「レクサスにワンボックスタイプの車ってあるのかな?」と気になっていませんか。実は、レクサス ワン ボックスという車名は公式には存在せず、多くの方がイメージされているのは、レクサスの最上級ミニバンである「LM」のことです。レクサスLMは日本で買えるのか、その日本発売の状況や、豪華な内装、気になる値段、さらには中古車市場の情報まで、知りたいことはたくさんありますよね。この記事では、レクサス ワン ボックスの正体であるLMについて、その詳細な画像や、後席の快適性を極めたレクサスlm 4人乗り仕様、購入に必要な年収の目安、そしてレクサスで一番高級な車は何かという点に至るまで、あらゆる角度から徹底的に解説します。
- レクサス ワン ボックスの正体が「LM」であること
- LMの豪華な内装やスペック詳細
- 新車・中古車の価格や購入に必要な年収の目安
- 4人乗り仕様の特徴と他の高級モデルとの比較
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レクサスのワンボックスの正体は高級ミニバンLM

車の広場:イメージ
- そもそもレクサスの最上級ミニバンは?
- 日本発売はいつ?
- ではレクサスLMは日本で買えるの?
- 画像で外観を確認
- 豪華絢爛な内装
そもそもレクサスの最上級ミニバンは?

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結論から言うと、レクサスのラインナップにおける最上級ミニバンは「LM」です。多くの人が「レクサス ワン ボックス」と聞いてイメージする、豪華で広大な室内空間を持つモデルが、このLMに該当します。
「レクサス ワン ボックス」という名称の車種は、これまで公式に販売されたことはありません。LMは、レクサスブランドが初めて世に送り出したミニバンであり、その名は「Luxury Mover(ラグジュアリー・ムーバー)」を由来としています。
言ってしまえば、単なる移動手段ではなく、乗員が車内で過ごす時間そのものを、この上なく豊かで快適なものに変えることを目指して開発されました。特に、企業の役員や著名人などが後席に乗るショーファードリブン(専属運転手付きの利用)を強く意識しており、その作りは他のいかなるミニバンとも一線を画すものです。
豆知識:ベースはアルファードでも別次元の車
LMは、トヨタの高級ミニバン「アルファード」や「ヴェルファイア」とプラットフォーム(車の骨格)を共有しています。しかし、乗り心地、静粛性、内外装の質感、そして装備の全てにおいてレクサス独自の徹底的な作り込みがなされており、もはや全く別の次元の車と考えるのが適切でしょう。
日本発売はいつ?
レクサスLMは、2023年10月に日本国内で正式に発表され、多くの注目を集めました。
初代モデルは2020年に登場しましたが、主に中国市場やアジア圏をターゲットとしており、残念ながら日本では正規販売されませんでした。このため、日本の富裕層やミニバン愛好家からは、国内導入を熱望する声が多く上がっていたのです。
その声に応える形で、フルモデルチェンジを果たした2代目の新型LMから、満を持して日本市場への導入が決定しました。これは、近年の日本における高級ミニバン需要の著しい高まりを背景にした、レクサスの戦略的な判断と言えます。
ではレクサスLMは日本で買えるの?

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はい、現在レクサスLMは日本国内のレクサス正規販売店で購入することが可能です。
全国のレクサスディーラーで商談や注文を受け付けています。ただし、その購入への道のりは決して平坦ではありません。
LMはブランドのフラッグシップミニバンとして非常に人気が高く、生産台数も限られています。そのため、発売当初から注文が殺到し、多くの販売店で抽選販売という形式が取られました。現在もその状況は続いており、注文しても納車までにはかなりの期間を要するのが実情です。
注意:購入はすぐにできない可能性が高い
レクサスLMの購入を検討している場合、まずは最寄りのレクサスディーラーに問い合わせ、現在の販売状況や納期について確認することが不可欠です。「お金を払えばすぐに手に入る」という一般的な車の感覚とは異なり、入手には時間と運が必要になる場合があることを理解しておく必要があります。
画像で外観を確認
レクサスLMの外観デザインは、まさに「威厳」と「品格」を体現しています。ブランドのフラッグシップにふさわしい、圧倒的な存在感を放っているのが特徴です。
フロントデザイン
最も目を引くのは、レクサスの象徴である「スピンドルグリル」をさらに進化させたフロント部分です。ボディカラーと同色に塗装された巨大なグリルがボディとシームレスに一体化し、電動化時代を象徴する新しい表情「スピンドルボディ」を形成しています。鋭い眼光を思わせる三眼フルLEDヘッドランプと相まって、一度見たら忘れられないほどの強い印象を与えます。
サイドビューとリアデザイン
サイドビューは、フロントからリアまで伸びやかに続くキャラクターラインが、ミニバンでありながら流麗さを感じさせます。リアデザインは、中央に配置された一文字のシグネチャーランプが特徴的で、夜間でも一目でレクサスと分かる高い視認性と先進性を両立させています。
まさに走る芸術品ですね。これだけの存在感があれば、どんな場所に乗り付けても注目を集めること間違いなしです。
豪華絢爛な内装

