ホンダプレリュード新型の価格や発売日、スペックを解説

ホンダから待望の新型プレリュードが登場します。24年ぶりの復活ということで、往年のファンだけでなく、新しいスポーツクーペを求める層からも大きな注目を集めています。しかし、具体的な情報が少なく、「プレリュードの新型はいつ日本発売されるのか」「ホンダプレリュード新型の価格はいくらになるのか」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

また、公開された新型プレリュードの画像を見て、その未来的なデザインから「新型プレリュードはダサいのでは？」といった声が一部で上がっているのも事実です。この記事では、ホンダプレリュード新型の気になるスペックや馬力、サイズ感、そして燃費性能に至るまで、現在判明している情報を徹底的に解説します。さらに、注目されるホンダプレリュード新型の内装や、クーペならではの新型プレリュードの後部座席の実用性についても詳しく掘り下げていきます。

この記事でわかること

新型プレリュードの日本発売日や予想価格
エクステリアや内装のデザインに関する詳細
e:HEVの馬力や燃費といった詳細なスペック
2ドアクーペとしての実用性や居住性

発売が待たれるホンダプレリュード新型の概要
ホンダプレリュード新型の詳細スペックを徹底解剖

発売が待たれるホンダプレリュード新型の概要

車の広場：イメージ

プレリュード新型いつ日本発売されるのか
価格はいくら？
新型プレリュードの画像で見るデザイン
「新型プレリュードはダサい」という評価は本当か
上質な内装を解説

プレリュード新型いつ日本発売されるのか

車の広場：イメージ

結論から言うと、新型プレリュードの日本発売は2025年9月頃が予定されています。

これは、ホンダが電動化時代における「操る喜び」を体現するモデルとして、満を持して市場に投入する計画だからです。1990年代に一世を風靡したスペシャリティクーペの復活は、多くの自動車ファンにとって大きなニュースとなりました。開発は順調に進んでいる模様で、約24年ぶりにその名が日本の自動車市場に帰ってくることになります。

近年、スポーツカー市場は縮小傾向にありましたが、GR86やフェアレディZなどの登場により再び活気を取り戻しつつあります。ホンダはこの流れに乗り、独自のハイブリッド技術を搭載した新しいスポーツクーペで、新たな顧客層の獲得を目指していると考えられます。

オンライン限定モデルも計画中

ちなみに、通常モデルとは別に、オンライン限定での特別仕様車の販売も計画されているという情報があります。特別なカラーリングや装備が与えられる可能性があり、こちらも見逃せないポイントとなりそうです。

価格はいくら？

新型プレリュードの価格は、約617万9800円程度になると予想されています。

この価格設定は、決して安価とは言えませんが、その背景にはいくつかの明確な理由が存在します。最大の要因は、最新の2.0Lエンジンをベースとしたハイブリッドシステム「e:HEV」の搭載です。このシステムは、高性能なモーターやバッテリー、複雑な制御ユニットで構成されており、高い走行性能と環境性能を両立させるための先進技術が凝縮されています。

さらに、世界的な原材料費の高騰や半導体不足、物流コストの上昇も車両価格を押し上げる要因となっています。加えて、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」の標準装備や、大型ディスプレイを採用したインフォテインメントシステム、質感の高い内外装など、プレミアムスポーツクーペとしての価値を高めるためのコストが価格に反映されているのです。

あくまで予想価格である点に注意

現時点で公表されている価格は、各種メディアによる予想価格です。最終的な正式価格は、発売が近づくにつれてホンダから公式にアナウンスされるため、今後の情報を注視する必要があります。

新型プレリュードの画像で見るデザイン

車の広場：イメージ

新型プレリュードのデザインは、滑空するグライダーをモチーフとした「UNLIMITED GLIDE」がコンセプトです。

公開されている画像を見ると、低くワイドに構えた流麗なクーペフォルムが特徴的であることが分かります。フロントマスクは、シャープな薄型LEDヘッドライトとシンプルなグリルレス風のデザインが採用され、先進的でクリーンな印象を与えます。サイドビューは、フロントからリアにかけて滑らかに続くキャラクターラインが美しく、風を切って走る姿を連想させます。

