軽自動車とは思えないSUVテイストの外観で注目を集めている「デリカミニ」。見た目のインパクトや三菱ならではの4WD性能に惹かれて購入を検討している方も多い一方で、「デリカミニ 口コミ 評判 燃費 悪い」などネガティブな検索ワードも増えています。実際、「デリカミニ 口コミ 評判」を調べると、デザインや装備に満足している声がある一方で、「デリカミニ ひどい」「デリカミニ やめ とけ」といった辛辣な意見が目立つのも事実です。
また、「デリカミニ 見かけ ない」と感じている方もおり、市場での流通状況や認知度にも疑問が残ります。さらに、走行性能や加速感に不満を持つ人からは「デリカミニ なにやってんの」との失望の声も。加えて、バックミラーのモニター不具合やエンジンアシスト機能の誤作動など、「デリカミニ 欠陥」とされる報告も確認されています。
「デリカミニ 内装」に関しては、実用性は高いものの質感や高級感に欠けるという評価があり、特に上位グレードでは「デリカミニ 値段」に対する不満も挙がっています。燃費に関しても、「デリカミニ ハイブリッド 燃費」や「デリカミニ 燃費 4WD」の実測値がカタログと乖離しており、維持費への不安を抱く声も。さらに、「デリカミニ 燃料 タンク 容量」や「デリカミニ ハイブリッド 価格」についても、事前に知っておきたい情報が多数存在します。
この記事では、実際のユーザーの声や客観的なデータをもとに、デリカミニの長所と短所を整理しながら、「後悔しないための選び方」をわかりやすく解説していきます。購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
デリカミニの実際の燃費データや傾向
購入者の満足点・不満点の具体例
評価が分かれる理由や注意すべき点
他の軽自動車とのコスパや性能比較
デリカミニの口コミ・評判・燃費悪い理由とは
・燃費が悪いは本当?実燃費データ
・ひどいと言われる不満点とは
・やめとけと検索される理由
・見かけないのはなぜか
口コミ・評判の全体評価
デリカミニの口コミや評判を総合的に見ると、多くのユーザーからデザイン性や安全装備の充実度に対して高い評価が寄せられています。特に、SUVテイストを取り入れた外観デザインは「軽自動車の中でも個性的」「愛嬌があって好感が持てる」といった声が目立ちます。
このような評価の背景には、三菱が展開するデリカD:5の世界観を軽自動車という小型サイズに落とし込んだという点があります。外観だけでなく、機能面においてもアウトドア志向の設計が随所に見られ、日常使いだけでなくレジャー用途にも対応できる点が支持されています。例えば、シートスライドの幅が広く、収納スペースが豊富なため、ファミリー層からも「使いやすい」という声が上がっています。
一方で、全体評価をやや下げている要素もあります。その中で多く挙げられているのが価格と走行性能に関する意見です。軽自動車としては装備が充実している分、価格帯が高めであることに「割高感がある」と感じる人も少なくありません。また、車体重量や重心の高さから、加速やカーブでの安定性に不満を持つユーザーも見受けられます。
このように、デリカミニは「外観・装備・安全性」に関しては高い評価を得ていますが、「価格や走行性能」で意見が分かれる傾向にあります。個性的なデザインやアウトドア機能を重視する人にとっては、満足度の高い車であるといえるでしょう。
評価項目 | 内容・傾向 |
---|---|
外観デザイン | SUV風で個性的、他の軽自動車と差別化できると好評 |
室内の使い勝手 | シートスライド幅が広く、収納も多くファミリー向け |
安全性能 | 装備が充実、特にニーエアバッグなどが高評価 |
価格に対する評価 | 軽としてはやや高価でコスパに疑問を持つ声も |
走行性能 | 重量や重心の影響で加速や燃費にマイナス評価あり |
燃費が悪いは本当?実燃費データ
デリカミニにおける「燃費が悪い」という評価は、実際のユーザーからの声やデータに基づくと、ある程度事実に基づいているといえます。カタログ上では、2WDモデルで最大20.9km/L、4WDモデルで最大19.0km/Lとされていますが、実際に走行して得られた平均的な燃費はこれよりも下回る傾向が顕著です。
