながら待つ方法もあります。ただし、「770cc車が間もなく発売される」という前提ではなく、次期モデルの安全装備や価格を比較するために待つ、という考え方が現実的です。

購入判断の目安

車が今必要なら現行車から選び、急いでいないなら次のモデルチェンジ情報を確認しましょう。770cc化の噂だけを理由に購入を長期間延期する必要はありません。

軽自動車770ccのよくある質問

Q1. 軽自動車が770ccになるのは本当ですか?

A. 2026年7月29日時点では、軽自動車の排気量上限を660ccから770ccへ変更する制度は正式に決定されていません。現在の軽自動車規格は660cc以下のままです。今後変更される可能性を完全には否定できませんが、行政機関からの正式発表を待つ必要があります。

Q2. 軽自動車の770cc化はいつからですか?

A. 開始時期は決まっていません。「2027年から」「2030年までに」といった情報を見かけても、正式な根拠が示されているか確認してください。国土交通省や自動車メーカーから施行日や発売時期が発表されるまでは、予想として扱うのが無難です。

Q3. 770ccになったら軽自動車税は高くなりますか?

A. 現時点では770ccの軽自動車区分が存在しないため、税額も決まっていません。現在の自家用軽四輪乗用車は年額10,800円が基本ですが、将来の新規格へ同じ税額が適用されるとは限りません。正確な情報は総務省や自治体の公式サイトをご確認ください。

Q4. 660ccを超える車は軽自動車ではないのですか?

A. 現在の制度では、四輪軽自動車の総排気量は660cc以下です。そのため、660ccを超えるエンジンを搭載した車は、車体寸法が軽自動車と同程度でも、原則として現在の軽自動車規格には該当しません。

Q5. 770cc化を待ってから新車を買うべきですか?

A. 車が現在必要なら、正式決定されていない規格変更を待つ必要はないでしょう。走りに余裕が欲しい場合は、現行軽自動車のターボモデルを試乗する方法があります。購入時は車両価格だけでなく、税金、保険、燃料代、使用目的まで含め、販売店などの専門家へ相談してください。

軽自動車の770cc化まとめ

軽自動車が660ccから770ccになるという話について確認してきましたが、2026年7月29日時点では正式な制度変更は決まっていません。したがって、開始時期も未定です。

現在の軽自動車は、排気量660cc以下、全長3.40m以下、全幅1.48m以下、全高2.00m以下という規格で作られています。この条件は今も有効であり、770cc車を軽自動車として扱うには法令改正が必要です。

770ccという噂は、車体重量の増加、安全装備の充実、海外向けモデルの排気量、原付制度の変更など、複数の話が結び付いて広がった可能性があります。しかし、検討を求める意見や個人の予想は、正式決定とは違います。

仮に将来770cc化が実現すれば、坂道や高速道路で走りに余裕が生まれるかもしれません。その一方で、車両価格、燃費、税金、保険、ナンバー区分がどうなるのか、新たな制度設計が必要になります。

これから車を購入する方は、根拠のはっきりしない噂だけで判断せず、現在の生活に合った車を選んでください。走行性能が気になるなら、自然吸気車とターボ車を実際に乗り比べるのがおすすめです。

  • 軽自動車の770cc化は正式決定されていない
  • 770cc規格の開始時期は発表されていない
  • 現在の軽自動車は排気量660cc以下
  • 制度変更には法令や税制の見直しが必要
  • 噂だけを理由に購入を延期する必要はない

軽自動車770ccに関する判断では、国土交通省や自動車メーカーが発表する一次情報を確認することが何より大切です。制度や税額は今後変わる可能性があるため、正確な情報は公式サイトをご確認ください。購入や登録に関する最終的な判断は、販売店や行政書士などの専門家にご相談ください。

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