リアセクションでは、横一文字に光るLEDテールライトがワイド感を強調し、現代的なスポーツカーのトレンドを取り入れています。全体として、奇をてらったデザインではなく、普遍的な美しさと未来感を両立させたスタイリングと言えるでしょう。

より多くの高画質な画像は、ホンダの公式サイトで確認できます。内外装の細部までチェックできるので、ぜひご覧ください。

（参照：ホンダ公式サイト新型プレリュード先行公開ページ）

「新型プレリュードはダサい」という評価は本当か

結論として、「新型プレリュードはダサい」という評価は、個人の主観による部分が大きく、一概に断定はできません。

このような意見が出る理由としては、主に2つの側面が考えられます。一つは、歴代プレリュードのイメージとのギャップです。特に3代目や4代目のプレリュードが持つ、時代を象徴するシャープで直線的なデザインの印象が強いファンからは、新型のクリーンで丸みを帯びたデザインに違和感を覚えることがあるかもしれません。

もう一つの理由は、近年のホンダ車に共通するデザイン言語です。シンプルでクリーンな面構成を特徴とするデザインは、一部からは「個性が薄い」「地味に見える」といった評価を受けることがあります。しかし、一方で「未来的で洗練されている」「飽きのこないデザインだ」と高く評価する声も数多く存在します。

デザインの評価は多様

最終的にデザインの好みは人それぞれです。肯定的な意見も否定的な意見も参考にしつつ、実際に自分の目で見て判断することが最も重要と言えるでしょう。

上質な内装を解説

車の広場：イメージ

新型プレリュードの内装は、ドライバー中心の設計と上質感を両立させた未来的な空間が特徴です。

内装色は「ブルー×ホワイト」を基調とし、ボディカラーによっては「ブルー×ブラック」も選択可能とされています。運転席に座ると、まず目に飛び込んでくるのは大型のフルグラフィックメーターと、ダッシュボード中央に配置された大型のインフォテインメントディスプレイです。水平基調でデザインされたインストルメントパネルは、視界の広さを確保しつつ、運転に必要な情報を直感的に把握できるよう工夫されています。

また、エアコン操作など、使用頻度の高い機能には物理スイッチが残されており、操作性の高さにも配慮されている点は評価できるポイントです。シートには本革とアルカンターラが組み合わされ、高いホールド性と快適な座り心地を両立したバケットタイプが採用されています。助手席前のパネルには「PRELUDE」の刺繍が施されるなど、所有する喜びを満たす演出も抜かりありません。

ホンダプレリュード新型の詳細スペックを徹底解剖

車の広場：イメージ

スペック
新型プレリュードの馬力とパワートレイン
ハイブリッドのプレリュード新型の燃費性能
サイズと取り回し
新型プレリュード後部座席の居住性は？
まとめ：ホンダプレリュード新型の魅力と期待値

スペック

車の広場：イメージ

新型プレリュードの主要スペックは、高い走行性能と環境性能を両立させることを目標に設計されています。現在判明しているスペックを以下の表にまとめました。

新型プレリュード主要スペック表

項目	内容
ボディサイズ	全長4,520mm × 全幅1,880mm × 全高1,355mm
ホイールベース	2,605mm
駆動方式	前輪駆動（FF）
乗車定員	4名
パワートレイン	2.0L 直列4気筒ハイブリッド（e:HEV）
システム最高出力	約203PS ～ 300PS（予想）
最大トルク	315Nm（モーター）
トランスミッション	電気式CVT（Honda S+ Shift搭載）
タイヤサイズ	235/40R19
予想燃費（WLTC）	約20.0km/L ～ 23.6km/L

上記の通り、ミドルサイズのクーペボディに、強力なハイブリッドシステムを搭載していることが分かります。特に全幅が1,880mmと広めなのが特徴で、これにより安定したコーナリング性能と迫力のあるスタイリングを実現しています。