特に、街中での短距離移動やストップ&ゴーが多い運転環境では、2WDで約15.1km/L、4WDでは約14.0km/L程度の報告が目立ちます。これは、デリカミニがSUVテイストの重いボディや大きめのタイヤを採用していること、さらに4WDやターボモデルでは駆動系の構造によって燃料消費が増えることが関係しています。
一方で、これは「軽自動車として極端に燃費が悪い」というわけではありません。同クラスのライバル車と比較しても、4WDモデルであれば同程度の燃費になるケースも多く、むしろ走破性や装備の豊富さを考慮すれば納得できる範囲と評価するユーザーもいます。
燃費を重視するのであれば、2WDの自然吸気(NA)モデルを選ぶのが理想的です。また、運転スタイルや交通環境を見直すことで燃費向上につながることもあります。つまり、「燃費が悪い」とされる背景には、モデル選択や使用環境も大きく影響しているのです。
駆動方式・仕様 | カタログ燃費 (km/L) | 実燃費の目安 (km/L) |
---|---|---|
NA・2WD | 20.9 | 約15.1 |
NA・4WD | 19.0 | 約14.0 |
ターボ・2WD | 19.2 | 約14.5 |
ターボ・4WD | 17.5 | 約13.5 |
ひどいと言われる不満点とは

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デリカミニが一部のユーザーから「ひどい」と評価される理由には、複数の要素が関係しています。単に好みに合わないというレベルを超えて、明確な不満点が存在しているためです。
まず目立つのは加速性能の問題です。特にノンターボモデルでは、信号待ちからの発進や高速道路への合流時に「パワー不足」を感じるという声が多く寄せられています。車重がやや重い設計であることに加えて、エンジン出力に余裕がないため、スムーズな加速を求める人には不向きと感じられる場合があります。
また、実燃費がカタログ値よりも明らかに低い点についても、不満が強い部分です。特に4WDやターボモデルを選んだ場合、燃費性能の低下が顕著で「軽自動車なのにガソリン代がかさむ」と感じるユーザーもいます。これに加えて、価格が高めに設定されているため、購入後に「コスパが悪い」と後悔するケースも報告されています。
さらに、部品供給や修理対応の遅れといったアフターサービス面でも批判的な意見があります。例として、バックミラーのモニター不具合で修理に8か月かかったというケースもあり、こうした対応の遅さが「ひどい」と感じさせる大きな要因になっているといえるでしょう。
これらの点を踏まえると、デリカミニは見た目や装備で魅力を感じたとしても、実際の使用感や維持コスト、対応体制まで視野に入れて選ぶことが大切です。
不満点カテゴリ | 内容・影響 |
---|---|
加速性能の不足 | 特にノンターボで発進・合流が遅く感じられる |
実燃費の悪さ | カタログ値との乖離が大きく、特に4WDで顕著 |
価格とコスパ | 装備は充実しているが、価格に対して満足度が割れやすい |
修理・部品供給問題 | モニター不具合や修理待ち長期化などの事例あり |
やめとけと検索される理由
「デリカミニ やめとけ」と検索される背景には、購入を検討する段階で不安を抱えるユーザーの存在がうかがえます。このような検索ワードが出てくる理由は、実際に購入した人の不満点や、事前に知っておきたいネガティブな要素が複数存在しているためです。
まず大きな要因として、車両価格の高さがあります。デリカミニは軽自動車ながら装備が豊富で、見た目もSUV風に仕上げられているため、上位グレードでは200万円を超えることも珍しくありません。しかし、軽自動車に対してコストパフォーマンスを重視する層からは、「高すぎる」と感じられることが多く、それが購入をためらわせる一因になっています。
