トヨタ新型SUVのスライドドア車は出る？発売予想と代替案を解説

こんにちは。車の広場　運営者のヨコアキです。

トヨタの新型SUVでスライドドアが付いたモデルがいつ発売されるのか、気になっている方は多いのではないでしょうか。価格はいくらくらいになるのか、そもそもどんな車種が候補にあるのか、情報が交錯していて悩みますよね。ミニバンのような使い勝手とSUVのカッコよさを両立した車が欲しいというのは、多くのアクティブな家族の願いです。話題のクロスバンギアや以前注目されたTjクルーザーの現状も含めて、スライドドア付きSUVに関する情報を詳しく整理していきましょう。

この記事のポイント

トヨタからスライドドア付きSUVが発売される可能性と時期
Tjクルーザーやクロスバンギアなど注目モデルの最新情報
スライドドアを搭載しない可能性が高いランドクルーザーFJの構造
デリカD:5の対抗馬や現実的な代替モデルの選び方

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トヨタの新型SUVでスライドドア付きは発売されるか
トヨタ新型SUVのスライドドア車を検討する際の比較軸

トヨタの新型SUVでスライドドア付きは発売されるか

「子供の送り迎えがあるからスライドドアは必須、でも見た目はカッコいいSUVがいい！」そんなわがままな願いを叶えてくれる車、トヨタから出てほしいですよね。ここでは、噂されている新型モデルやコンセプトカーの情報をもとに、トヨタからスライドドア付きSUVが登場する可能性について、現在わかっていることを包み隠さずお話しします。

幻のTjクルーザーは市販化される？発売日と価格

まず最初に触れておきたいのが、2017年のモーターショーで発表されて以来、長年ファンの心を掴んで離さない「Tjクルーザー」です。「TOOL-BOX（道具箱）」と「JOY（楽しさ）」を掛け合わせたこの車は、まさにバンとSUVを融合させた理想的な形をしていました。

カクカクした無骨なデザインに、大開口のスライドドア。助手席までフルフラットになるシートアレンジは、車中泊や長尺物の積載に最強のスペックを持っています。私自身も含め、「これが出たら絶対買う！」と意気込んでいた方も多いはずです。

Tjクルーザーの現状まとめ

コンセプト発表から時間が経過しているが、市販化の公式発表はまだない
「幻のスライドドアSUV」として未だに根強い人気がある
一部の思想は、後述する他のモデルに受け継がれている可能性も

残念ながら、現時点では具体的な発売日や価格に関する公式情報はありません。しかし、この車が示した「スライドドア×SUV」というコンセプト自体は消えておらず、形を変えて世に出る可能性はまだ残されていると信じたいですね。

クロスバンギアは注目の新型SUVミニバンコンセプト

今、一番現実味があり、かつ期待度が高いのが「X-VAN GEAR CONCEPT（クロスバンギアコンセプト）」です。これはジャパンモビリティショー2023でトヨタ車体がお披露目したモデルで、個人的には「これこそ本命では？」と睨んでいます。

この車の最大の特徴は、なんといってもBピラー（前席と後席の間の柱）がない大開口スライドドアです。ドアを開けると広大な開口部が現れ、自転車やキャンプ道具の積み下ろしがめちゃくちゃ楽そうなんですよ。

項目	X-VAN GEAR (コンセプト)	ノア/ヴォクシー (参考)
全長	4,695 mm	4,695 mm
全幅	1,820 mm	1,730 mm
全高	1,855 mm	1,895 mm

サイズ感はノアやヴォクシーに近いですが、幅が広くて背が少し低い、どっしりとしたSUVスタイルです。もしこれが300万円台〜400万円台で市販化されれば、爆発的に売れる予感がしますね。

センチュリーSUVのスライドドア仕様はGRMNか

少し話のスケールが大きくなりますが、トヨタの最高級車「センチュリー」のSUVモデルにも、実はスライドドアの技術が使われています。特に注目なのが、GRMN仕様として披露されたモデルに採用されている「リンクドア」という特殊なスライド機構です。

これは一般的なミニバンのスライドドアとは少し違い、ボディラインを崩さずにスムーズに開閉するための高度な技術です。「ファミリーカーとして買う」という選択肢には入りにくい超高級車ですが、「SUVスタイルでもスライドドアを実現する技術」をトヨタが持っているという事実は、今後の量販車にとっても大きな希望になります。

ランドクルーザーFJにスライドドア設定の可能性

「ランクルミニ」とも呼ばれ、大注目の「ランドクルーザーFJ」。この車にスライドドアを期待している方もいるかもしれませんが、冷静に分析すると、その可能性はかなり低そうです。

スライドドアがつかないと考えられる理由

本格オフローダーとしての構造: 頑丈なフレーム構造や高いボディ剛性を確保するため、開口部の大きいスライドドアは不利になります。
デザインの制約: 短いオーバーハングや高い地上高を持つクロカンスタイルは、スライドドアのレール配置と相性が悪いです。

おそらく、ランドクルーザーFJは純粋なクロスカントリーSUVとして、ヒンジドア（普通の横開きドア）で登場するでしょう。スライドドアの利便性を求めるなら、やはりクロスバンギアなどの別ラインを待つのが賢明かもしれません。

既存のトヨタSUVラインナップにスライドドアはない

現状の整理として、今すぐディーラーで買えるトヨタのSUV（ハリアー、RAV4、カローラクロス、ヤリスクロス、クラウンクロスオーバーなど）には、スライドドアを採用しているモデルは一台もありません。

公式サイトのラインナップを見ても、スライドドアが付いているのは「ミニバン」か「コンパクトカー（ルーミーなど）」に分類されています。「今のSUVのデザインが好きだけど、ドアだけスライドにしてほしい」という要望は非常に多いのですが、構造上の壁は意外と高いのが現実ですね。

トヨタ新型SUVのスライドドア車を検討する際の比較軸

「新型が出るまで待てない」「今のライフスタイルに合った車がすぐに必要」という方もいるでしょう。ここでは、ライバル車や既存モデルをどう比較検討すればよいか、私なりの視点でポイントを整理してみました。「トヨタ新型 suv スライドドア」で迷っているあなたの背中を押すヒントになれば嬉しいです。

ライバルのデリカD:5とトヨタ車を比較した違い

このジャンルを語る上で避けて通れないのが、三菱の「デリカD:5」です。正直なところ、「ミニバン×SUV×スライドドア」という条件を現時点で完璧に満たしているのは、世界中探してもこの車くらいしかありません。

デリカD:5のすごいところ

ミニバンなのに最低地上高がしっかり確保されていて、4WD性能も本格的。キャンプ場や雪道での安心感は圧倒的です。

トヨタ車でこれに対抗しようとすると、現状では「ノア・ヴォクシーの4WD」になりますが、あくまで「生活四駆」であり、デリカほどの悪路走破性はありません。もし「道なき道を行く」ような本格アウトドアを楽しむならデリカ、そこまでは求めないならトヨタの新型（クロスバンギア等）を待つ、という選び方になるかなと思います。