日産の最上級ミニバン、新型エルグランドの登場を心待ちにしている方も多いのではないでしょうか。2024年モデルの動向も気になるところですが、いよいよ待望のフルモデルチェンジとなる新型エルグランド e53に関する情報が続々と明らかになってきました。
特に2025年内の発表、2026年の発売が有力視される中、公開されたティザーやスクープ画像から予測される未来的なデザイン、そして豪華な内装や気になる価格について、ファンの間では大きな関心が寄せられています。ガソリン車を廃止し、e-POWER専用車として生まれ変わることも大きな話題です。
この記事では、現在判明している新型エルグランドの最新情報を網羅的に掘り下げ、その魅力の全貌に迫ります。
この記事で分かること
- 新型エルグランドの発売時期やデザインの最新情報
- 次期型E53に搭載されるe-POWERの進化点
- 高級ラウンジのような内装と先進の安全装備
- ライバル車との比較と予想される価格帯
新型エルグランドの全貌!発売時期とデザイン

車の広場:イメージ
- 新型エルグランドのフルモデルチェンジはいつ?
- 新型 エルグランド2024年モデルとの違い
- 待望の新型エルグランド2025年登場か
- 新型エルグランドのスクープ画像から見る外観
- 次期型となる新型エルグランドe53の姿
新型エルグランドのフルモデルチェンジはいつ?

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結論から言うと、新型エルグランドのフルモデルチェンジは2026年度に発売予定であると、日産自動車から正式にアナウンスされています。現行モデルであるE52型の登場が2010年ですから、実に約15年ぶりとなる待望の全面刷新となります。
長年にわたり高級ミニバン市場を牽引してきたエルグランドですが、ライバル車種の進化も著しく、競争力を高めるためには抜本的な改革が求められていました。今回のフルモデルチェンジは、日産の威信をかけたビッグプロジェクトと言えるでしょう。
具体的なスケジュールについては、2025年内に正式な車両情報が公開され、2026年度の発売に向けて準備が進められる見通しです。ミニバン市場に大きな影響を与える一台になることは間違いありません。
現行モデルはすでに受注停止
一部の販売店では、すでに現行モデル(E52型)の受注を停止する動きが出ています。これは、新型への生産切り替えに向けた準備が本格化している証拠と考えられます。新車の購入を検討している場合は、販売店の最新情報を確認することをおすすめします。
新型 エルグランド2024年モデルとの違い
新型エルグランドの話題が先行する中で、「2024年モデルはどうなるのか?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。2024年モデルとして現在販売されているのは、現行E52型の最終改良モデルという位置づけになります。
このモデルは、既存のプラットフォームやパワートレインを維持しつつ、安全装備の強化や一部装備の見直しが行われました。しかし、2026年に登場する新型(E53型)とは、その中身が全く異なります。
最大の違いは、やはりパワートレインの全面電動化です。2024年モデルにはV6ガソリンエンジンもラインナップされていますが、新型は日産の先進技術である第3世代「e-POWER」専用車となります。プラットフォームから内外装デザイン、先進技術に至るまで、全てが一新されるため、「一部改良」と「フルモデルチェンジ」では比較にならないほどの大きな進化を遂げるのです。
WEBライターより
つまり、2024年モデルは熟成された現行型の最終版、これから登場する新型は未来を見据えた次世代ミニバン、という全く異なるキャラクターを持っていると理解すると分かりやすいですね。
待望の新型エルグランド2025年登場か

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発売は2026年度とされていますが、車両のお披露目自体は2025年内に行われる可能性が非常に高いです。自動車業界では、発売の約半年前から1年前にかけて、コンセプトモデルの発表やデザインのティザー公開、そして正式発表という流れが一般的だからです。
特に、注目度の高いモデルである新型エルグランドの場合、2025年初頭の「東京オートサロン」や、同年秋の「ジャパンモビリティショー」といった大きなイベントで、その姿が初公開されるのではないかと予測されています。すでに先行ティザー画像が公開されており、ファンの期待感は最高潮に達している状況です。
これらのイベントでコンセプトカーやプロトタイプが公開され、その後、年末にかけて市販モデルの詳細なスペックや価格が発表される、というスケジュールが最も有力なシナリオと言えるでしょう。
新型エルグランドのスクープ画像から見る外観
現在までに公開されているティザー画像や、コンセプトカー「ハイパーツアラー」から、新型エルグランドの外観デザインは「未来感と高級感の融合」がテーマになると考えられます。
特に注目すべきは以下の3点です。
1. 先進的なフロントフェイス
フロントグリルは、従来の大型なメッキグリルから一新され、細かなドット状のLEDが散りばめられた、デジタル感あふれるデザインが採用される見込みです。中央の日産エンブレムも自発光タイプとなり、電動化モデルとしての先進性を強くアピールします。
2. 水平基調のシャープなシルエット
ボディ全体は、水平基調を強調したシャープでクリーンなラインで構成されます。特に、横一文字に光る薄型のLEDリアコンビランプは、ワイド感を演出し、モダンで洗練された印象を与えます。
3. 堂々としたスクエアなフォルム
コンセプトカーで見られたように、居住性を高めるスクエアなシルエットも特徴です。これにより、3列目シートの快適性向上や、より広大な室内空間の実現が期待できます。
これらの要素から、新型エルグランドは単なる「大きな箱」ではなく、見る者を圧倒する存在感と、プレミアムカーとしての気品を両立したデザインで登場することになりそうです。
次期型となる新型エルグランドe53の姿