また、走行性能に対する評価も分かれています。特に自然吸気エンジンのモデルは、加速の鈍さが指摘されており、信号待ちからの発進や高速合流の場面でストレスを感じるユーザーもいます。一方で、ターボモデルにすると加速は改善されますが、その分燃費や価格がさらにネックになります。
さらに、ユーザーの間では一部で不具合報告も見られています。たとえば、エンジンアシスト機能の動作不良やバックミラーのモニターに関するトラブル、さらには部品供給の遅れによって修理対応が長引くケースもありました。こういった情報がネット上で共有され、「やめとけ」という表現で警鐘を鳴らす投稿が増えているのです。
このような不安要素が複数重なっているため、「デリカミニ やめとけ」と検索されるようになったと考えられます。ただし、すべての人にとってネガティブな車というわけではなく、アウトドア用途や個性的な外観を重視するユーザーには高く評価されています。
理由カテゴリ | 内容 |
---|---|
価格の高さ | 軽自動車にしては高額で、装備が充実していても割高感がある |
走行性能の不満 | 加速が遅く、高速走行時のパワー不足を感じるユーザーが多い |
実燃費の落差 | カタログ燃費と実燃費に差があり、ターボや4WDで特に顕著 |
修理・不具合リスク | 部品の納期遅れや、エンジン・モニター系の不具合報告がある |
見かけないのはなぜか
街中でデリカミニをあまり見かけないと感じる人がいるのは、ごく自然なことです。販売台数が少ないわけではないものの、他の人気軽自動車と比べると流通量や認知度が限定的であるため、日常的に目にする機会が少なくなる傾向があります。
デリカミニは2023年に登場した比較的新しいモデルで、発売当初から注目を集めたものの、市場に出回っている台数自体はまだ多くありません。例えば、2024年時点の軽自動車販売ランキングでは上位には入っているものの、N-BOXやスペーシアなどの超人気車種には及びません。そのため、街中で頻繁に見かけるほど普及しているとは言えない状況です。
また、三菱というブランドの軽自動車シェア自体が他メーカーに比べてやや低めであることも影響しています。ホンダやスズキ、ダイハツといった軽自動車に強いメーカーと比較すると、販売網やユーザー層が限られているため、地域によっては特に「見かけない」と感じやすくなります。
さらに、デリカミニはベース車がeKクロススペースであり、外観デザインを大きく変更しているため、興味のない人にはそもそも「軽自動車の一種」として認識されにくい側面もあります。実際には見ているにもかかわらず、他の軽とは違う見た目により、気づかれていない可能性もあります。
このような理由から、デリカミニを街で見かける機会が少ないと感じる人が多くなっていると考えられます。ただし、販売台数は増加傾向にあるため、今後は自然と目にする機会も増えることが予想されます。
要因カテゴリ | 内容 |
---|---|
登場時期が新しい | 2023年発売のため、街中での普及にはまだ時間がかかっている |
他社の人気車種に埋もれる | N-BOXやスペーシアと比べると販売台数が少なめ |
ブランドのシェアが狭い | 三菱の軽自動車市場での存在感が小さく、流通量が限定的 |
認識されにくい外観 | SUV風の特徴的なデザインが、一般的な軽自動車として認識されにくい |
デリカミニの口コミ・評判・燃費悪いと感じた人へ
・欠陥として報告されている事例
・内装の質感と評価
・値段は高すぎる?価格帯の実態
・ハイブリッドの燃費と選び方の注意点
・燃費4WDモデルの評価と比較
・燃料タンクの容量と航続距離目安
・ハイブリッドの価格と装備バランス
・デリカミニの口コミ・評判・燃費が悪いの総括
なにやってんの?と感じる原因
「デリカミニ なにやってんの?」といった疑問の声が聞かれる背景には、三菱のブランドや期待値とのギャップに加えて、ユーザー体験の中で生じた複数の疑問点が影響しています。この言葉は主に、購入後に感じた使い勝手や品質に対する違和感、期待外れなポイントに向けられています。
