セリカリフトバックの歴代とその人気モデル！初代から7代目まで網羅

セリカリフトバック歴代は、トヨタの象徴的なスペシャリティカーとして、多くのファンを魅了してきたモデルです。

初代セリカやセリカダルマの愛称で知られるモデルから、スポーティさが際立つ6代目セリカまで、それぞれの時代に応じたデザインと性能を誇ります。

また、セリカ 3代目やセリカリフトバック 2代目は、その時代のトレンドを反映したアイコン的存在でした。

さらに、セリカ歴代人気モデルにはWRCでの活躍が光るGT-FOURも含まれています。本記事では、セリカリフトバック歴代の進化を振り返り、セリカリフトバック専門店での購入ポイントや、トヨタ・セリカの最高速度は？セリカはなぜダルマと呼ばれるのか？といった疑問にも答えます。あなたの理想のセリカを見つけるヒントをお届けします。

この記事のポイント

各世代のデザインや性能の進化
GT-FOURなどラリーでの活躍と実績
初代から7代目までの特徴と違い
専門店で探す際のポイント

セリカリフバックの歴代モデルの魅力
セリカのリフトバック歴代モデルの選ぶポイントとは？

セリカリフバックの歴代モデルの魅力

・セリカリフトバックの歴代モデル
・セリカ歴代人気順位
・セリカ 3代目の進化と変遷
・セリカリトバック2代目の特長
・6代目セリカの魅力

セリカリフトバックの歴代モデル

セリカリフトバックは、トヨタが1973年に発売した3ドアの2＋2クーペである。このモデルは、1971年の東京モーターショーに参考出品された「SV-1」を市販化したもので、アウトドアライフ志向の高まりに合わせて、多用途に使えるスポーティ車として開発された。

リフトバックは、当初はノッチバックタイプのクーペのみであったセリカのラインナップに追加され、フォードマスタングの面影を感じるデザインが特徴であった。この追加により、セリカはたちまち大ヒット車種となった。

以下に、セリカリフトバックの歴代モデルを紹介する。

初代セリカリフトバック (A20/30型, 1973年-1977年)

1973年4月に登場し、ファストバックシルエットの3ドアクーペとして発売された。
トップグレードの2000GTは、直列4気筒DOHC2リッターの18R-G型エンジンを搭載し、日産のフェアレディZやスカイライン2000GTに対抗するモデルであった。

2代目セリカリフトバック (A40/50型, 1977年-1981年)

1977年に登場し、国産車初の3次曲面ガラスを採用した。
マイナーチェンジでヘッドライトが丸型から角型4灯に変更された。
DOHCエンジンを設定していない日産スカイラインに対し、「名ばかりのGT」と挑発する広告を展開した。

3代目セリカリフトバック (A60型, 1981年-1985年)

1981年に登場し、前期型は国産車唯一のポップアップ式ヘッドライトを採用した。
1983年のマイナーチェンジでリトラクタブル式ヘッドライトに変更された。
日本初のツインカムターボを搭載した1800GT-Tをラインナップに追加した。

4代目セリカリフトバック (T160型, 1985年-1989年)

駆動方式をFRからFFへ変更し、プラットフォームはFFコロナ/カリーナと共通化された。
1986年にはフルタイム4WDのセリカGT-FOURが誕生し、WRCへの本格参戦を果たした。

5代目セリカリフトバック (T180型, 1989年-1993年)

曲面と曲線を多用した近未来的なスタイリングが特徴で、ボディ剛性が向上した。
エンジンはすべて2.0Lに統一され、4輪操舵システム（デュアルモード4WS）をトヨタ初採用した。
GT-FOUR（ST185型）はWRCで活躍し、日本車初のマニュファクチャラーズとドライバーズタイトルの二冠を達成した。

6代目セリカリフトバック (T200型, 1993年-1999年)

個性的な4灯ヘッドライトを採用し、全幅が1750mmとなり、全車3ナンバー化された。
上級グレードにはスーパーストラットサスペンションを採用し、シャープなハンドリングを実現した。
最後のGT-FOURモデルとなるST205型が登場し、WRCでの活躍を続けた。

7代目セリカリフトバック (T230型, 1999年-2006年)

縦長のヘッドランプが特徴的で、全車FFで1.8L直4エンジンを搭載した。
先代の同グレードから60～90kgの大幅な軽量化に成功し、高速安定性が向上した。
2006年に生産終了し、7代36年の歴史に幕を下ろした。