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レクサスLMの真価は、その内装にこそあると言っても過言ではありません。移動空間という概念を超え、まるで自宅の最高級リビングやプライベートジェットのような「究極のパーソナル空間」が広がっています。
シートの素材には、柔らかく肌触りの良い最高級の「L-ANILINE(L-アニリン)本革」を惜しみなく使用。天井には上質なスエード調素材が張られ、触れる場所すべてから格の違いを感じさせます。
もちろん、快適装備も他の追随を許しません。
後席を彩る主な快適装備
- 48インチ大型ワイドディスプレイ:前席と後席を仕切るパーティションに備え付けられ、オンライン会議から映画鑑賞まで対応。
- リヤクライメートコンシェルジュ:乗員の体温を検知し、エアコンやシートヒーターなどを統合制御して常に快適な環境を維持。
- 冷蔵庫:冷たい飲み物をいつでも楽しめる、ショーファードリブンカーならではのおもてなし装備。
- リヤマルチオペレーションパネル:シートのリクライニングやマッサージ、照明、オーディオなどを手元のタッチパネルで直感的に操作可能。
これほどの装備が整っているため、乗員は移動中であることを忘れ、心からリラックスした時間を過ごすことができます。まさに、移動時間を最高に贅沢な体験に変えるための空間です。
レクサスのワンボックス購入前に知るべきこと

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- 気になる値段
- 後席が魅力的なレクサスLMの4人乗り仕様
- 中古市場にある?
- レクサスLMの年収はいくらくらい必要?
- ちなみにレクサスで一番高級な車はなに?
- レクサスのワンボックスの総括
気になる値段

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レクサスLMの価格は、その特別な価値を反映した設定になっています。現在、日本で販売されているのは「LM500h “EXECUTIVE”」の1グレードのみで、新車価格は2,000万円(税込)です。
これは、レクサスのSUVフラッグシップであるLXの最高グレード(2,100万円台)に匹敵する価格であり、国産車としては最高峰の価格帯に位置します。参考として、高級ミニバンの代名詞であるトヨタ アルファードの最上級グレードと比較してみましょう。
車種 | 最上級グレード | 参考価格(税込) |
---|---|---|
レクサス LM | LM500h “EXECUTIVE” | 2,000万円 |
トヨタ アルファード | Executive Lounge | 約872万円 |
このように見ると、LMがアルファードとは全く異なるセグメントの車であることが、価格からも明確に分かります。この価格には、前述した豪華な装備や最高級の素材、そしてレクサスならではの静粛性や乗り心地を実現するための技術が全て含まれています。
後席が魅力的なレクサスLMの4人乗り仕様
レクサスLMの真骨頂は、後席の快適性を極限まで高めた4人乗り仕様に集約されています。現在日本で販売されている「LM500h “EXECUTIVE”」が、この究極の4人乗りモデルです。
この仕様の最大の特徴は、前席と後席を完全に隔てる「昇降式パーティション」の存在です。スモークガラスになっており、ボタン一つで上下させることで、運転席との間を遮って完全なプライベート空間を創出できます。静粛性がさらに高まり、重要な電話やオンライン会議、あるいは同乗者とのプライベートな会話も気兼ねなく行えます。
まさに「走る応接室」や「動く書斎」と呼ぶにふさわしい空間ですね。ビジネスの効率も格段に上がりそうです。
後席に備わる2つの独立シートは、飛行機のファーストクラスを彷彿とさせる豪華さです。電動リクライニングはもちろん、体を心地よく刺激するマッサージ機能や、足を伸ばしてくつろげる電動オットマンも完備。アームレストやオットマンにもヒーターが内蔵されており、寒い日でも体の芯から温まります。これら全ての機能を、手元にある専用のタッチパネルでスマートに操作できるのも魅力です。
中古市場にある?

