ダイハツから発売されている軽クロスオーバーSUV、新型タフトの購入を検討中でしょうか。アクティブなデザインや広い室内空間が魅力ですが、「買って後悔しないか」「がっかりする点はないか」と不安に感じる方も多いはずです。
特に、ライバル車であるスズキのハスラーと比較してどうなのか、雪道での走行性能に違いはあるのかは重要なポイントです。この記事では、新型タフトの新車乗り出し価格や人気色、おすすめのカスタム、そして主力となるタフトGグレードの特徴まで詳しく解説します。
さらに、ユーザーが指摘するダメなところ、ささやかれる「軽じゃない」という噂の真相、中古車市場の動向にも触れます。新型タフトはいつ発売されたのか、そして次回のフルモデルチェンジはいつになるのか、購入前に知りたい全ての疑問にお答えします。
この記事でわかるこ
- 新型タフトの価格やグレードごとの特徴
- 購入後に後悔しないための注意点やデメリット
- ライバル車ハスラーとの詳細な性能比較
- 最新モデルの発売日や将来のモデルチェンジ情報
新型タフトの価格やデザインの魅力を解説

車の広場:イメージ
- タフトの新車乗り出し価格の目安は?
- 人気グレード、タフトGの特徴を解説
- タフトの新色と人気色をまとめて紹介
- 自分好みの一台に!タフトのカスタム例
タフトの新車乗り出し価格の目安は?

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新型タフトの購入を考える上で、最も気になるのが車両本体価格だけでなく、実際に乗り出すために必要な総額、いわゆる「乗り出し価格」です。
結論として、新型タフトの乗り出し価格は、あくまで目安としておおよそ155万円から210万円程度となります。これは、選択するグレードや駆動方式、追加するオプションによって変動するものです。参考として、車両本体価格が約141.9万円~188.65万円(税込)であることを考えると、この目安は妥当な範囲といえるでしょう。
乗り出し価格の内訳
乗り出し価格には、車両本体価格に加えて以下の諸費用が含まれます。
- 各種税金(軽自動車税、自動車重量税、環境性能割)
- 自賠責保険料
- リサイクル料金
- 登録諸費用(検査登録手続代行費用など)
例えば、中間グレードの「G」(2WD)の本体価格が約160万円だと仮定すると、諸費用として15万円から20万円程度上乗せされる計算です。さらに、カーナビやフロアマットといったオプションを追加すると、乗り出し価格はさらに上がります。
予算を組む際には、希望するグレードの本体価格にプラス20万円から30万円ほどを見込んでおくと、より現実に近い金額を想定できるでしょう。
人気グレード、タフトGの特徴を解説

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新型タフトには複数のグレードが設定されていますが、その中でも装備と価格のバランスに優れた主力グレードが「G」です。
この「G」グレードは、日常使いからレジャーまで幅広く対応できる充実した装備が魅力といえます。基本的な装備がそろう「X」グレードに対し、「G」グレードでは内外装の質感が向上し、快適性や利便性を高める機能が多数追加されています。ダイハツ公式サイトにも明記されている通り、GおよびGターボグレードには、高速道路などでの運転負荷を大幅に軽減する先進運転支援システムが標準装備されています。
Gグレードの主な標準装備
- 全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)
- レーンキープコントロール(LKC)
- メッキ加飾(フロントグリルやドアハンドルなど)
- 本革巻のステアリングホイールやシフトノブ
特に、ACCやLKCは長距離運転をする機会が多い方にとって非常に価値のある装備です。「X」グレードには標準装備されないため、これらの機能を求めるなら「G」グレード以上が必須の選択肢となります。
後から追加できない先進安全装備や内外装の質感を考慮すると、「G」グレードは非常にコストパフォーマンスの高い選択肢です。タフトの魅力を存分に味わいたいのであれば、まず「G」グレードを検討の軸に置くのが良いでしょう。
タフトの新色と人気色をまとめて紹介