まず挙げられるのは、「アウトドア向けの軽自動車」という触れ込みに対し、実際のパフォーマンスに物足りなさを感じる人が多いことです。例えば、見た目はSUV風でありながらも、走行時の加速やパワー不足が目立ち、「こんなに非力だとは思わなかった」という声があります。ターボモデルであっても、車重や駆動系の影響で発進時のもたつきが見られ、運転のストレス要因になっているケースも少なくありません。
次に、不具合報告や整備対応の遅れも「なにやってんの?」と感じさせる原因です。バックミラー内蔵モニターの不具合、エンジンアシスト機能の誤作動、LEDウインカーの不点灯などが報告されており、「新車なのにトラブルが多すぎる」との不満もあります。しかも、修理のための部品がすぐに手に入らないケースもあり、ユーザーは長期間の対応待ちを強いられることもあります。
さらに、価格と中身のバランスに疑問を持つ人もいます。軽自動車にしては高価格帯でありながら、内装の質感や走行性能などの面で「価格相応の価値を感じにくい」という評価があるのです。このような細かいズレが積み重なることで、「なにやってんの?」という感情につながっていきます。
要因カテゴリ | 内容 |
---|---|
パフォーマンス不足 | 見た目と実際の走行性能に差があり、加速やパワー不足に不満が出る |
品質・不具合問題 | 電装系やアシスト機能に不具合が発生し、信頼感が損なわれる |
サポート体制の遅れ | 修理部品の納期が長く、ユーザーの不安や不信感が増す |
価格と内容の不一致 | 装備の豊富さは評価されるが、価格に対しての満足感に差がある |
欠陥として報告されている事例
デリカミニに関して報告されている「欠陥」とされる事例には、主に電子装備や部品関連のトラブルが集中しています。これらの事例は大規模なリコールにつながっているわけではないものの、ユーザーにとっては不安の種となるものであり、事前に知っておくことが重要です。
代表的なのは、バックミラーに内蔵されたモニターの不具合です。この装備は便利な反面、モニターが映らない、映像が乱れるといった報告が相次いでおり、修理には専用部品が必要となるため、納期が数か月に及ぶケースもありました。また、この不具合は一部のユーザーの間で「安全性に関わる」として問題視されるようになっています。
次に、エンジンアシスト機能のトラブルも挙げられます。デリカミニはマイルドハイブリッドを採用していますが、システムがうまく作動せず、発進時のアシストが効かないというケースも報告されています。これはエンジンとの連携制御の問題であり、ディーラーでも原因が特定しづらいとされています。
さらに、LEDウインカーの不具合も話題になりました。点灯しない、または不規則に点滅するという症状が出た例があり、交換対応となる場合もあります。加えて、塗装の品質にムラがあると指摘された車体も確認されており、見た目にこだわるユーザーにはマイナスポイントとなりかねません。
これらの欠陥事例が広まることによって、品質への不信感が高まり、「買って後悔した」と感じるユーザーが出ているのです。
欠陥・不具合項目 | 内容と影響 |
---|---|
バックミラーモニター | 映らない・映像乱れがあり、修理に長期間を要する |
エンジンアシスト機能 | マイルドハイブリッドの補助が作動せず、発進時の違和感につながる |
LEDウインカー | 点灯不良や不規則点滅により、安全性に不安を感じるケースがある |
塗装トラブル | 色ムラや剥がれに近い症状が見られ、見た目の完成度に疑問を持たれる |
内装の質感と評価
デリカミニの内装に関しては、「実用性は高いが高級感には欠ける」という意見がよく見られます。これは軽自動車というカテゴリーでありながらも、200万円を超える価格帯であることが背景にあり、ユーザーが価格に見合った内装品質を期待する傾向があるからです。
まず評価されている点として、シートアレンジの自由度や収納スペースの多さが挙げられます。後席スライド量が大きく、荷物を積むときや乗員の足元スペースを調整しやすいため、家族利用においては非常に便利です。ドリンクホルダーやボトルホルダーの配置も考慮されており、使い勝手の面ではしっかりと設計されています。