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次期型エルグランドの型式は「E53」となることが確実視されています。これは、初代(E50)、2代目(E51)、現行(E52)と続く、エルグランドの正統な後継モデルであることを示しています。
新型エルグランドE53の最大の特徴は、前述の通り、パワートレインが第3世代e-POWER専用モデルになることです。これにより、走りの質感が大きく変わります。
具体的には、新開発の発電専用1.5L VCターボエンジンを搭載し、モーターの出力も向上させることで、ミニバンとは思えないほどの静粛性と、モーター駆動ならではの力強く滑らかな加速性能を実現します。さらに、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」も設定されるため、雨や雪の日でも安定した走りが期待できるでしょう。
新型エルグランドE53の核心
- 完全に電動化されたe-POWER専用車
- 新開発1.5L VCターボエンジンによる高効率な発電
- 力強く静かなモーター駆動と「e-4ORCE」による安定性
- プラットフォーム刷新による居住性と快適性の大幅向上
エルグランドE53は、デザインだけでなく、走りや快適性の面でも、まさに「次世代のプレミアムミニバン」と呼ぶにふさわしい内容で登場することになります。
新型エルグランドの進化点と予想価格

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- 第3世代e-POWERで走りはどう変わる?
- ラウンジのような新型 エルグランドの内装
- プロパイロット2.0など先進の高級装備
- ライバル「アルファード」との違いを解説
- 気になる新型エルグランドの価格を徹底予想
- 新型エルグランドの総括
第3世代e-POWERで走りはどう変わる?

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新型エルグランドに搭載される第3世代e-POWERは、走りの質を根底から変える画期的なシステムです。これは、エンジンを発電にのみ使用し、100%モーターの力で走行するシリーズハイブリッド方式を進化させたものです。
走りの変化として、主に以下の3つのメリットが挙げられます。
- 圧倒的な静粛性
エンジンは最も効率の良い回転域でしか作動しないため、走行中のエンジン音は非常に静かです。さらに、路面状況を検知して発電タイミングを制御する世界初の技術も搭載され、車内は驚くほど静かな空間になります。 - 滑らかで力強い加速
モーター駆動のため、アクセルを踏んだ瞬間から最大トルクを発生させ、大柄なボディを軽々と加速させます。変速ショックのないシームレスな加速は、ドライバーにも同乗者にも上質な移動体験を提供します。 - 燃費性能の大幅向上
現行のガソリンモデル(WLTCモード燃費8.7km/L前後)と比較して、燃費は劇的に向上する見込みです。専門家の間では、15km/L〜20km/L程度になるのではないかと予測されており、経済性の面でも大きなメリットがあります。
これまでの「エンジンで走る」という常識を覆し、静かで力強く、そして経済的な走りを提供するのが、新型エルグランドのe-POWERなのです。
ラウンジのような新型 エルグランドの内装
新型エルグランドの内装は、「走る高級ラウンジ」をコンセプトに、大幅な質感向上が図られる見込みです。水平基調で広がりを感じさせるインパネデザインが採用され、ドライバーを優しく包み込むような空間が演出されます。
特に注目されるのは、先進的なデジタルコックピットと最高級のシートです。
先進のデジタルインターフェース
運転席には、メーターとナビゲーションが一体化した大型の12.3インチワイドディスプレイが搭載されると予測されています。物理的なスイッチを減らし、直感的なタッチ操作を可能にすることで、非常にクリーンでモダンな運転環境を実現します。また、64色以上から選べるアンビエントライトが、室内の雰囲気を華やかに彩るでしょう。
極上のリラクゼーションシート
シートには、上質なナッパレザーやウルトラスエードといった高級素材が惜しみなく使われます。特に2列目のキャプテンシートは、電動リクライニングやオットマン機能を備えたエグゼクティブ仕様となり、長距離移動でも疲れを感じさせない、まさにファーストクラスのような座り心地が提供されると考えられます。
WEBライターより
現行モデルでも定評のあったシートの快適性がさらに進化するとなると、期待が高まりますね。家族での長距離旅行が、移動時間そのものを楽しむ特別な体験に変わりそうです。
プロパイロット2.0など先進の高級装備