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車のボディカラーは、その車の印象を大きく左右する重要な要素です。新型タフトには、アウトドアシーンに映える個性的なカラーから、街乗りに馴染む落ち着いたカラーまで、多彩なラインナップが用意されています。
現在の人気傾向としては、アースカラー系の「レイクブルーメタリック」や「サンドベージュメタリック」が特に高い支持を集めているようです。これらの色はタフトの持つタフでアクティブなイメージと見事に調和します。
ボディカラーのラインナップ例
以下に、タフトで選択できる代表的なボディカラーを挙げます。(※時期によって変更される場合があります)
カラー系統 | 具体的な色名 | 印象 |
---|---|---|
アースカラー | レイクブルーメタリック、フォレストカーキメタリック、サンドベージュメタリック | アウトドア、アクティブ、おしゃれ |
ビビッドカラー | セラミックグリーンメタリック、シャイニングホワイトパール | 個性的、爽やか、クリーン |
ダークカラー | ブラックマイカメタリック、クロムグレーメタリック | 精悍、クール、落ち着き |
一方で、定番の「シャイニングホワイトパール」や「ブラックマイカメタリック」も根強い人気を誇ります。これらの色はリセールバリュー(再販価値)が高くなる傾向があるため、将来的に車を売却することも視野に入れている方におすすめです。
自分らしさを表現したい方は個性的なカラーを、飽きのこない色やリセールを重視する方は定番カラーを選ぶのが良い選択といえるでしょう。 (参照:ダイハツ公式サイト)
自分好みの一台に!タフトのカスタム例

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新型タフトの魅力の一つに、カスタムパーツの豊富さが挙げられます。ノーマルの状態でも十分に個性的ですが、少し手を加えることで、さらに自分好みの一台に仕上げることが可能です。
カスタムの方向性としては、タフなSUVらしさを強調する「オフロードスタイル」が特に人気です。これは、純正アクセサリーや社外パーツを組み合わせることで実現できます。
初心者でも挑戦しやすいカスタム例
- メッキパーツの追加:フロントグリルやフォグランプ周りにメッキのガーニッシュを追加する「メッキパック」は、手軽に高級感を演出できる人気の純正オプションです。
- サイドデカールの貼り付け:ボディサイドにステッカーやデカールを貼ることで、エクステリアの印象を手軽に大きく変えられます。
- ラゲッジの機能性向上:荷室に敷くラバーマットや、汚れを防ぐラゲージトレイは、アウトドアで車を使う方には必須ともいえる実用的なカスタムです。
本格的なカスタムを目指すなら、タイヤやホイールの交換も効果的です。ゴツゴツとしたブロックパターンのオールテレーンタイヤに交換するだけで、一気にオフロード感が増します。ただし、乗り心地や燃費に影響が出る場合があるため、専門知識のある店舗で相談しながら進めることが重要です。
タフトのカスタムは、見た目の変化を楽しむだけでなく、自分のライフスタイルに合わせて車の機能性を高めることにも繋がります。まずはダイハツの公式サイトでアクセサリーカタログを眺めながら、自分の理想のスタイルをイメージしてみることから始めてはいかがでしょうか。
新型タフト購入前に知りたい比較と注意点

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- 新型タフトはいつ発売?フルモデルチェンジは?
- タフト購入で後悔?がっかりなダメなところ
- ライバル車タフトとハスラーを徹底比較
- ハスラーとタフトの雪道性能の違いとは
- お得に買うならタフトの中古車もアリ?
- ダイハツタフトは軽じゃないという噂の真相
- まとめ:購入を推奨する新型タフトの魅力
新型タフトはいつ発売?フルモデルチェンジは?

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「新型タフトはいつ発売されたのか」「次のフルモデルチェンジはいつなのか」という点は、購入タイミングを計る上で非常に気になる情報です。
まず、現行の最新モデルは2024年11月21日に発売された改良モデルです。このモデルでは、リアコーナーセンサーが全車に標準採用されるなど、安全装備の向上が図られています。そのため、現時点で新車を購入する場合、この2024年改良モデルが選択肢となります。
フルモデルチェンジの時期は未定
一方で、全面的な刷新となるフルモデルチェンジについては、2025年9月現在、ダイハツからの公式な発表はありません。一部では2025年後半から2026年にかけて実施される可能性が噂されていますが、具体的な日程は未定の状況です。そのため、すぐに車が必要な方や、最新の安全装備が搭載されたモデルを求める方は、現行の改良モデルを購入するのが最も現実的な選択といえるでしょう。
今後のフルモデルチェンジでは、ハイブリッドシステムの搭載なども期待されますが、それにはまだ時間がかかる可能性があります。現行モデルの完成度は非常に高いため、デザインや機能に魅力を感じているのであれば、今のタイミングで購入して後悔することは少ないと考えられます。
タフト購入で後悔?がっかりなダメなところ