しかし一方で、内装素材の質感に対する不満も根強く存在します。プラスチック素材が多用されていることから、「安っぽく感じる」「価格のわりにチープ」といった感想が一定数あります。これは特に上位グレードの購入者から多く聞かれ、他社の高級志向な軽と比較されたときに差を感じやすいようです。
また、デリカミニのベースがeKクロススペースであるため、「内装デザインがほぼ同じで新鮮味がない」と感じる人もいます。外観デザインが個性的である分、内装とのギャップが大きくなってしまうのも一因です。
実用性と収納面では高く評価されているものの、内装に「上質さ」や「こだわり」を求めるユーザーにとっては、物足りなさが残る印象です。
評価項目 | 内容 |
---|---|
実用性・収納 | 広い後席スライド、豊富な収納で家族利用や荷物の積載に便利 |
内装素材 | プラスチック多用で高級感に欠け、価格とのバランスに疑問を持つ声あり |
デザインの新鮮味 | eKクロススペースと類似した設計で、独自性を感じにくいとの意見も |
総合評価 | 実用性は高いが、上位グレードの価格に対して質感面での満足度にバラつき |
値段は高すぎる?価格帯の実態

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デリカミニの価格に関して、「軽自動車にしては高すぎる」と感じる人は少なくありません。実際、新車価格はグレードによって異なりますが、エントリーモデルでも180万円を超え、上位グレードでは200万円を優に超える設定となっています。これは軽自動車全体の中でも高価格帯に位置しており、購入をためらう声が出るのも自然です。
この価格が設定されている背景には、デリカミニが“見た目”や“装備”にしっかりとコストをかけていることが挙げられます。SUVライクな外観はもちろん、全車標準でマイルドハイブリッド、衝突被害軽減ブレーキ、グリップコントロール、ヒルディセントコントロールなど、多くの安全・走行支援機能が搭載されています。また、スライドドアやシートアレンジの幅など、日常使いの利便性も重視された設計になっているため、単なる「軽だから安くあるべき」という概念では語れないモデルです。
ただし、比較対象となる他のスーパーハイト系軽(N-BOX、スペーシア、タントなど)と比べると、同等の装備内容であってもデリカミニのほうが高額になる傾向があります。その差が「価格相応の価値かどうか」という評価に直結しています。特にコストパフォーマンス重視のユーザーにとっては、「少し高い」と映るかもしれません。
このように、価格の高さは確かに事実ですが、それに見合った装備や設計が盛り込まれていることも事実です。購入前には、使い方や必要な機能を明確にして、本当に必要なグレードやオプションを見極めることが重要です。
グレード名 | 2WD(税込) | 4WD(税込) |
---|---|---|
G プレミアム リミテッド | 約1,996,500円 | 約2,160,400円 |
T プレミアム リミテッド | 約2,085,600円 | 約2,249,500円 |
実際の乗り出し価格の目安 | 約220万円~250万円 | 約230万円~260万円 |
ハイブリッドの燃費と選び方の注意点
デリカミニは全車マイルドハイブリッド仕様であり、燃費性能と環境性能のバランスを意識して設計されています。ただし、「ハイブリッド」と聞いて高燃費を期待すると、少しイメージと現実にズレが生じる可能性があります。これは、デリカミニに搭載されているのが“フルハイブリッド”ではなく“マイルドハイブリッド”であることに関係しています。
マイルドハイブリッドとは、発進や加速時にエンジンのアシストを行う小型のモーターシステムのことです。このシステムにより、一定の燃費向上が期待できますが、フルハイブリッドのようにEV走行できるわけではなく、燃費改善の幅は限定的です。