セリカリフトバックは、その時代ごとに進化を遂げ、多くのファンに愛され続けたモデルである。特にGT-FOURはWRCでの活躍を通じて、トヨタのスポーツイメージを高める役割を果たした。

セリカ歴代人気順位

トヨタ・セリカは1970年から2006年まで製造された日本のスペシャリティカーで、各モデルには独自の魅力があります。以下は、歴代セリカの人気順位に関する情報です。

セリカ 3代目の進化と変遷

トヨタ・セリカの3代目モデルは、1981年から1985年まで生産されました。このモデルは、セリカシリーズの中でも特に重要な位置を占めており、デザインや性能において多くの革新が見られました。

デザインとスタイル

3代目セリカは、シャープなウェッジシェイプのボディデザインが特徴で、前のモデルに比べてより現代的でスポーティな印象を与えました。このデザインは、当時の流行を反映しており、特に若者を中心に人気を博しました。

エンジンと性能

エンジンの選択肢も多様化し、DOHC1600cc（2T-GEU）、1800cc SOHC（1S-U）、1800cc OHV（3T-EU）、2000cc DOHC（18R-GEU）など、合計4種類のエンジンが用意されました。特に1982年には、日本初のDOHCターボエンジンである3T-GTEUが登場し、パフォーマンスの向上が図られました。

モデルのバリエーション

この世代では、リフトバックモデルが特に人気を集め、1982年にはホモロゲーション用の「GT-TS」が200台限定で販売されました。これにより、セリカはスポーツカーとしての地位を確立し、ラリー競技でも活躍することとなります。

サスペンションと走行性能

サスペンションも進化し、前後独立懸架方式が採用され、より安定した走行性能を実現しました。また、ステアリングにはラック＆ピニオン式が導入され、ドライバーにとっての操作性が向上しました。

結論

3代目セリカは、デザイン、エンジン性能、走行性能の全てにおいて大きな進化を遂げ、トヨタのスペシャリティカーとしての地位を確立しました。このモデルは、後のセリカシリーズにも多大な影響を与え、今なお多くのファンに愛されています。

セリカリトバック2代目の特長

トヨタのセリカリフトバック2代目（A40/50型）は、1977年から1981年まで製造されました。このモデルは、初代セリカのデザインを引き継ぎつつ、いくつかの重要な改良が施されています。

デザインとボディ

2代目セリカリフトバックは、低いベルトラインと広いガラス面積が特徴です。特に、幅広いBピラーを持つリフトバックスタイルは、視界の良さとスタイリッシュな外観を両立させています。また、フロントグリルはボディ幅を強調するために横に広くデザインされ、左右のマーカーランプも垂直形状に変更されました。

サイズと性能

このモデルは、全長4330mmから4410mm、全幅1635mmから1640mm、全高1305mmから1315mmと、先代よりも一回り大きくなっています。これにより、室内空間が広がり、快適性が向上しました。

エンジンと性能

セリカリフトバック2代目は、4気筒エンジンを搭載し、特に2リッターエンジンが人気でした。さらに、6気筒エンジンのオプションも用意されており、パフォーマンスを重視するドライバーに対応しています。

安全性

安全面では、初代から引き続き衝撃吸収バンパーが採用されており、2代目ではウレタン製のバンパーが使用されています。これにより、衝突時の安全性が向上しました。

このように、セリカリフトバック2代目は、デザイン、サイズ、性能、安全性の面で多くの改良が施され、当時のスポーツカーとしての地位を確立しました。

1977年8月に発売された2代目セリカリフトバックは、トヨタの北米デザインスタジオCALTYがスタイリングを担当し、流麗なボディラインを持つデザインが特徴です。特に、リアボディの造形においては、ハッチ式のバックドアを採用し、ユーティリティ性能を重視した設計がなされています。これにより、荷室の使いやすさが向上し、アウトドアレジャーを楽しむユーザーに支持されました。

また、エンジンラインナップには、シングルキャブレターの「2T-U型」や「12T-U型」、電子制御燃料噴射方式の「2T-GEU型」などがあり、特に「18R-GU型」エンジンを搭載したモデルは高いパフォーマンスを誇りました。1979年にはマイナーチェンジが行われ、ヘッドライトのデザイン変更や新たなグレードの追加が行われました。これにより、セリカは国際ラリーでも活躍し、スポーツカーとしての地位を確立しました。