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多くの魅力を持つ新型タフトですが、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためには、事前に注意点やデメリット、いわゆる「ダメなところ」を把握しておくことが非常に重要です。
ユーザーレビューなどでよく指摘される点として、「自然吸気(NA)エンジンのパワー不足感」や「後部座席の快適性」が挙げられます。これらは、タフトの設計思想や特性に起因する部分です。
購入前に確認すべき主な注意点
- 加速性能:街乗りでは十分ですが、高速道路での合流や坂道では、NAエンジンだとパワー不足を感じる場面があるとの声があります。力強い走りを求める方は、ターボエンジン搭載モデルの試乗をおすすめします。
- 後部座席の機能:後席はスライド機能もリクライニング機能もありません。左右分割で前に倒すことしかできず、乗員の快適性よりも荷室の使い勝手を優先した割り切った設計になっています。
- 乗り心地:SUVらしいしっかりとした足回りのため、路面の凹凸を拾いやすく、乗り心地が硬いと感じる方もいます。
- 燃費性能:ライバルのハスラーがマイルドハイブリッドを搭載しているのに対し、タフトは非搭載です。そのため、燃費性能では一歩譲る形となります。
これらの点は、タフトが持つ全車標準の「スカイフィールトップ」による開放感や、広い荷室空間といったメリットとのトレードオフともいえます。特に後席の仕様は、人を乗せる機会が多いか、荷物を積む機会が多いか、ご自身の使い方をよく考えて判断する必要があるでしょう。
ライバル車タフトとハスラーを徹底比較

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軽クロスオーバーSUVの購入を検討する際、必ず比較対象となるのがスズキのハスラーです。タフトとハスラーは似ているようで、コンセプトや得意な領域が異なります。
両者を比較した際のタフトの強みは、「悪路走破性の高さ」と「圧倒的な開放感」にあります。一方でハスラーは、「燃費性能」と「後部座席の快適性」で優位に立っています。
タフト vs ハスラー スペック比較表
項目 | ダイハツ タフト | スズキ ハスラー |
---|---|---|
最低地上高 | 190mm | 180mm |
ルーフ | スカイフィールトップ(標準) | スチールルーフ |
後部座席 | スライド・リクライニング無し | スライド&リクライニング有り |
パワートレイン | ガソリン / ターボ | マイルドハイブリッド / ターボ |
WLTCモード燃費(2WD) | 21.3~21.4km/L | 約25.0km/L |
最新モデルのタフトは燃費性能が向上しましたが、マイルドハイブリッドを搭載するハスラーには及びません。しかし、タフトは最低地上高が高く、デコボコ道に強い設計です。そして何より、全車標準装備のガラスルーフがもたらす開放的な空間は、ハスラーにはないタフトだけの大きな魅力です。
対するハスラーは、後部座席が左右独立でスライド&リクライニングできるため、乗員や荷物に合わせて多彩なシートアレンジが可能です。
アクティブな趣味のために悪路を走る機会が多く、ドライブ中の景色を楽しみたいならタフト。燃費を重視し、後部座席の快適性やシートアレンジの多様性を求めるならハスラーが、それぞれ適しているといえるでしょう。
ハスラーとタフトの雪道性能の違いとは