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はい、レクサスLMは中古車市場でも見つけることが可能です。しかし、購入を検討する際にはいくつか注意すべき点があります。
最も大きな特徴は、中古車でありながら新車価格と変わらない、あるいはそれを上回る「プレミア価格」で取引されているケースが非常に多いことです。これは、前述の通り新車の供給が需要に全く追いついておらず、「少しでも早く手に入れたい」と考える富裕層が多いために発生する現象です。
大手中古車情報サイトを調べると、走行距離が数百kmから数千kmといった、いわゆる「未使用車」や「新古車」に近い状態の個体が、1,500万円台から2,000万円を超える価格で販売されています。
注意:中古車でも割安感は低い
通常、中古車は新車よりも安く買えるのがメリットですが、レクサスLMに関してはその常識が当てはまりません。新車とほぼ同等の予算を用意する必要がある点を理解しておきましょう。ただし、新車の長い納車待ちを避けられるという点では、中古車を選択するメリットは大きいと言えます。
レクサスLMの年収はいくらくらい必要?
車両価格2,000万円というレクサスLMを無理なく購入し、快適に維持するためには、一般的に年収2,000万円以上がひとつの目安とされています。
これは、単に車両本体のローン返済だけを考えた数字ではありません。LMを所有すると、以下のような高額な維持費が継続的に発生します。
レクサスLMの年間維持費(概算)
- 自動車税:排気量に応じた税金(LM500hは2.4Lターボなので43,500円)
- 自動車重量税:車重に応じた税金
- 任意保険料:車両保険を含めると年間数十万円になる可能性
- メンテナンス費用:レクサス正規ディーラーでの点検・消耗品交換費用
- 燃料費:ハイブリッドですが車重があるため相応の燃料費がかかります
これらを合計すると、年間で60万円から100万円程度の維持費が見込まれます。このため、車両の購入費用だけでなく、高額なランニングコストを余裕をもって支払えるだけの経済力が求められるのです。
やはり、誰もが気軽に所有できる車ではないということですね。選ばれた人のための特別な一台と言えそうです。
ちなみにレクサスで一番高級な車はなに?
「レクサスで一番高級な車」という問いに対する答えは、実は一つではありません。何を基準にするかで変わってきますが、LMと並んで最高級モデルとして君臨するのが、フラッグシップセダンの「LS」です。
LSは、レクサスブランドの原点ともいえる伝統的な高級セダンです。価格帯はグレードによりますが約1,100万円から1,800万円台となっており、LMとはまた異なる価値を提供します。
LMとLSの違い
- レクサス LM:後席乗員の快適性を極限まで追求した「ショーファードリブンミニバン」。移動空間そのものを楽しむための車。
- レクサス LS:ドライバーが運転を楽しむ喜びと、乗員をもてなす快適性を高次元で両立させた「フラッグシップセダン」。走りの質と伝統的な格式を重視する車。
このように、LMとLSはそれぞれ異なるコンセプトを持つ、ブランドの頂点を象徴するモデルです。どちらが「一番」かは、ユーザーが車に何を求めるかによって決まると言えるでしょう。
レクサスのワンボックスの総括
- レクサス ワン ボックスという車名は公式には存在しない
- その正体はレクサスの最上級ミニバン「LM」である
- LMは2023年10月に日本で正式に発表された
- 日本国内のレクサス正規ディーラーで購入できる
- ただし人気が高く抽選販売になるなど入手は困難
- 外観はスピンドルボディが特徴の威厳あるデザイン
- 内装は究極のくつろぎを提供する豪華なプライベート空間
- 新車価格は4人乗り仕様で2,000万円と非常に高価
- 後席の快適性を極めた4人乗り仕様がLMの真骨頂
- 前席と後席を隔てる昇降式パーティションを装備
- 48インチの大型ディスプレイや冷蔵庫も完備する
- 中古車市場では新車価格を上回ることも珍しくない
- 無理なく購入・維持するには年収2,000万円以上が目安
- セダンでは「LS」がブランドの最高級モデルとして並び立つ
- LMは移動時間を最高に贅沢な体験に変える特別な車である
月々定額のカーリース【SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)】
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