新型プレリュードの馬力とパワートレイン

新型プレリュードのパワートレインは、シビックやアコードに搭載されている2.0Lのe:HEVを発展させたものが採用されます。

このシステムの最高出力については情報が錯綜しており、203PSという説から、エンジンとモーターを合わせて300PSを超えるという説まで様々です。いずれにしても、スペシャリティスポーツクーペとして十分以上のパワーを発揮することは間違いないでしょう。e:HEVは、基本的にはモーターで走行し、エンジンは発電に徹するシリーズハイブリッド方式ですが、高速巡航時などエンジンで走行した方が効率的な場面では、エンジンが直接タイヤを駆動するパラレルハイブリッドとしても機能します。

これにより、市街地でのスムーズで静かな走りから、高速道路での力強い加速まで、あらゆるシーンで最適なパフォーマンスを発揮することが可能です。さらに、「Honda S+ Shift」という新技術が採用されており、ハイブリッド車でありながら、あたかも有段ギアのトランスミッションを操作しているかのようなダイレクトな変速フィールとサウンドを楽しめるようになっています。

ハイブリッドのプレリュード新型の燃費性能

車の広場：イメージ

新型プレリュードの燃費は、WLTCモードで約20.0km/L前後が期待されています。

これは、高い走行性能を持つスポーツクーペとしては、非常に優れた数値です。前述の通り、高効率な2.0Lエンジンと2モーターを内蔵したe:HEVシステムが、この低燃費の実現に大きく貢献しています。日常的な走行シーンの多くをモーターのみでカバーすることで、ガソリンの消費を最小限に抑えます。

また、減速時にはモーターが発電機として働き、運動エネルギーを電気エネルギーとして回収（回生ブレーキ）し、バッテリーに充電します。この回生効率も最新世代のe:HEVでは大幅に向上しており、燃費性能の向上に繋がっています。走りの楽しさを犠牲にすることなく、優れた環境性能を両立している点は、電動化時代の新しいスポーツカーとしての大きな魅力と言えるでしょう。

サイズと取り回し

新型プレリュードのボディサイズは、全長4,520mm、全幅1,880mm、全高1,355mmです。

このサイズは、現代のDセグメントクーペとして標準的な大きさと言えます。特に注目すべきは1,880mmという全幅です。これはトヨタのスープラ（1,865mm）よりも広く、ワイドで安定感のあるスタンスを強調しています。この広い全幅は、走行安定性の向上に寄与する一方で、日本の狭い道や駐車場では少し気を使う場面があるかもしれません。

ただ、全長は4,520mmと比較的コンパクトに抑えられているため、極端に取り回しが悪いということはないでしょう。最小回転半径などの具体的な数値はまだ公表されていませんが、ホンダの車は一般的に取り回しが良いことで知られているため、日常的な使い勝手にも配慮された設計が期待できます。

立体駐車場には注意が必要

特に都市部で車を所有する場合、機械式の立体駐車場の利用を検討することがあるかもしれません。駐車場のパレット幅は1,850mmが上限となっている場合が多いため、全幅1,880mmの新型プレリュードは利用できない可能性がある点には注意が必要です。

新型プレリュード後部座席の居住性は？

結論として、新型プレリュードの後部座席は、あくまで補助的なものと割り切る必要があります。

流麗なクーペスタイルを実現するため、ルーフラインは後方に向かって低く傾斜しています。このデザインは、後席のヘッドクリアランス（頭上空間）を大きく制限する要因となります。大人が座る場合、頭が天井に触れてしまったり、窮屈な姿勢を強いられたりする可能性が高いです。足元スペースも決して広くはなく、長時間の乗車は難しいでしょう。

そのため、後部座席は子供の短時間での利用や、手荷物を置くためのスペースとして考えるのが現実的です。これは新型プレリュードに限った話ではなく、多くの2ドアクーペに共通する特徴でもあります。この車は、あくまで前席に乗る2人が快適にドライブを楽しむことを最優先に設計された「スペシャリティカー」なのです。