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新型エルグランドには、日産が誇る最先端の技術が惜しみなく投入されます。特に注目すべきは、運転支援技術と快適装備です。
ハンズオフも可能な「プロパイロット2.0」
最大の目玉は、高速道路の同一車線内でハンズオフ(手放し運転)を可能にする、高度運転支援技術「プロパイロット2.0」の搭載です。ナビゲーションと連動し、追い越しや分岐などもシステムがアシストするため、長距離ドライブでのドライバーの疲労を劇的に軽減します。
プロパイロット2.0は完全自動運転ではありません
プロパイロット2.0は、あくまでドライバーの操作を支援するシステムです。常に前方を注視し、システムからの操作要求にいつでも応じられる状態で使用する必要があります。脇見運転や居眠りは絶対にしないでください。
その他の快適・高級装備
- 電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド: 信号待ちなどでのブレーキ操作の負担を軽減。
- Amazon Alexa搭載: 音声でナビ設定や音楽再生、エアコン操作が可能に。
- 大型ヘッドアップディスプレイ: 運転に必要な情報をフロントガラスに投影。
- 360°セーフティアシスト(インテリジェント アラウンドビューモニター): 死角を減らし、駐車や狭い道での運転をサポート。
これらの先進装備により、新型エルグランドは安全性と快適性の両面で、クラスをリードする存在になることが期待されています。
ライバル「アルファード」との違いを解説
高級ミニバン市場において、最大のライバルであるトヨタ「アルファード」との違いは、購入を検討する上で最も気になるポイントでしょう。新型エルグランドは、アルファードとは異なる独自の価値を提供することで差別化を図ると考えられます。
両者の主な違いを以下の表にまとめました。
項目 | 新型 エルグランド (予想) | トヨタ アルファード |
---|---|---|
パワートレイン | 第3世代e-POWER (シリーズハイブリッド) | 2.5Lガソリン / 2.5Lハイブリッド (パラレル式) |
走りの特徴 | モーター駆動による静粛性と力強い加速 | エンジン主体で効率の良い走り |
デザイン思想 | 先進的・デジタル・シャープ | 威風堂々・豪華絢爛・重厚感 |
運転支援 | プロパイロット2.0 (ハンズオフ対応) | Toyota Safety Sense (ハンズオフ非対応) |
内装の思想 | モダンなラウンジ空間、デジタルインターフェース | おもてなしを重視した豪華な空間 |
簡単に言えば、新型エルグランドは「電動化技術と先進性で未来的な走りを提供するモデル」、対するアルファードは「伝統的な豪華さと快適性を追求した王道モデル」という棲み分けになりそうです。
どちらが優れているというわけではなく、ドライバーが「走りの楽しさや先進性」を重視するのか、「おもてなしの空間やリセールバリュー」を重視するのかによって、選択が変わってくるでしょう。
気になる新型エルグランドの価格を徹底予想
これだけの進化を遂げる新型エルグランドですが、やはり気になるのはその価格です。第3世代e-POWERへの刷新や、先進装備の標準化、内外装の質感向上などを考慮すると、現行モデルからの価格アップは避けられないでしょう。
専門家や各種メディアの情報を総合すると、予想される価格帯は以下のようになります。
新型エルグランド 予想価格帯
- エントリーグレード: 約500万円~
- 売れ筋グレード: 約550万円~700万円
- e-4ORCE搭載の上級グレード: 約700万円~800万円
- 最上級「VIP」グレード: 800万円を超える可能性あり
現行エルグランドのエントリーグレードが約408万円からなので、スタート価格は約100万円ほど上昇する計算です。これは、ライバルであるアルファード/ヴェルファイアの価格帯(約540万円~892万円)を強く意識した設定と言えます。
あくまで予想価格です
この価格は、正式発表前の予想に過ぎません。実際の価格は、装備内容やグレード構成によって変動する可能性があります。最新の情報は、日産自動車の公式サイトや正規ディーラーでご確認ください。
電動化によるコストアップはありますが、それに見合うだけの性能と価値を備えたモデルとして登場することは間違いなさそうです。
新型エルグランドの総括
この記事では、2026年度に登場が予定されている新型エルグランドの全貌について、最新情報を基に解説しました。最後に、本記事の重要なポイントをまとめます。
- 新型エルグランドのフルモデルチェンジは2026年度に発売予定
- 約15年ぶりとなる全面刷新で型式はE53となる
- お披露目は2025年内のイベントが有力視される
- 2024年モデルは現行E52型の最終改良版という位置づけ
- 外観はコンセプトカー譲りの未来感と高級感を両立したデザイン
- フロントはドット状LEDと自発光エンブレムで先進性を演出
- パワートレインはV6ガソリンを廃止し第3世代e-POWER専用車へ
- 新開発1.5L VCターボエンジンで発電効率と静粛性が向上
- モーター駆動ならではの力強く滑らかな加速フィールを実現
- 4輪を緻密に制御する電動駆動4輪制御技術e-4ORCEも設定
- 内装は走る高級ラウンジをコンセプトに質感を大幅に向上
- 12.3インチの大型ディスプレイなど先進的なデジタルコックピットを採用
- ハンズオフも可能な高度運転支援技術プロパイロット2.0を搭載
- ライバルのアルファードとは電動化と先進性で差別化
- 予想価格は約500万円から800万円超のレンジとなる見込み
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