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降雪地域にお住まいの方や、ウィンタースポーツを楽しむ方にとって、雪道での走行性能は車選びの重要な判断基準となります。
結論として、タフトとハスラーはどちらも軽SUVの中で高い雪道性能を持っていますが、アプローチの仕方に違いがあります。タフトは物理的な走破性で、ハスラーは電子制御で雪道に対応する思想が強いです。
雪道性能における両車の強み
- タフトの強み(物理的走破性):最低地上高は190mmと、ハスラーより10mm高いです。この差は、深いわだちや新雪路を走行する際に、車体下部が雪に接触しにくくなるという大きなアドバンテージになります。また、全車に標準装備される「グリップサポート制御」は、空転したタイヤにブレーキをかけることで、ぬかるみや雪道からの脱出をサポートします。
- ハスラーの強み(電子制御):ハスラーの4WDモデルには、雪道での発進をスムーズにする「スノーモード」、滑りやすい下り坂で車速を制御する「ヒルディセントコントロール」、そして発進を補助する「グリップコントロール」が備わっており、凍結路などでの安心感が高いです。
どちらの車も4WDモデルを選べば、冬のドライブで大きな安心感が得られます。甲乙つけがたいですが、深い雪道を走る機会が多いなら最低地上高に優れるタフト、凍結した坂道など緻密な制御による安心感を求めるならハスラーに、それぞれ分があるといえるかもしれません。
お得に買うならタフトの中古車もアリ?
新車にこだわらず、少しでも費用を抑えたい場合、中古車の購入は非常に賢い選択肢となり得ます。
タフトは人気車種であるため、中古車市場にも比較的多くの車両が流通しており、状態の良い高年式の車両を見つけやすい状況です。特に、発売から数年が経過し、初めての車検を迎えるタイミングの車両は狙い目といえます。
中古車を選ぶメリットと注意点
メリット
- 価格:最大のメリットは、新車よりも安価に購入できる点です。同じ予算であれば、新車よりも上のグレードや多くのオプションが付いた車両を選べる可能性があります。
- 納期の早さ:中古車は現物があるため、契約から納車までの期間が新車に比べて格段に短いです。
注意点
- 車両の状態:前オーナーの乗り方によって、車のコンディションは一台一台異なります。修復歴の有無や走行距離、内外装の状態をしっかりと確認する必要があります。
- 保証:メーカーの新車保証が残っている場合もありますが、切れている場合は中古車販売店独自の保証内容を確認することが重要です。
中古車を選ぶ際は、信頼できる販売店で購入することが何よりも大切です。認定中古車制度を設けているダイハツの正規ディーラーであれば、品質や保証の面で安心して購入できるでしょう。新車にこだわらないのであれば、タフトの中古車は十分に「アリ」な選択肢です。
ダイハツタフトは軽じゃないという噂の真相
時々、インターネット上などで「ダイハツのタフトは軽じゃないみたいだ」といった声が見られます。もちろん、タフトは道路運送車両法に基づいた正真正銘の軽自動車です。
では、なぜこのような噂が立つのでしょうか。その理由は、タフトが持つ軽自動車の規格を超えているかのようなデザインと室内の広さにあると考えられます。
「軽じゃない」と感じさせる3つの要素
- スクエアで力強いデザイン:タフトは、直線基調で角張ったボディデザインが特徴です。大きく張り出したフェンダーや、厚みのあるフロントフェイスは、実際のサイズ以上に車を大きく、タフに見せる効果があります。
- 大径タイヤの採用:軽自動車としては大きめの15インチタイヤを標準装備していることも、存在感を高めている一因です。足元がしっかりしていると、車全体が安定して見えます。
- スカイフィールトップによる広大な視界:前席の頭上に広がる大きなガラスルーフは、視界が縦方向に大きく開けるため、室内にいながらにして軽自動車とは思えないほどの開放感を味わうことができます。
つまり、「軽じゃない」という噂は、タフトに対するネガティブな評価ではなく、むしろそのデザインやパッケージングが、既存の軽自動車のイメージを良い意味で裏切っていることへの賞賛と捉えることができます。維持費が安く運転しやすい軽自動車でありながら、普通車のような存在感と開放感を両立している点が、タフトのユニークな魅力なのです。
まとめ:購入を推奨する新型タフトの魅力
この記事では、新型タフトの価格からライバル車との比較、そして購入前の注意点まで、あらゆる角度から詳しく解説してきました。最後に、記事全体の要点をリスト形式でまとめます。
- 新型タフトの乗り出し価格の目安は約155万円から210万円
- 装備と価格のバランスが良い主力グレードは先進安全装備が充実した「G」
- 人気色はレイクブルーやサンドベージュなどのアースカラー系が中心
- タフさを強調するオフロードスタイルのカスタムが人気
- 最新モデルは2024年11月発売の改良版で安全装備が向上
- フルモデルチェンジは現時点で未定のため現行モデル購入が現実的
- 後悔する点として後席にスライドやリクライニング機能がない点が挙げられる
- これは荷室を重視した設計思想のため
- ライバルのハスラーと比較した際の強みは悪路走破性と開放感
- 最新モデルの燃費はWLTCモードで21.3~21.4km/Lに向上
- 最低地上高は190mmと高く雪道や悪路で有利に働く
- 一方ハスラーは燃費や後席の快適性・シートアレンジで優位
- 中古車は高年式・低走行の車両が多く流通しており選択肢として有効
- 「軽じゃない」という噂はデザインや開放感への褒め言葉
- 日常だけでなく休日のアクティビティまで一台でこなしたい人におすすめ
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