6代目セリカの魅力

6代目トヨタセリカ（ST205型）は、1993年から1999年まで生産され、特にそのスポーティなデザインと高性能で知られています。このモデルは、トヨタのラリーカーとしての成功を反映し、特にGT-FOURバージョンは多くのファンに愛されています。

デザインとスタイリング

6代目セリカは、流線型のボディとシャープなラインが特徴で、当時のスポーツカーとして非常に魅力的なデザインです。リトラクタブルヘッドライトや、丸みを帯びたエクステリアデザインが印象的で、視覚的な魅力を高めています。

パフォーマンス

GT-FOURモデルは、3S-GTEエンジンを搭載し、ターボチャージャーによる強力な加速性能を誇ります。特に3000rpmからターボのブーストがかかり始めると、5000rpmから6000rpm付近までの加速は非常に爽快です。さらに、4WDシステムにより、安定した走行性能を実現しています。

歴史的背景

6代目セリカは、WRC（世界ラリー選手権）での成功を背景に開発されました。特にGT-FOURは、トヨタがラリー競技に挑戦するために設計されたモデルであり、その技術は市販車にも反映されています。このモデルは、ラリーカーとしての性能だけでなく、日常のドライビングにも適したバランスの取れた車両です。

オーナーの声

多くのオーナーからは、「お洒落で格好良い」との評価が寄せられています。特に、6代目セリカはそのデザインと性能から、愛車として長年にわたり大切にされていることが多いです。また、セリカの歴代モデルの中でも特に人気が高く、コレクターズアイテムとしての価値も上昇しています。

このように、6代目セリカはそのデザイン、性能、歴史的背景から、多くの自動車ファンにとって魅力的な存在であり続けています。

セリカのリフトバック歴代モデルの選ぶポイントとは？

・セリカのリフトバック歴代モデルの選ぶポイント
・セリカダルマの人気の理由
・セリカのリフトバックを取り扱っている専門店
・トヨタ・セリカの最高速度は？
・セリカはなぜダルマと呼ばれるのか？
・セリカリフトバック歴代の魅力を総括

セリカのリフトバック歴代モデルの選ぶポイント

セリカのリフトバックは、1973年に初代モデルが登場して以来、スポーティなデザインと高性能で多くのファンを魅了してきた。各世代ごとに異なる特徴を持つため、選ぶ際には以下のポイントを考慮すると良い。

初代（A30型：1973年～1977年）
- アメリカンテイストのファストバックデザインが特徴
- エンジンは1.6Lと2.0Lを設定
- 「ダルマセリカ」の愛称で親しまれる
2代目（A40/50型：1977年～1981年）
- 国産車初の3次曲面ガラスを採用し、空力性能を向上
- 直列6気筒エンジン搭載の「セリカXX」が登場
- スポーティさとラグジュアリーさを兼ね備える
3代目（A60型：1981年～1985年）
- 前期型はポップアップ式、後期型はリトラクタブル式ヘッドランプを採用
- WRC参戦のためのホモロゲーションモデル「GT-TS」を200台限定で発売
- スポーツカーとしての性能が向上
4代目（T160型：1985年～1989年）
- 駆動方式をFRからFFに変更し、近未来的なデザインに
- トヨタ初のフルタイム4WDモデル「GT-FOUR」が登場
- エンジンは1.6Lから2.0Lまで多彩なラインナップ
5代目（T180型：1989年～1993年）
- 曲面を多用した「ニューエアロフォルム」と呼ばれるデザイン
- 4輪操舵システム（デュアルモード4WS）を採用
- WRCでの活躍により、スポーツイメージが強化
6代目（T200型：1993年～1999年）
- 固定式丸型4灯ヘッドランプを採用し、個性的なフロントフェイス
- 最終モデルとなる「GT-FOUR」をラインナップ
- スポーツ性とボディ剛性がさらに向上
7代目（T230型：1999年～2006年）
- 縦長のヘッドランプとエッジの効いたデザインが特徴
- 全車FFで1.8Lエンジンを搭載
- 軽量化と高速安定性の向上を実現

選択の際には、各世代のデザイン、エンジン性能、駆動方式、装備などを比較し、自身の好みや使用目的に合ったモデルを選ぶことが重要である。

セリカダルマの人気の理由

トヨタの初代セリカ、通称「ダルマセリカ」は、その独特なデザインと性能から多くのファンを魅了しています。以下にその人気の理由を詳しく説明します。

1. デザインの魅力

ダルマセリカは、丸みを帯びたボディラインが特徴で、これが「ダルマ」という愛称の由来となっています。このデザインは、当時の他の車両とは一線を画し、特に若者にとって新鮮で魅力的でした。