実際のカタログ燃費は、2WDモデルで最大20.9km/L、4WDモデルで最大19.0km/Lとされていますが、ユーザーの実測によると、2WDで約15.1km/L前後、4WDで約14.0km/L程度というデータが多く見られます。ターボモデルでは加速性能は向上するものの、その分燃費はさらに低下する傾向があります。
このような特性から、燃費を最優先に考える場合には、自然吸気(NA)の2WDモデルを選ぶことが推奨されます。また、運転環境が街中メインであれば、燃費はさらに下がる可能性があるため、車の使い方も十分に考慮すべきです。
モデル構成 | カタログ燃費 (km/L) | 実燃費の目安 (km/L) | 特徴 |
---|---|---|---|
NA・2WD | 20.9 | 約15.1 | 燃費重視の選択肢 |
NA・4WD | 19.0 | 約14.0 | 雪道や悪路対応に有利 |
ターボ・2WD | 19.2 | 約14.5 | 加速性能と燃費のバランス型 |
ターボ・4WD | 17.5 | 約13.5 | 走破性重視だが燃費は劣る |
燃費4WDモデルの評価と比較
4WDモデルのデリカミニは、雪道やアウトドア走行を想定した装備が充実していることから、高い走破性が求められるユーザーにとっては非常に魅力的な選択肢です。しかし、その分燃費性能に関しては明確に数値が落ちる傾向があり、購入前に十分な理解が必要です。
まずカタログ上の燃費は、自然吸気の4WDで19.0km/L、ターボの4WDでは17.5km/Lとされていますが、実際のユーザーデータではそれぞれおおよそ14.0km/L前後、あるいはそれ以下になることもあります。特に、街中での短距離走行が多い場合や、エアコン・暖房を多用する冬季では、さらに燃費が悪化する傾向にあります。
それでも4WDを選ぶメリットは明確です。急な登坂や雪道での発進、ぬかるみでの脱出など、天候や路面状況を問わず安定した走行が可能であることは、特に地域性やライフスタイルによっては大きな安心材料になります。また、グリップコントロールやヒルディセントコントロールといった機能も標準装備されており、アウトドアやレジャーシーンでの使い勝手は抜群です。
このため、燃費と価格のデメリットを許容できるのであれば、4WDモデルは非常に価値のある選択肢となります。逆に、走行のほとんどが舗装道路や街乗りであるならば、2WDモデルのほうが燃費・価格ともにバランスが良いといえます。
項目 | 4WDモデル | 2WDモデル |
---|---|---|
カタログ燃費 | 17.5~19.0km/L | 19.2~20.9km/L |
実燃費の目安 | 約13.3~14.0km/L | 約14.5~15.1km/L |
走行安定性 | 雪道・悪路に強く安心 | 一般道向きで軽快 |
装備内容 | 悪路走行機能が豊富 | 装備は同等だが機能少なめ |
購入価格 | 高め(200万円以上多い) | やや安価(180万円台も) |
燃料タンクの容量と航続距離目安
デリカミニの燃料タンク容量は27リットルで、軽自動車の中では平均的なサイズです。この容量は日常使いにおいて特に不足を感じるものではありませんが、ロングドライブやアウトドアでの長距離移動が多いユーザーにとっては、航続距離が気になるポイントとなります。
まず、この燃料タンク容量から算出されるおおよその航続距離を見ていきましょう。実際の燃費は使用条件に左右されますが、実燃費の平均は2WDモデルで約15km/L、4WDモデルでは約14km/L前後とされています。この数値をもとに計算すると、満タン時の航続距離は以下のようになります。
・2WD(15km/L × 27L)=約405km
・4WD(14km/L × 27L)=約378km
この距離は、都市部での通勤や買い物に使う分には十分ですが、旅行やキャンプなどで高速道路や山道を多用するようなシーンでは、ややこまめな給油が必要になる可能性もあります。また、渋滞やエアコンの使用、急加速などが頻発すると燃費が悪化し、航続距離はさらに短くなります。
このような特性を理解したうえで、日々の走行距離や給油頻度の目安を把握しておくと、より快適にデリカミニを運用できるでしょう。航続距離を少しでも伸ばしたい場合は、急発進を避ける、定速運転を心がけるといったエコドライブの実践が効果的です。
項目 | 数値・目安 |
---|---|
燃料タンク容量 | 27リットル |
実燃費(2WD) | 約15km/L |
実燃費(4WD) | 約14km/L |
航続距離(2WD) | 約405km(理論値) |
航続距離(4WD) | 約378km(理論値) |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
ハイブリッドの価格と装備バランス
デリカミニは全車マイルドハイブリッド仕様で、グレードに関わらず環境性能と燃費性能の両立を目指しています。このような仕様から「価格が高めでは?」と感じる人もいますが、装備内容とのバランスを考えると、その設定には一定の納得感も見られます。
まず価格についてですが、2025年モデル時点での新車価格帯は約183万円から227万円に設定されています。エントリーモデルである「G」グレードでも180万円を超えており、最上位の「Tプレミアム」では220万円台後半になるケースもあります。オプションを追加した場合、乗り出し価格は250万円前後になることもあるため、軽自動車の中ではかなり上級な位置づけといえます。
しかし、装備面を見ると充実度は非常に高く、安全性や快適性を重視するユーザーにはメリットの多い仕様です。全グレードに衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、ヒルディセントコントロールなどが標準搭載されており、ターボモデルでは加速性能も含めて走行性が向上します。また、先進的なインフォテインメント機能やシートヒーター、360度カメラなど、一般的にはオプション扱いされる装備が標準または選択可能である点も評価されています。
一方で、価格に対する満足感はユーザーの重視ポイントによって分かれることもあります。走行性能や燃費を重視する人にはコストがやや見合わないと感じられるかもしれませんが、装備や安全性に価値を置く人にとっては納得できる価格設定といえるでしょう。
グレード | 価格(2WD・税込) | 価格(4WD・税込) | 主な装備特徴 |
---|---|---|---|
G | 約1,830,000円台 | 約2,040,000円台 | 必要最小限の装備で価格を抑えたエントリーモデル |
G Premium | 約2,010,000円台 | 約2,180,000円台 | 快適装備・安全装備を充実させた中間グレード |
T | 約1,910,000円台 | 約2,120,000円台 | ターボ搭載、走行性能を強化 |
T Premium | 約2,100,000円台 | 約2,270,000円台 | 全装備フル装備の最上級モデル |
このように、価格だけを見ると高く感じられるかもしれませんが、装備内容とのバランスを総合的に評価することで、自分に合ったモデルを見極めることが可能になります。装備重視かコスパ重視かによって、選択の基準も変わってくるでしょう。
デリカミニの口コミ・評判・燃費が悪いの総括
SUV風デザインに惹かれて購入するユーザーが多い
外観と装備は高評価されている
室内の使い勝手が家族向けで実用的
燃費の実測値はカタログ値を下回る傾向
特に4WDやターボモデルで燃費低下が目立つ
ノンターボは加速が弱く走行性能に課題がある
上位グレードは軽自動車としては高額帯に属する
モニターやウインカーなど電装系トラブルが報告されている
修理部品の納期遅れが長期化する事例がある
eKクロススペースと内装が似ていて新鮮味に欠ける
実燃費や価格のわりに質感が物足りないという声もある
「やめとけ」や「ひどい」といった否定的な検索が目立つ
街中で見かける機会が少なく、存在感が薄いと感じられている
雪道やアウトドアには強いが日常使いには割高な印象
燃料タンク容量は27Lと平均的で航続距離は400km前後
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