2. スペシャリティカーとしての位置付け

セリカは日本初のスペシャリティカーとされ、1970年代に登場した際には、クーペとハードトップの中間的な存在として位置付けられました。この新しいジャンルは、多くのドライバーに受け入れられ、特に若者の間で人気を博しました。

3. カスタマイズの自由度

セリカは「フルチョイスシステム」を採用しており、エンジンや内装を自分の好みに合わせて選ぶことができました。このカスタマイズ性は、オーナーたちにとって大きな魅力となり、個性を表現する手段となりました。

4. モータースポーツでの活躍

ダルマセリカは、モータースポーツでも活躍し、特にラリー競技での成功がその名声を高めました。これにより、セリカは単なる市販車にとどまらず、スポーツカーとしての地位を確立しました。

5. ノスタルジーとコレクターズアイテム

現在では、ダルマセリカはクラシックカーとしての価値が高まり、多くのコレクターや愛好者に支持されています。特に、初代モデルはその歴史的な価値から高い人気を誇ります。

これらの要素が組み合わさり、セリカダルマは今なお多くの人々に愛され続けています。

セリカのリフトバックを取り扱っている専門店

以下に、セリカリフトバックを取り扱っている専門店をいくつかご紹介します。

クラシカ横浜

横浜市, 日本

横浜にあるクラシックカー専門店で、セリカリフトバックなどの旧車を取り扱っています。

GJ Cars

広島市, 日本

広島に拠点を置く旧車専門店で、セリカリフトバック 2000GTなどの希少車を販売しています。

FlexNet

川口市, 日本

旧車専門店で、セリカリフトバック 1600GTや2000GTの在庫があります。

いすゞスポーツ

東京都, 日本

旧車の販売やメンテナンスを行う専門店で、セリカリフトバックの在庫も取り扱っています。

オートショップハッピー＆ドリーム

富山市, 日本

旧車の販売や整備を手掛ける専門店で、セリカリフトバックの在庫もあります。

これらの店舗では、セリカリフトバックの販売や整備を行っています。詳細については、各店舗のウェブサイトをご確認ください。

トヨタ・セリカの最高速度は？

トヨタ・セリカの最高速度はモデルによって異なりますが、特に注目すべきはセリカXXです。このモデルは、1983年にHKSによってフルチューンされ、国産車として初めて最高速300km/hの壁を突破しました。この時の記録は301.25km/hでした。

他のモデルについても、例えばセリカ2600Gは最高速度177.34km/hを記録しており、セリカGT-FOURは210km/hに達することができるとされています。また、セリカの一般的なモデルでは、最高速度は190km/hから220km/hの範囲に収まることが多いです。

このように、セリカの最高速度はモデルやチューニングの状態によって大きく異なります。

セリカはなぜダルマと呼ばれるのか？

トヨタの初代セリカが「ダルマ」と呼ばれる理由は、主にそのボディデザインに由来しています。特に、リアからサイドにかけての丸みを帯びたフォルムが、ダルマの形状に似ていることからこの愛称が付けられました。また、フロントバンパーのデザインがダルマの髭に見えるという説もあります。

初代セリカは1970年代初頭に登場し、特にA20からA35型が「ダルマセリカ」として知られています。この愛称は、1973年に追加発売されたセリカLB（リフトバック）と区別するために生まれたもので、ダルマセリカはクーペスタイルのモデルを指します。

このように、ダルマという愛称は、セリカのデザイン的特徴とその歴史的背景に深く根ざしているのです。

ダルマセリカの愛称は、ボディデザインだけでなく、初代セリカの販売戦略や市場での位置づけにも関連しています。初代セリカは1970年に登場し、当時の日本市場においては珍しいスポーティなクーペとして位置づけられました。特に、アメリカ市場での成功を目指して、好みのエンジンや内装を選べる「フルチョイスシステム」が導入され、消費者のニーズに応える形で人気を博しました。

また、ダルマセリカはそのデザインが特徴的で、特に初代のクーペモデルは、スポーティな外観と優れた走行性能から、現在でも旧車愛好家の間で高い評価を受けています。特にGTモデルは、雑誌などで特集されることが多く、コレクターアイテムとしての価値も高まっています。